【バイヤーのコラム】私とギターとおじいちゃん

バイヤー 下平 バイヤー 下平

みなさんは楽器を演奏した経験はありますか?

気持ちよく演奏するには、それなりに根気のいる練習が必要ですが、それだけに演奏できるようになると嬉しいものですよね。

私はギターを弾き始めてから、14年ほどの年月が経ちました。

暖かい時期には公園へ出かけて弾いたり、寝る前にベッドの上で弾いたり、私の人生になくてはならない相棒です。

中学生なってすぐ、兄のアコースティックギターをこそっと借りて練習するようになりました。

さらにもっと小さな頃から、祖父の家にあった、ほこりをかぶったギターを見て憧れていたことももう一つのきっかけです。

▲和洋折衷の趣が素敵な、祖父母の家の玄関

種子島で農業を営む祖父は、昔から歌が大好きでした。

30代の頃、出稼ぎで兵庫に行った際にギターを買ってきて弾き始めたと聞きました。

農作業が暇な時期に家で弾き語りをしていたそうです。

歌うのはもっぱら演歌。好きな曲を繰り返し歌っていたようです。

私が生まれる数年前に、祖父は不慮の事故で右腕を失ってしまいギターが弾けなくなってしまいました。

祖父の生演奏を聞いてみたかったなぁと今でも思います。

けれど私にとって祖父は、なんでも左手でこなせる格好良いスーパーおじいちゃん(車や船の運転もお手の物!)でした。

ギターを始めて1年ほど経った頃、祖父の目の前で初めて弾き語りしました。

「だめだよそれじゃ〜右手が全部一緒に弦を弾いてるぞ。

じいちゃんが若い時は、右手の親指でベース音を弾いてあとの4本指でアルペジオしてたんだよ。

じいちゃんに右手があればなぁ、教えてやるのに。」

と言われて、「えー!褒めてくれないの…!?(笑)」と笑うと、祖父も大きく笑いました。

▲祖父の使っていたギター。後ろは板がバキバキと剥がれています。

そんな祖父は私が短大生の頃に、亡くなってしまいました。

数年前、ほこりをかぶった祖父のギターを綺麗に磨いて、弦を張り替えてあげたところ良い音が鳴りました。

祖母に披露したところ、「あば〜わざいかなぁ(意味:わあ〜すごいね)」 と言って、とても喜んでくれました。

今でも種子島に帰るとそのギターを弾いて、さとうきび畑を眺めながら歌います。(ざわわ〜を歌うことはないんですが…。)

いつのまにか、若い頃の祖父と同じような弾き方でギターを弾くようになった私。

いま祖父の前でギターを弾いたら、もしかして褒めてくれるんじゃないだろうか。

 


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