【店長コラム】そうだ、日記を書くのが好きだった。
店長 佐藤
明けましておめでとうございます。
今年は元号が変わったりと、大きなことから小さなことまで色々なことがありそうな予感満載ですが、兎にも角にもお客さまにワクワクしていただけるモノやコトをご紹介できるよう粛々と励みたいと思っています。
2019年も引き続き「北欧、暮らしの道具店」をよろしくお願いいたします。
お休み中ふと思い立って、インスタグラムのほうにある日の日記を投稿してみました。(#佐藤の気まぐれ日記 というハッシュタグをつけてまさに気まぐれペースでたまに投稿しています)
その日記に予想以上の反響をいただきまして、沢山の熱いコメントをいただいたので、今日のコラムに転載してみたいと思います。
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(2019年1月4日)
先日、息子が8歳になった。
大切な方からいただいた手作りの蜜蝋キャンドルを8本立てたバースデーケーキでお祝いをした。
7歳の誕生日には思わなかったことだが、8歳の誕生日には思ったことがあった。
それは、あと10年か。ということ。
18歳ともなれば、大学進学なのか、はたまた働き始めるなんてこともあるわけで、家を出ていくこともあるだろうから。
すると、一緒に暮らせるのも、あと10年かもしれないと、初めてそう思った。
息子がもっと幼かったころ、人生の先輩から「本当にあっというまだから、今を大切に」と励ましてもらっても、先が見えないように感じる育児に疲弊しきって「いやいや、とは言っても。まさに、その今が大変なわけでして」と心のなかで呟いたことがあった。
そして、いま(現在進行形)も大変と感じることは勿論まだまだある。
でも、ケーキに立てるキャンドルの本数が増えるごとに、息子はできることが増え、分かることが増え、興味をもつ世界はぐんぐん広がり、わたしの絶妙な話し相手になり楽しませてくれるようになっていることに、じんわりと喜びも感じる。
あと10年。そう思うと、べったり一緒にいられる時間のなんと短いことよ。
しかも、ここから先は成長とともに、べったりは過ごせなくなるのだろうから。ならば、べったり年数はもっと短いのか。人生の先輩からかけてもらったあの言葉がまたここで蘇る。
「今を大切に」は、真に実感のこもった台詞だっだのかもしれないと。わたしもそのうちに同じ言葉を誰かにかけたりする日がくるのかな……。
さて、お休みも残り2日。休み中は、次のご飯はどうしようか、まさにそれに追われている。
まとまって買い物すればいいものを、元旦以外は毎日スーパーマーケットに行き、カートを押しながら今日は肉か、魚か、野菜はどうしようか、あっ、ミカンも切れそうだから買い足そう。そんなことばかり、している。効率の「こ」の字もない生活です。
でも、唯一楽しいのは、作りたいなと思った料理を、出来上がりの味を想像したりしながら、お酒なんぞをちびちび飲みながら作れること。普段は、この、作りたいな、食べたいなと思う味を「想像する」余白をなかなか持てていないのだなということに気がついた。
「想像する」って、大事だな。豊かなことなんだなと正月休みに再確認。想像していた味に辿り着けたとき、めちゃくちゃ嬉しいから。作らなきゃという義務感から少しだけ離れた場所に「想像する」という余白が隠れていたことを知った。
来週からはまた元の生活に戻ってしまいそうな予感満載だけれど、たまのまとまったお休みがこういう感覚を教えてくれるから、それまでは、まぁ元に戻ってもよしとしますかね〜。そんなわけで、お休みも好きです。
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お休み中に2日連続で深夜に『平成ネット史』というテレビ番組を観たのですが、出演者の方たちがブログやコラムよりもなぜSNSのほうが文章を投稿しやすいのか?という話をしていました。
その答えにわたしも「たしかに〜」と納得してしまったのですが、TwitterやFacebook、Instagramは思ったこと考えたことをそのまま文章にして書き綴ることができるけれど、それを「記事」にしようと思うと「タイトル」をつけなければいけない。
その「タイトル」をつけるために「テーマ」をもたせるというハードルがあるのがブログやコラムであると話されていました。
その点、日記って、これからコレコレを書きますよ〜というテーマを決めずに、いったんはだらだらのんびりと旅するように、自分でもどこに行き着くか分からないけれど書き始められちゃう、だからこそ書く側も気楽で面白いという味わいがありますよね。
サイト上に公開するコラムを書く時間も好きなのですが、今年はなんとなく「タイトル」なしで気楽に書き始められる日記的なものをどこかに書いてみようかなと思ったりしています。
しばらくはインスタグラムで、思いついたときに、ふらりと試してみるつもりです。
こちらも力を抜いて気楽に書いたものに、力を抜いて気楽にコメントを返してもらえるような。そんなコミュニケーションがお客さまとの間でつくれたらいいなぁと改めて考え始めています。
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