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【あの人のバッグ】仕事のオンオフを切り替える、2種類のポーチたち（mont et plume・山本紗矢佳さん）

編集スタッフ糸井

大きさや、形、その中身……「バッグ」には、そこかしこに “その人らしさ” がぎゅっと詰まっている気がします。「あの人のバッグ」は、そんな気になるあの人のバッグやポーチの中身、気になるお買い物スポットまで、あれこれ聞いてみる連載シリーズ。

今回のバッグの持ち主は、mont et plumeの山本紗矢佳（やまもとさやか）さんです。

バイヤーとして会社に勤める傍ら、器プロジェクトの『mont et plume』を主宰する山本さん。そんな山本さんのバッグの中身を見せてもらいました。

—バッグの中身—

毎日使うものだからこそ、初心を思い出すアイテムを

左上から時計回りに
・財布 / Jil Sander
・リップクリーム / Aesop
・ハンドクリーム / Waphyto
・ハンカチ / 祖母のお下がり
・バーム / O Skin & Hair
・アルコールスプレー / PALOS
・イヤホン / Apple AirPods Pro
・リップグロス / Celvoke
・ポーチ / Coral& Tusk
・カードケース / HERMÈS petit h
・名刺ケース/ HERMÈS

山本さん
「名刺ケースとカードケースが特にお気に入りです。パリに住んでいた時に、餞別として友人達からプレゼントしてもらった『HERMÈS petit h』のカードケースと、仕事で良いご縁があるようにと決意して買った『HERMÈS』の名刺ケースは、毎日使うものだからこそ初心を思い出すアイテムとして愛用しています。

『Coral & Tusk』のリネンのポーチは、仕事の後に予定がある日や休日に持ち歩いています。6年前に友人にプレゼントしてもらい、使い込むうちにリネンがくたっとして猫の表情も柔らかくなりました。お気に入りで擦り切れるまで使い、この子は二代目です」

–ポーチの中身–

ポーチは2種類。オン・オフ用に使い分けて

右上から時計回りに
・アイブロウパウダー / Celvoke
・ネイルオイル / uka
・チーク / amritara
・ヘアブラシ / Mason Pearson
・ビューラー / Shiseido
・リップ / shu uemura
・コンシーラー / BISOU
・アイポリッシュ / rihka

山本さん
「『Mason Pearson』のヘアブラシは最近使い始めました。使うたびに艶がでて、指通りがよくなるのが嬉しくて朝・夜のブラッシングが楽しみになりました。気になる時に使えるようにと、日中でも持ち運びサイズを持っています。

『amritara』のダマスクローズチークは薔薇の花びらと、スキンケアのように安心なオイルを使って作られたもので、心地よいテクスチャとほんのり色づく色味が気に入っています。

赤いリップはポーチに忍ばせているだけで気分が上がるのでお守りとして。なかなか自分に似合う色が見つからなかった赤リップ。日本人の肌に似合うように作られたという『shu uemura』の赤が、今のところ一番しっくりきています」

左から
・ポーチ / tresse
・ハンドクリーム / Waphyto
・アロマミスト / NEMOHAMO
・ドリーミングビューティーセラム / NEROLILA Botanica
・センシュアルオイル / nahrin
・ラベンダーオイル / château du bois
・CBDリップグロス / NEROLILA Botanica
・香水 / Aesop

山本さん
「こちらは、もうひとつのポーチで、仕事の時に持ち歩く用のもの。仕事中や考えごとをする時に必ず使う、気分を変える香りのアイテムが色々と入っています。

『NEMOHAMO』のアロマミストはクロモジや屋久杉、ホワイトセージなどが入っている「HAJIMARU」の香りを選んでいます。空気が重いなと感じる時や、リフレッシュしたいときにひと吹きするとすっきり気持ちを切り替えられます。

ラベンダーオイルは、緊張している時や休憩の時にこめかみや首筋に少し塗って緊張をほぐします。

ミストをひと吹きしたり、ハンドクリームやオイルを塗ったり、１日のうちに何度も気分を切り替えられる強い味方たちです」

祖母から受け継いだバッグを、手入れして愛用

左から
・スマホポーチ / Kamaro’an
・コットンバッグ（白・ネイビー） / パリの本屋で購入したもの
・コットンバッグ / Nude Vintage

山本さん
「仕事の時は荷物が多いので、PCの持ち運びやお買い物用にコットンバッグを必ず持ち歩いています。スマホはすぐ出せて便利な、台湾のブランド『Kamaro’an』のスマホポーチを愛用。『wonderfull life』で購入したキーリングをつけて、アクセサリーのように使っています」

山本さん
「お出かけ用に愛用しているのが、祖母のお下がりの『CHANEL』のバッグです。

亡くなった祖母の思い出の物をと譲り受けた時には、長く使っていなかったのか、中の赤い革がボロボロで使えないような状態でした。シャネルブティックに相談したところ、中地を張り替えて、見違えるように美しく修理をしてくださりました。メンテナンスをすれば長く大切に使い繋いでいけるものづくりにリスペクトを感じましたね。このバッグを通して祖母との思い出がつながっているような気がします」

会話のきっかけになってくれるアクセサリー

左上から時計回りに
・リング / ST, CAT
・リング / MARIHA
・ピアス / SARARTH

山本さん
「友人がデザイナーを務める『SARARTH』のピアスは、高純度のピュアシルバーでできているので、金属アレルギーで諦めていたピアスを久々につけられるようになりました。日本の職人によって作られ、生産の背景も環境への配慮も考え抜かれたジュエリー。デザインの美しさはもちろんのこと、その哲学に共感して、身につけることでお守りのような気がしています。

『ST,CAT』のリングは個性的な形状で、日本でも海外でもこのリングをきっかけに会話が始まることがよくあります。最初の一声をかけるとき、いつもすごく緊張するので、人見知りの時に会話のきっかけを与えてくれる心強い味方。リングのおかげで今でも仲良しの友人ができて、感謝しています」

＊＊＊

そんな山本さんの毎日のお供たちでした。次回もどうぞお楽しみに。

「あの人のバッグ」
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【写真】山本紗矢佳

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