【開発秘話】家しごとの頼れる相棒に。こだわりの詰まった「働きものエプロン」ができるまで
商品プランナー 中居
こんにちは。商品プランナーの中居です。
本日発売となった「サッとかぶれる、コットン素材の働きものエプロン」。実は密かに理想のエプロンを作ってみたいと願っていた私。それがようやく形となり喜びもひとしおです。
そこで、ここでは開発の裏側を少しだけご紹介させてください。
やる気スイッチを入れてくれる「エプロン」に
家しごとは毎日のこと。ただ、疲れているときや気分が乗らないときには、「面倒くさいな」と億劫になってしまうこともありますよね。
だからこそ、モヤモヤや不便な部分を解消して、なるべく気持ちよく取り組みたいもの。
例えば、使い勝手のよい道具に頼る、目に楽しいファブリックを取り入れる……などなど、私自身も色々と工夫をこらしてきました。
中でも一番頼りたい存在だったのが、毎日身につけるエプロン。理想のものを追い求め、様々なエプロンを試してきました。
気づけば一日中エプロンをつけている日もあり、いわば家の中での私のユニフォーム。
水気や汚れから服を守るという役目はもちろんのこと、身につけることで「よしやるぞ!」とやる気スイッチを入れてくれる存在にしたい。
そんな私が見つけた小さなこだわりや理想を詰め込んだら、実直な使い心地と素敵さを兼ね備えた自信作ができあがりました。
ちょうど一年の締めくくりに、もうひと踏ん張りがんばる皆さんへエールを送るような気持ちで届けたい商品です。
目指したのは、ユニフォーム感。デザインが決まるまで
ここまで、デザイナー・鈴木と二人三脚で企画に取り組んできました。
目指したのは、エプロンよりももう少ししっかりした、かっぽう着やユニフォームのような安心感。
それを取り回しがよいサイズで、ちょっと買い物に出られるくらい洋服っぽいデザインに。
毎日ガシガシ使える丈夫さも欲しい。
そんな思いの丈とイメージを鈴木に共有すると、しばらくして4パターンのプロトタイプ(仮の生地の試作品)を手作りしてくれました。
形になったことで一気にイメージが膨らみ、ブラッシュアップさせていよいよ本格的なサンプルへ。
▲鈴木が作成したラフスケッチ。少しずつ異なるこの4パターンのプロトタイプを試作
1stサンプルは、生地も様々なものを試しながら8パターン(!)を作成。
その中で最もつけ心地がよく、見た目の可愛さもピカイチだったデザインを選定しました。
そこからさらに、ストレスフリーなつけ心地や洗練されたデザインを求めて微調整を重ねていきました。
絶対外せなかった、こだわりポイント
幅広い身長の方がベストな丈感で着られるよう、肩紐の調節機能は外せないポイントでした。
ボタンで留める? 腰で結ぶ? など検討した結果、ハトメに通して結ぶという仕様にたどり着きました。
一度ちょうどいい位置で結んでしまえば、調節不要でサッとかぶるだけ。毎日使ってじんわり嬉しさを感じる仕様です。
▲スリットには補強縫いを施し、丈夫さもプラス
動きやすさも大事にしたポイント。
スリットを深く入れたことで足さばきがよく、掃除機を掛けたり、しゃがんで庭仕事をしたりもストレスなく動けますよ。
デザインのポイントとして、全体にささやかに施したステッチ。チャコールには白、ペールグレーにはグレーと、それぞれ配色になっています。
胸元の一番上の縁だけステッチをなくし、すっきりとした印象になるよう細部にまでこだわりました。
▲社内の男性スタッフに試着をお願いすると、喜んで協力してくれました(笑)※着用しているのは途中サンプル
最後はユニセックスで使えるサイズ感。150cm台の小柄な方〜170cm台後半の男性まで着られるよう、身幅や丈、肩紐の長さを設計。
「これをつけて愛用の自転車いじりをしたいな」なんていう男性スタッフもいましたよ。
半年に及ぶ着用テスト。細部まで粘って調整しました
1stサンプルができたのが今年の5月。そこから約半年間テスト使用し、使い心地もくまなくチェックしてきました。
例えば、お風呂掃除をしようと前かがみになったとき、肩紐がするっと落ちてきてしまったことがありプチストレスに。
すぐ修正に取り掛かり、後ろの交差部分にループを追加して改善しました。
▲ループに通すことでたくさん動いてもずれません
またとある休日、部屋着のままゴロゴロしていたら、近所のママ友がお届けものをしにサプライズ来訪。
着替える暇もなく、慌ててこのエプロンを身につけると、まるでジャンパースカートを着ているような見た目になり事なきを得たなんていうことも(ほっ)。
着ている姿にちょっぴり自信を持てる、そんな嬉しさも実感できました。
▲洗濯を繰り返したことで生地もくったりとやわらかな風合いになりましたよ
こうして完成した、「働きものエプロン」。自信を持ってお届けできるものが出来ました。
まだまだアツい思いが止まりませんが、詳しくはぜひ商品ページをチェックしてみてくださいね。
これから大掃除に取り掛かる方にも、新年からがんばってみようかなという方にも。
優しく寄り添うようなエプロンになっていると思います。ぜひ暮らしの相棒として、手に取ってみていただけたら嬉しいです。
model:sono(jungle)
photo:芹澤信次
styling:北川沙央里
hair&make:長澤葵
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