【スタッフコラム】頼り上手になりたい
商品プランナー 中居
昔から誰かを頼ったり、助けを求めたりするのがとても苦手です。
大学時代、サークル活動の役職を一人でこなそうと周りが見えなくなった私のせいで緊急会議が開かれたのは苦い思い出……(「私たちを頼って!」と提案してくれる優しい仲間たちに恵まれました。涙)
相手に迷惑をかけたくなくて気が引けてしまったり、できると思われたくて変な見栄や意地が邪魔したり。
そうやって抱え込んでいるうちに、にっちもさっちもいかなくなり、かえって迷惑をかけてしまうということが多々あります……。
社会人になり、母になってからはそうも言っていられず、以前に比べてだいぶ助けて〜と声を上げられるようになりました。それでも毎回必ず「自分でできるのでは?」と自問自答してしまい、頼ることへの苦手意識はずっと変わりません。
そんな私ですが、最近ひとつだけ、「頼ってよかったな」と思えることがありました。
遡ること昨年12月。年末年始に向けたTODOを一人で抱えこみ、またまた頭がいっぱいになっていました。
・大掃除(とくにコンロ周り、お風呂の汚れがまずい)
・今年こそはおせち料理にチャレンジしたい
・年賀状をつくって送らなきゃ
・クローゼットの断捨離をしたい
・ロフトに仕事スペースを作りたい
……などなど。面倒なことにどれも自分でやらなきゃ気が済まない(というかやりたい)。しかし年末に向かうにつれ仕事も家のこともテンテコ舞い。
大晦日まであと数日になってようやく、全てを自分でやるのは無理だ!!と悟りました。
優先順位をつけて検討した結果、「大掃除」をいわゆるお掃除代行サービスのプロに頼ることに。
家の汚いところを他人に見せるなんて恥ずかしいし、費用もかかるのでかなり迷いましたが背に腹は変えられません。「キッチン・換気扇・お風呂クリーニングセットプラン」を希望してえいやッと予約しました。
結果はというと、はじめこそ「こんなに汚くてごめんなさい!」と申し訳無さでいっぱいだったのですが、自分ではどうやっても取れなかった汚れがあとかたもなく綺麗になっているのを見て、後ろめたさも吹っ飛び、嬉しさがこみ上げたのでした。
ちなみに、決意したのがギリギリすぎて実際来てもらえたのは年が明けたあと。ただ、私にとってはこれも正解でした。
お正月休みはずっと家の中で過ごし、家族が好き勝手に飲んだり食べたりするのでどこもかしこも汚れがち。休みが明けて、通常運転が始まったタイミングでの掃除が理にかなっていました。
また、年末は大忙しであろうお掃除屋さんも年始になると少し余裕があったのか、時間を延長して丁寧にピカピカにしてくれたんです。
怪我の功名というのでしょうか。完璧な状態で新年を迎えなければ、という固定概念もゆるやかにほどけていく気がしました。
* * *
そして気づいたことがひとつ。「大掃除やらなきゃ」の呪いを手放したことで、それ以外のやりたかったことに落ち着いて取り組めたんです。(ちなみに断捨離も諦めてあと回しにしました)
自分が100%で向き合えるものには限界がある。すべて80%で忙しなくこなすより、優先順位を付けて一部は誰かに頼ったり、諦めてもいい。
そうして手元に残ったモノ・コトに一つ一つ大事に向き合うほうが、いまの自分は心地よく過ごせるな、と。
これからは「自分でできるのでは?」じゃなく、「本当にいま自分でやるべきか?」と自問自答してみようと思います。
来年もお掃除はプロにお願いするべく、費用の積み立てを計画中。その他にも上手な頼り方を見つけて、毎日のご機嫌を保ちたい。今年のささやかな目標です。
▲チャレンジしたかったおせち料理は、お煮しめと黒豆だけ丁寧に作りました!
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