【スタッフコラム】内側と外側に向き合って

編集スタッフ 鈴木 編集スタッフ 鈴木

ひとは性格が顔に出る、という話。あるいは人相学。あれ、当たってるかもな、と思うのです。

出会った時になんとなく感じる、優しそう、厳しそう…ってありますよね。きっと道でよく声をかけられる人は、良いひとそうな雰囲気が顔から出てるのだと思います。

そう思うと同時に、自分も気をつけねば….とシャンとします。ちょっと最近顔が非対称になってきたなあ、口が曲がってきたなあ、それも何かのサインかも。

生まれ持った顔は変えられないけれど、顔つきが教えてくれることもあるのかもしれません。

話は変わりますが、モダンダンスという踊りを習い始めて、細く長く途切れつつかれこれ20年以上になります。

量より質とは言ったもの、20年もやれば上手いのではと思われがちですが、そうでもありません。長いマンネリ期間を経て、ここ数年でやっと(本当にやっとです)先生の指導がスッと素直に入ってくるようになり、改めて楽しめるようになってきました。

「『芸は人なり』なのよ、本当に」

御歳65を超えた踊りの先生は言います。

「踊りには、その人の性格が出るのよ。こうしてソロを振りつけているとよくわかる」

どきっとした2年前の練習の日のこと。そして思い当たる節の数々……。

細かい例で言えば。踊りながら目が泳いでしまうのは自信がないから。手や足の先まで意識が回らずにガサツな雰囲気になってしまうのは、普段から大雑把で詰めが甘いから。

バランスに弱いのは「そこに立ちます!」とはっきり意思表示をできない、優柔不断な性格が現れているのかも。転じて、もしかして足幅が広いのも、親指の付け根に迷いなく体重を乗せられていないからか??

踊りへのアドバイスから、気がつけば体型のコンプレックスにまで私の思考は飛んでしまいました。

***

2年に一度の発表会の練習。今年も、先生と1対1で向き合う機会がやってきました。

最初のレッスンの日、先生からいただいた言葉は

「なんだか大人になったのねえ」

自分の感情ばかりを出すだけでなくて客観性を持てるようになってきたわね、という意味でしたが、たしかに、精神面でも自分のことに肩肘張らず、ちょっとは諦めがつけられるようになったかもしれません(良い意味で)。

「歳をとったらできないことも増えて、残るのは良かれ悪かれその人のクセなのよね」

そうおっしゃる先生のまっすぐな踊りとまっすぐな性格が大好きで、憧れです。

 

まっすぐな踊りをしたいし、ちょっとでも整った顔立ちになりたい……!と願いながら、外から見える部分が、実は自分の内側を客観視するヒントになってくれているかもしれないなあと。時折思い出しては考えてしまいます。

 


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