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【スタッフコラム】両親と休日を過ごすなら。

【スタッフコラム】両親と休日を過ごすなら。

編集スタッフ 奥村

両親との休日に、どこへ行くか。

ここ数年、目下の悩みどころでした。

なかなか頻繁には会えないから、たまには予定を合わせてどこかへ出かけたい。でも、気づけば両親も60代で、「体に無理なく楽しめること」が大事な条件に加わるようになったからです。

たとえば昨年の夏は、のんびりお蕎麦でも食べに行こうと日帰りで秩父へ。行きは少し良い客席の列車で、のんびり向かいました。

けれどちょうど人気のシーズンだったからか、着いた先では行く店、行く店、行列ばかり。普段の自分ならそれでも待とうと思うけど、両親を炎天下に立ち続けさせるのは、さすがに気が引けて断念。

ならばと他のお店を探すにも、都心とは違って、つぎの候補まで15分くらい歩かないといけないことも珍しくありません。

わたし一人ならなんのそのと歩いてしまうのですが、無理させやしないかと心配になり、もっと近くのお店へ予定変更。

本当は車で出かけられたら一番ですが、わたしは運転免許を持っていず……運転を任せるとしたら父頼みなので、結局負担にさせてしまいそう。そんなこんなでちょうどよい行楽プランが、なかなか見つけられずにいたのです。

そんな今年の秋、駅のホームでふと見かけたのがバスツアーのチラシでした。

行き先は山梨で、ワイナリー巡り。お酒好きの両親にはぴったりだし、バスなら運転役もいらないからみんな平等に楽しめます。

これいいかも。と早速申し込み、この間行ってきました。

結果、これがわたしたちにとっては大当たり!

まず、体力の心配がいらないことが一番です。おいしいワインと料理を楽しみ、バスに乗ればつぎの目的地へ連れていってくれるのはなんとも贅沢。

段取りが整っているから、着いた先が混みすぎていて断念ということもありません。

行程が決まったツアーは、最初は窮屈感があるかなと思っていたのですが、予想以上に快適で。「次のお店へ行くには何時にどこどこを出て……」なんて気をもむ必要もないので、心からリラックスできました。

それともうひとつよかったのは、バスの横並び席のほどよい距離感。

▲車窓からは、紅葉がはじまったぶどう畑が見えました

窓の景色を見ながら、昔の思い出話から、いまの仕事やこれからのことまで、頭に浮かんだとりとめもないことをポツポツと話す道中は、カウンターに座ってお酒を飲む時間のように気楽で、のびのびしていて。

ワインでほろ酔い加減になったわたしと母は、いつのまにか全く同じ格好で居眠りしていたようで、その様子を父に撮影されていました(笑)

そんなちょっと気抜けたひとコマも含めて、家族旅行らしくていいなあと感じたのです。

個人的には大ヒットだったバス旅。両親も喜んでくれていたらいいのですが。

来年に向けて、早速新たなツアーを調べはじめているこの頃です。

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