【スタッフコラム】はじめまして、編集チームに入った小林です!
編集スタッフ 小林
みなさま、はじめまして! あたらしく編集チームに加わった、小林です。
こうやってみなさまにご挨拶できる日を、ほんとうに楽しみにしていました。
現在は商品の紹介ページの作成を主に担当しています。今後は少しずつ、特集などの読み物にも携わっていく予定です。
今日のコラムでは自己紹介も兼ねて、入社の経緯や、「フィットする暮らし」について思うことを、お話しできればと思います。
仕事中心の日々から見つめ直した「暮らし」
▲毎日のように使っていた相棒を、自宅にも迎えました
クラシコムに入社する前まで6年間、飲食店の店長をしていました。
毎日朝から大量の食材を仕込み、暇さえあれば店中をピカピカにし、何百人ものお客様が召し上がるお食事をよそい、ひとりひとりのお会計をし、売り上げ計画をたてて、シフトをつくり、スタッフの採用面接も行う……。
悩み苦しいことも、嬉しくて飛び跳ねるようなことも、楽しくてしょうがないことも、毎日考えることは仕事のことばかりでした。
そんなある年、結婚・引越しなど私生活でバタバタする日が続き、今までしたことのない家庭と仕事の両立ができず、体調をくずして仕事をお休みすることに。
だけど何かをしていないと落ち着かない性分の私は、上手に休むことができず、悪循環な日々。
そうした状況を少しでも改善するために、ずっと放っておいていた自分の「暮らし」に徐々に目を向けていきます。
日常をかさねることの、美しさと難しさ
わたしの趣味は読書です。なかでもとりわけ、学生時代に夢中になって読んでいたのは「おかずのクッキング」や「暮らしの手帖」などの、数々の料理本や生活雑誌。
そこにある、なんてことない日常を重ねていくことの美しさと、難しさ。
昔からそういうものにずっと心惹かれていました。
久しぶりにできた時間で、それらの本をひとつひとつ、自分の「暮らし」を見つめ直しながら読み返してみると、新しい気づきがあったり、ちょっとした励みになったり。
落ち込んだ自分の、手探りの毎日に、なんだか光が差したような気がしました。
「本当に自分がしたいことって……?」
という疑問は、飲食の道に就職してからもずっと、頭を離れたことはありませんでした。
仕事にやりがいも感じているし、良い仲間にも恵まれている。いろんなことを任せてもらえるようになった。そんなふうに仕事を続けていくための理由はたくさん思いついたけれど、
「自分がこうやって『暮らし』の中で支えてもらったように、わたしも誰かの『暮らし』を支えたい」
そうくすぶっていた想いにどんどん火がつき、強い意志へと変わっていったところで、クラシコムに出会います。
立ち止まり、回り道しながらだったけど
「フィットする暮らし、つくろう。」というクラシコムの企業理念に胸を貫かれたのが入社の決め手でした。
誰かのものさしじゃなく、自分のものさしで生きること。
それこそが自分が求めていた、そして誰かに届けたい、「暮らし」そのものだったのだ、と。
その答えがすっと自分の胸に落ちてくるまで、会社を休んで立ち止まり、考え悩んで回り道をし、だいぶ時間がかかってしまいました。
けれどそんな不器用さも含めて、自分らしい生き方だなぁ、と今では思っています。
それぞれにフィットする暮らしがあるから
「こうしなきゃいけない」
ちょっと前までは、いつもそんな考えで凝り固まっていたような気がします。
クラシコムに入って最初に感じたのは、皆それぞれに「フィットする暮らし」を模索しているなぁということでした。
いい意味で肩の力が抜けていて、柔らかく。それぞれに自分の心地いいところを探して、自分に合うやりかたを見つけて。
そんな先輩たちを見ながら、わたしも少しずつですが、頭がほぐれてきたように思います。
周りから見たらなんてことないかもれない。
だけど自分にとっては切実で、ちいさな悩みをたくさん抱える毎日の中、
「あ、こんなやりかたもあったんだ」とか
「このままでも別にいいんだね」なんて
ほっとしたり、自分を認められたり。
日々を少しでも支えられる、そんなあたたかい記事を書いていけたらと思っています。
みなさまにとっての「フィットする暮らし」を見つける、お手伝いができますように。
改めまして、これからどうぞよろしくお願いいたします!
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