【スタッフコラム】電動アシスト自転車が教えてくれたこと。

お客様係 望月

今や、電動アシスト自転車なしには考えられない毎日です。

保育園の送り迎え、スーパーの買い物、すこし離れた公園に行くとき。

自転車が私の相棒になってから1年ちょっとですが、初めて乗った日のことを、今でも覚えています。

ペダルを一漕ぎすると、後ろからグーンと背中を押してもらえる心強さ。

幼い頃に自転車の練習をする際、後ろから押してもらって、ふわっと風に乗る瞬間が好きだった、その感覚を思い出すようで。

でも、乗り慣れてしまえばそれが当たり前になってしまいます。

 

電動アシスト自転車と坂道。

保育園に向かう途中に木のトンネルがあり、そこを抜けると少し急な坂道があります。

その坂を上る前には、自転車のモードをパワーモードに切り替え、いざ上らん!と完全に戦闘態勢になります。

しかしながら、私が全力で漕げば漕ぐほど苦しくなり、坂道を上りきった頃にはゼイゼイと息切れしてしまいます。

おかしいな〜。もしかして今日はフル充電してなかったからダメだったのかしら?

数日は、その坂道を上るたびにそんなことを考えていて、もっとギアの切り替えが多い自転車にすればよかったかしら?なんて思う始末。

とある日、いつもより少しだけ早く保育園のお迎えに行ける日がありました。

時間と気持ちに余裕があるせいか、気づいたら通常モードで坂道を上っていたのです。すると……

あれあれ?いつもより自転車が軽く感じる!?

パワーモードにしているときよりも、なんだかずいぶん軽やかに坂道を上りきってしまったのです。

 

原因は力みすぎだった?

鼻歌を歌っちゃうくらい身構えずに坂道を上ってみたら、電動自転車のアシストがグングンと一生懸命背中を押してくれるのを感じました。乗りたてのあの頃みたいに。

どうやら、必要以上に自分が力みすぎていて、電動自転車のアシストに気づけていなかっただけのよう。

仕事でも家庭でも、私にはこういうこと、よくあるかもしれないな。と思いました。

何か大きな課題を抱えているときや、大事な行事を控えている時。自分の身体がパワーモードのギアになってしまうのです。

そして、自ら一心不乱にペダルを漕いでしまうのです。

もしかしたら、目の前にある坂は、冷静に見ればそんなに急じゃないのかもしれないのに、ものすごく大ごとに捉えてしまったり、上る前から「きっと辛いに決まっている!」と変に身構えすぎてしまい、余計に苦しくなったり。

あぁ、よくあるよくある……。

周りはいつだって助けてくれているのに、そのアシストに気づけないことだって、きっとある。いや、いっぱいある。

相手を頼っているつもりでも、あわよくば自分の力で何とか解決したいという気持ちが顔を出すことだってあります。

そう考えると自分という人間は、なんて傲慢で独りよがりなんだろう。と恐ろしく思えてなりません。

力みすぎていることで、周りの手助けや支えに、気づけなくなることがあるのだ。

一人で走っているんじゃなくて、
私はいつも、今日も、支えてもらって走ることができている。

*  * *

いつもの坂道を上りきったら、そこは西向きの高台。

建物の隙間から見える夕日が、とてもきれいな日のことでした。


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