【お弁当は前日に】04:料理家・瀬戸口しおりさん直伝!運動会のお弁当をきれいに詰めるコツ
運動会のお弁当の詰め方、盛り付けのコツをご紹介。今回は、前日の下ごしらえや作り置きしたおかずや当日作ったものの、重箱への詰め方について。傷みにくいポイントや盛り付けのコツをプロの料理家に伺います。はじめての人でも簡単に取り入れられる、作り方のコツをお届けしています。
編集スタッフ 寿山
運動会のお弁当。詰め方のコツは「冷ます」が基本!
運動会のお弁当作りで、前日の準備や下ごしらえの次に不安なのが、重箱への詰め方や盛り付けについて。せっかく作った料理を、おいしそうに、彩りよく詰めるためには、どんなことに気をつけたらいいのでしょう。
さらに作り置きのおかずを詰めるとき、傷みにくい工夫や配慮があれば知っておきたいところ。引き続きプロに教わるコツをお届けします。
料理家・瀬戸口しおりさんに教わる!
重箱への詰め方
01)前日準備したものは温め直し、冷ましてから詰める
お弁当の基本ですが、おかずもご飯もよく冷ましてから入れないと、傷みの原因になります。前日に作り置きしたおかずは、1度あたため直して冷ましてから詰めるので、その時間を見積もっておきましょう。
02)ご飯は出発の2時間前までには炊きあがるようにセット
おにぎりは当日作った方が傷みにくいので、出発の2時間ほど前には炊きあがるように炊飯器をセットします。
瀬戸口さん:
「私はいつも炊きたてをおにぎりにする場合、白米を茶碗によそって1度まな板の上に返してから握っています。適度に空気が入って冷めやすくなるのと、口に入れたときホロリと米が崩れる絶妙な握り具合に仕上がるんです」
重箱に詰めるなら、三角よりも丸型や俵型の方がすき間なく詰められるので、移動中に寄っておにぎりが潰れる可能性も低くなるといいます。
03)作り置きした副菜は、水気を切って小分けの容器に盛り付け
前日作り置きしたものは、よく水気を切ってから、小分けの容器に入れて詰めましょう。味が違う副菜を数種類並べたいときは、なるべく小分けの容器に入れて詰めた方が、味移りもしません。さらに、時間の経過とともにおかずからしみ出る水分が弁当箱に広がらないので、食材も傷みにくくなります。
詰める順番としては、小分けの容器に入れるものから順に重箱に並べていき、空いたスペースに直接入れるおかずを詰めた方が崩れにくくなります。
瀬戸口さん:
「ちょうどいい容器がない場合は、笹の葉やオーブンシートなどを仕切り代わりに使って詰めるのもおすすめですよ」
04)揚げ物のすき間は、野菜でうめる
主菜となる揚げ物を詰めるときは、小分けの容器は使いません。ぎゅうぎゅうに詰めすぎずに、ややすき間をつくるよう意識しながら配置。そのすき間にブロッコリーやミニトマトなどの野菜を詰めることで、しっかりと固定されて、開けたときグチャグチャになりません。
家族で楽しく食べられる、盛り付けの小さな工夫
瀬戸口さん:
「家族で囲む運動会のお弁当では、中身がひと目でわかるようにおにぎりの上に具材をひとつまみ載せると目印になります。最初のひと口から具の味も楽しめるので、一石二鳥。重箱に詰めたときの彩りにもなります」
それから揚げ物の上に輪切りの柑橘をランダムに載せるのも一案なんだそう。彩りにも香りづけにもなるうえ、一緒に食べれば味のアクセントにもなるといいます。
まだ未経験で不安だらけだった運動会のお弁当作り。プロの経験に基づいた前日の準備や当日の段取りを詳細に教わって、随分と気持ちがラクになりました。一連の流れをイメージできていれば、多少まごついても何とかなりそうな気もします。
それに美味しそうなレシピを早く実践してみたいと、前よりも楽しみな気持ちがわいてきました。
「お弁当は前日に」の記事はこちら
vol.01 運動会のお弁当作り、前日にどこまで準備しておくべき?
vol.02 前日に準備できる!運動会のお弁当むけ「唐揚げ」レシピ
vol.03 前日に作り置きできる!運動会のお弁当むけ「副菜」レシピ
【監修】瀬戸口しおり
【写真】木村文平
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