【今日のクラシコム】学生からはどう見える?オフィスで働くインターン生に聞いてみました。
編集スタッフ 田中
オフィスの様子など、当店の舞台裏をお届けしている「今日のクラシコム」。
クラシコムでは以前、インターンシップ募集をし、これまでに計3名の学生がオフィスで働いてくれています。(現在は募集を終了しています)
私たちの働きかたや仕事への考え方、20代の学生には一体どう見えているのでしょうか?
▲左:野村さん(23歳)、右:須賀さん(21歳)
–自己紹介と、応募のきっかけを教えてください。
野村さん(左):
「大学院1年で、経営学を勉強しています。企業のブランディングやマーケティングに関する研究をしているので、『北欧、暮らしの道具店』の商品紹介やコラムの作り方などに興味があったんです。それを届ける相手、お客さまとの間に信頼関係があるように思えたので。
もともと、お店で扱っている雑貨も好みで、時々サイトを訪れていましたし、私自身アロマテラピーが好きで暮らしを心地よく、自分らしく整えることっていいなと思い始めていたのも応募のきっかけです」
須賀さん(右):
「私は社会学専攻の大学3年生です。オリジナルドラマ『青葉家のテーブル』を通じてウェブサイトを知り、それから実際にハンカチを買ったり、記事を読んだりとお客さまの側にいたんです。
お客さんでいることが楽しい店だな〜と感じていました。何しろ学生だとまだ自由にできるお金は少なくて、お買い物は頻繁にできないのですが、お客さんでいていいんだと『居場所がある』感覚があって。
ちょうど去年、就職活動が本格的にはじまる前に、インターンシップ制度の記事を読んで、お店のこともっと知りたい!と応募したんです」
サイトのTOPページや再入荷情報は、お客さまとの信頼を築く場所だったんだ
–担当している業務内容と、実際に仕事をしてみた感想を聞かせてください。
野村さん:
「バイヤーチームで、各商品をウェブサイトに並べるVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)の作業と、トップページに置くバナー作り、その他に売上の分析作業のお手伝いなどを担当しています。
例えば、VMDやバナー作りではいろんな発見がありました。
その日に訪れたお客様に居心地のよさを感じてもらえるよう、まるで本当のお店みたいに掲載する商品を並べ替えるんです。お店に入ったときワクワクしたり、いろんなページにアクセスしたくなったり。もちろん、商品の特徴がすぐにわかる写真である観点も必要です。
私は素敵な写真が並んでるだけでもいいなあと思っていたんですが、そうではなかった。一見シンプルな作業でもお客様との信頼関係を築く大切なことだと気づきました」
▲キッチン、インテリア雑貨などに分かれたグループの並び替えを担当しているそう。
お客様の「心を動かす」写真を撮るには? その答えに驚いた
▲スタジオで編集チームメンバーが撮影する様子
–須賀さんにも同じ質問を。担当した業務内容と、実際に仕事してみた感想は?
須賀さん:
「私は編集チームで、商品ページの写真を補正したり、撮影時のアシスタントをしたりしています。
ウェブサイトには素敵で可愛い写真が多いので、もともと皆さんのセンスがいいんだなと思っていた印象が、アシスタントする中でガラッと変わりました。
スタイリングに悩んであれこれ試す先輩スタッフは延々と『かわいい!好きだな〜欲しい!』とお客様の気持ちを動かす写真を探っていて。
その姿に私が驚いていたら『ワクワクする写真の撮り方はマニュアルにはできないから。だから、分からない時にはみんなで考え続けて、“個人のセンスや感覚だからね〜”と片付けないようにしてる』と教えてくれました。
あやふやで終わることがないようにチーム内で言い合える環境って、素敵だなと思いました」
18時退社できるワケや、気持ちよく働くヒントが見つかった
–インターン生になって、クラシコムの印象や自分の気持ちに変化はありましたか?
野村さん:
「読み手の心に寄り添うコラムや特集をみていて、ここまで丁寧にやるには時間もかかるだろう……と思いきや終業は18時だと知って、一体どうやって短い時間で仕事しているんだろう?と疑問でした。
それに、すでに働いている友人の話を聞くと、社会人って仕事だけじゃなく人間関係が大変そうだなと尻込みしていたんです。
でも、実際にインターンを始めてスタッフの皆さんが気持ちよく働いている理由がわかってきました。短時間でも仕事に集中できるのは、悩み考えるポイントが絞られているから。常に『お客様がワクワクした気持ちでいられるか?』を意識していて、商品ページもコンテンツもすべて軸は一つでした。
だから、集中して取り組んで18時で終わり、入社年数などに関係なく忌憚ない意見交換ができるんだなと。
ちょっとだけ働くことへの思い込みや不安が減りました」
–すごい観察力……! 確かにスタッフが気にしているポイントは共通ですね。須賀さんはどうですか?
須賀さん:
「サイト全体から伝わってくる柔らかい印象は、実際にスタッフの皆さんと接しても変わりませんでした。
会社だけれども、スタッフ全員のコミュニケーションに衣食住、『暮らし』に紐づく要素がきちんと感じられるのがクラシコムらしいと思います。社食の日は毎回楽しみです。
カタカタとPCのキーボードを叩いてるかと思えば、スタッフ間で雑談に盛り上がるなど、オンオフのメリハリがきいているなと感じます。
その影響からか、私も効率のいい方法や時間の使い方に気を配るようになりました。もともと忘れっぽいのでノートにあれこれメモしていましたが、パソコンでメモをまとめたほうが、後々皆さんに共有するときに時短になると分かりました。
ちょっと身軽になる働きかた、というのでしょうか。新しい視点でした」
***
それぞれ別のチームに入ったことで、気づきも違ったよう。バナー作りや撮影アシスタントなど、普段は手がまわらない場所を細やかに助けてもらい、私たちの業務もスムーズに進んでいます。
きっと2人のおかげで、私たちにも気づきが生まれているはず。そんなこんなで、一緒に楽しくお仕事しています。また次回の「今日のクラシコム」をお楽しみに。
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