【スタッフコラム】気まぐれな私の「考えないお弁当」
編集スタッフ 齋藤
お弁当と私の格闘がはじまったのは、気づけばもうかれこれ十数年も前のことでした。外食に飽き健康が気になりお昼に「何食べようかなぁ」と考えなくて良い。そんなお弁当ライフへの憧れは尽きることなく、おしゃれなランチボックスやスープジャーを購入しては気持ちを押し上げお弁当作りを頑張ってみるのですが、どうにもつづかない。
DEAN & DELUCAのコンテナも曲げわっぱもキッチンの奥のおくぅの方に葬り去られ、たまの大掃除で掘り出しては「こんな日もあったな」と遠い目をしています。
そんな私が最近また、お弁当を作りはじめました。
理由はやっぱり健康、そして手作りの方が自分用の味付けだからおいしいと思える点。
そうは言っても今まで散々お弁当が続かなかった私です。すぐさまそんな理想は忘れ、やっぱり洗い物が面倒、献立を考えるのが面倒、詰めるのが面倒などなどやめる理由を山ほど考えるに決まっている! だって私だもの!と頭を抱えそうになったのですが、とある案が思いついて、とりあえずそれを試してみることにしました。
その案というのが、とにかく適当、がんばらないということ。今までやる気があったせいでそれがつづかず、やめてしまっていたのではと考えたのですね。だったらもう「やる気なんて出さず、適当ぶりを徹底してやってみよう」というのが、私の考え出した案でした。
まずお弁当箱は仕切りや中ぶたなど部品があるものは管理や洗い物が億劫になるので避け、家にあった野田琺瑯のホワイトシリーズのSサイズに。
その他考えて嫌になっていたのが、献立。だったら基本を決めて、飽きたり気分が変わったりしたらその時に他を考えようと思いました。
基本にするためには、いつでもどこでも食材が手に入った方がうれしい。それに値段が高くなっていると購入を悩んでしまうので、通年同じくらい安価に手に入るものが良い。そこで食材は主食のお米の他は、玉ねぎ、きのこ類、卵、プチトマトに限りました。
朝早く起きれそうになかったので、夜に作って数日作り置きできるレシピだけをチョイス。さらに調理方法は焼くだけに。その辺りを考慮に入れた結果、3つの献立が基本になりました。
スライスした玉ねぎを焼いてめんつゆにつけたもの。(この日は油揚げもプラス)きのこをオリーブオイルで炒めて塩か醤油で味付けしたもの。野田琺瑯のホワイトシリーズの持ち手付きで炒めれば、熱が抜けたらそのまま冷蔵庫で保存できて便利でした。
そして甘い卵焼き。私はお寿司屋さんの卵焼きが大好きで、甘めに焼いた卵焼きであれば冷えていようがおいしく食べることができるんです。これも夜作って、冷蔵庫に保存。
朝これらをささっと詰めて、最後にトマトを彩りで。おにぎり一緒に持てば、私流「考えないお弁当」の完成です。
▲ししとうピーマンの味噌漬けもあったので一緒に入れてみました。
とりあえず最高記録で続いてはいるのですが、果たしていつまで持つのやら。もうしばらく見届けて、また試行錯誤をしようと思います。
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