【お弁当は前日に】01:運動会のお弁当作り、前日にどこまで準備しておくべき?

運動会や行楽のお弁当。慣れないお弁当作りを前日から段取りよく進める準備方法や、下ごしらえのコツ、保冷の工夫をお届けします。前日に作れるおかずのレパートリー、唐揚げ、マリネ、おすすめのおにぎりの具材などをお知らせします。

編集スタッフ 寿山

 

運動会のお弁当作り、前日にどこまで準備しておくべき?

そろそろ運動会シーズン。家族分のお弁当をつくるのは大仕事だし、いつもと勝手も違いそうで不安がいっぱい。当日の朝になるべくバタバタしたくないから、前日に準備しておけることがあれば知りたいですよね。

とはいえ、前日に準備してしまって、当日食材が傷まないかどうかも心配なところ。今回の特集は、プロの料理研究家に前日からできる下ごしらえや当日の段取りについて全4話で教わる連載です。

 

お弁当づくりで、前日に準備しておきたいこと

01)おかずの下ごしらえ・下準備

主菜となるおかずの下味をつけておきます。唐揚げなら下味をつけて冷蔵庫へ。もしくは、前夜に揚げておいても大丈夫。その場合は冷蔵庫で保存し、翌朝オーブントースターなどであたためなおし、冷ましてから詰めるようにしましょう。甘酢や甘辛いタレをからめても美味しいです。

前夜に卵を茹でてタレに漬けておけば煮卵になりますし、野菜を塩揉みしておけば翌朝さっと味つけするだけで1品に。おかずはどれも、完成直近まで仕込んでおくのがポイントです。

 

02)副菜にマリネを1品作っておく

前日に、お酢を使ったマリネなどの副菜を作っておくのがおすすめです。お酢の抗菌作用でお弁当が傷みにくくなる上、前日から漬けると味がしっかり染みて、お弁当向きのおかずになります。

保存がきく副菜は、前日に完成させておいて、当日の朝に詰めるだけにしておきましょう。

 

03)おにぎりの具材を準備しておく

シャケを焼く、牛肉を煮る、桜エビを炒っておくなど、具材の準備も、前日にできること。

それからご飯は2〜3合ほどを柔らかめに炊くのがポイント。その方が握りやすく、冷めても固くなりすぎないです。出発する2時間前までには炊きあがるように炊飯器にセットして、当日の朝に握りましょう。

 

04)お弁当が傷みにくい保冷の工夫

カップゼリーのほかに、ブドウやイチゴなど摘みやすいフルーツを凍らせておくと、保冷効果のあるデザートになります。全体の彩りにもなるので、重箱の一角にデザートコーナーを設けるのもおすすめです。当日に使う保冷剤も多めに凍らせておきましょう。

 

前日にこれだけ準備しておけるなら、当日のプレッシャーが軽減されそうです。次回は、運動会のお弁当向けのおかずレシピを教わります。

 

次の記事はこちら
vol.02 前日に準備できる!運動会のお弁当むけ「唐揚げ」レシピ

「お弁当は前日に」の記事はこちら
vol.03 前日に作り置きできる!運動会のお弁当むけ「副菜」レシピ
vol.04 料理家・瀬戸口しおりさん直伝!運動会のお弁当をきれいに詰めるコツ

 

【監修】瀬戸口しおり
【写真】木村文平


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