【スタイリストの部屋づくり】1話:模様がえから生活感の目隠しまで。印象をととのえる「布づかい」

編集スタッフ 二本柳

「冬ごもり」と聞けば、家の中でぬくぬくと過ごす心地いい時間が思い浮かびます。

でも一方で、毎年のように猛暑と言われる日本の夏。家から気軽に出ることもできず「こもらざるを得ない」という表現がぴったりです。

それなのに外はキラキラ晴れてるものだから、なんだかもったいないような気分にも。冬は家にこもる時間がそのまま豊かなものとされるのに、夏は罪悪感さえ伴うのだから不思議ですよね。

そこで今回、夏の家ごもりにそなえてお部屋をすてきに整えるべく、インテリアのプロフェッショナルのもとを訪ねました。

お邪魔したのはインテリアスタイリストの洲脇佑美さんの自宅。

引っ越しをするときは3年前から物件探しをはじめるという洲脇さん。仕事だけでなくプライベートでも、目にみえる景色すべてに思い入れがあります。

「ステイホーム中は押入れの中の棚をペンキで塗っていました。そう、自己満足ですよ(笑)小学生の頃から暇さえあれば模様がえばっかりしてるんです」

今日から全4回にわたって、洲脇さんのお部屋作りをのぞいていきたいと思います。

 


大判のファブリックからキッチンクロスまで、たくさんの布をストックしている洲脇さん。

家を心地よくととのえるために、布は欠かせないアイテムのひとつとなっているようです。

1話目は、洲脇さんが日頃どんなふうに布をインテリアに生かしているのか、そのポイントを教えていただきました。

 


ラグが部屋の景色をがらりと変えてしまうように、クッションも実はインテリアの鍵となる名脇役。

洲脇さんは季節にあわせた模様がえにもクッションカバーをよく活用するそうです。

でもクッションの組み合わせって、どうしたら素敵になるのでしょう。

「単体で見ると華やかな色柄もすてきですが、私はあまりたくさんの色や派手な柄はつかいません。

リネンやコットンは織りの違いだけでも十分に風合いがでるんです。だから『同系色』と決めて、生地のニュアンス違いをたのしむくらいに考えておくと良いかもしれません」

▲最近は「TENSIRA」のカバーがお気に入り

同じサイズでそろえてしまわずに、形違いも取り入れるとバランスが整いやすいのだとか。

リビングの景色に飽きてきたら、さわやかな夏仕様のクッションを取り入れるのもいいかもしれません。

 

つづいて見せてくれたのが、寝室での布づかい。

ここでは大判のファブリックがベッドスローとして活用されていました。

本来スローといえば靴でベッドを汚さないための役割ですが、「ぜひインテリアに取り入れてみてほしい」と洲脇さん。

「布団の上に一枚、こうしてスローをかけるだけで寝室の空間はぐっと引き締まります。

色の組み合わせもたのしみのひとつ。寝室はホッと安らぎたい場所なので、グレー系で統一しました。秋冬はこれを暖色系に変えると温もりがでてすてきですね」

ここでも色の統一感ですっきりした印象に。

「枕や布団カバーに使われてるストライプの色と、その上にかぶせるスローの色をあわせています。濃淡のグレーといった感じですね」

ちなみに寝室に置かれていた「Cul de Sac」のヒバのチップは、同じくヒバのオイルを垂らして芳香剤がわりに。

洲脇さんのお家では玄関からリビング、洗面台、すべての部屋にこのチップが愛用されていました。

▲家の至るところにヒバのチップを発見。ガラスの容器が涼しげです

ヒバには消臭効果に加えて、湿気を吸ってくれる効果もあるそう。

湿度が気になる夏にぴったりですね。

 


心惹かれるテキスタイルが多いキッチンクロス。

値段も手にとりやすいので、つい色々集めてしまいますが、私なんかはキッチンで持て余しているのも事実です。

「キッチンクロスはサイズ感もちょうどいいので雑貨的に使うのがおすすめ。とくに “目隠し” にはちょうどいいアイテムです」

たとえばプリンターや電子レンジなど、存在感の強い家電にばさっとかけて。なるほど、たしかに絶妙なサイズ感。

「目隠しには黒系のキッチンクロスがおすすめです。さりげない存在感で使いやすいんですよ。

ちょっと生活感が気になるな〜と思った部分はとにかく布をかぶせてしまえば……ね?見た目が気持ちよくなります」

キッチンクロスならじゃぶじゃぶ洗えるから、埃や油汚れも気にせず使えそうです。

洲脇さんのお家では、普段つかわない布団類なども部屋の片隅にかためて大判の布をかぶせていました。

季節ものの加湿器や扇風機といった大物家電も、まとめて布をかぶせておけば部屋がすっきり整いそう。

 


かわいらしい布がずらりと並ぶ生地屋さん。裁縫をする予定はなくても思わず端切れを買って帰ったことはないでしょうか。

でも果たしていつになったら出番がやってくるのか……いまいち活用法を見出せない布の端切れを思い出しながら、洲脇さんに尋ねてみました。

「私もたくさん持ってますよ、小さな端切れ。つい買ってしまうんですよね。

私だったら、『下敷き』の用途で活用するかなと思います。こうしてトレーの上に一枚はさんで、お茶セットに……」

わぁ、かわいい!このサイズだからこそ愛らしい柄や色がアクセントになっています。

「こうしてコースターのように使う以外にも、花器の下に敷いたり、オブジェの下に敷いたりするのも素敵ですよ」

ひらり、かろやかな布は、それだけで涼しげな空気が漂います。

お部屋の模様がえから生活感の目隠しまで、器の大きい「布もの」をつかってインテリアをととのえてみたくなりました。

次回は来週。「カゴと箱もの」をテーマにお届けします。

【写真】上原未嗣


もくじ


洲脇佑美

大阪芸術大学空間デザインコース卒業。インテリアショップの店長を務め、その後インテリアスタイリストのアシスタントを経て、現在はフリーのスタイリストとして雑誌・カタログ・広告等を手掛ける。
http://www.suwakiyumi.com/


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