【もっと雑貨のはなしをしよう】コインランドリーと、これさえあれば。日用品愛好家が選んだランドリートート
渡辺平日
雨、雨、雨。なんともすっきりしない天気が続きますね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。僕はといえば、家から一歩も出ない日も多くなり、だいぶめげそうになっています。
いつもならスーパー銭湯に行ったり、小旅行に繰り出したりして、リフレッシュできるのですが……。まあ、文句を言っても仕方がありません。そんなわけで最近は近所の施設でアクティビティを楽しんでいます。
僕の密かな楽しみ。それはコインランドリーで服やタオルを乾かすこと。空いている時間帯をねらって、だいたい週に1~2回のペースで通っています。
いったいなにが楽しいかって、ひたすらボーッとしているあいだに、ものごとが「よい方向」に進んでいくのがたまらないんですよね。
▲家事をしながらラジオを聴くとかお風呂に入りながら映画を観るとか、同時になにかをやるのが好きです。コインランドリーでのひとときも、それに近しいものがある気がします。
つまりこういうことです。巨大な乾燥機に洗濯物を入れ、硬貨を投入し、バタンとドアを閉める。それから待合室でぼんやりしているうちに、トレーナーはカラッと乾き、タオルケットはフカフカに。……どうでしょう。なんだか素敵ではありませんか?
ポイントは、できるだけのんびりすることです。スマホやタブレットは家に置いてきて、かわりに読みかけの漫画や小説などを持ち込むといいでしょう。もし飲食可なら缶コーヒーなんかをゆっくり味わうのもいい手ですね。
家に帰ってからも幸せは続きます。帰宅して一息ついたら、フカフカになったタオルケットを抱きしめてみてください。これがほんとうに気持ちよく、ちょっと言葉にはできないような幸福感を味わえます。
さて、コインランドリーに熱中している僕ですが、実は専用のバッグをまだ持っていません。こだわりが強すぎて「これだ!」と思えるアイテムになかなか出会えないんですね。
まず、水気に強いのはマスト。寝具が余裕で入る程度の大きさも必要ですね。とはいえ、毎日使うものじゃないから、小さく畳めるとグッド。
あとは汚れやすいので洗濯機で丸洗いできたら嬉しいな。そうそう。帰り道で本屋さんとかに寄りたいから、いかにも「洗濯用」とは分からないシンプルなデザインなら申し分なし。あとは、本や財布が入るようなポケットがあれば、もう完璧ですね。
うーむ……。これでは見つかるものも見つかりません。ということでコンテナボックスで代用してきましたが、最近になってようやく、条件をバッチリと満たした理想のバッグに出会えました。
それが〈KURASHI&Trips PUBLISHING〉のランドリートートです。特によかったのは、いい意味で洗濯バッグらしくないそのデザイン。個人的にはここが特に嬉しかったです。
というのも、せっかくコインランドリーに行ったのに、乾燥機が空いてないケースってよくありますよね。そんなとき、コンテナボックスを持ってうろつくわけにはいかないので、すごすごと家に引き返していました。でもこれからは寄り道をするとかして時間を調整できそうです。
▲折り畳めば単行本程度のサイズに。メインのバッグに忍ばせておけばスーパーでついつい買い込んでしまっても安心です。
「悩むくらいなら間に合わせで買っちゃえば?」と言われることもあります。
だけど、僕にとって「間に合わせの買い物」は、それ自体が大きなストレスで、だからこそなるべく妥協はしません(納得できるアイテムに出会えたときの喜びもまた、ちょっと言葉にはできないものがあります)。
▲ご覧のように大容量ですので、いろいろな用途に使えます。汚れた服はトートに入れておいて、帰ってきたらまとめて洗えるわけですから、旅行や出張なんかに持っていくと重宝しそうですね。
今日はせっかくの休日ですが、朝から雨が降ったり止んだりしています。
買い出しに行きたかったんだけど、まあ急ぎでもないし、家事をしたり、のんびりしたりしましょうか。……そんなわけでこの日もコインランドリーに向かうことにしました。乾燥時間は30分。ほかにお客さんはいないし、待合室でぼんやりしようかな。
こんなときは楽しい妄想をするのが一番。そうですね、今回はどんな家に住みたいかを考えるとしましょう。まず、床は無垢材で、壁は漆喰。リビングと寝室には大きな窓があって、そこから緑が見えるといいですね。洗面所は多機能なやつじゃなくて、ごくごくシンプルなやつが希望です。
あとはそうだなあ。近所にのんびりできる喫茶店と、こぢんまりとした古本屋。それに居心地のいいコインランドリーがあれば、もう完璧ですね。
本日登場したアイテム
【イラスト】イチハラ マコ
【写真】渡辺平日(5枚目のみクラシコム)
渡辺平日
日用品愛好家。海の見える小さな町で生まれ育ちました。毎日が平日のつもりで、日夜せっせと文章を書いています。趣味は町歩きと物件探しと民話収集。そういう話題が耳に入ると、反応して振り返ります。主な寄稿先は『LaLa Begin』『和樂web』『goodroom journal』など。Twitterアカウントは@wtnbhijt。
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