【食と向き合う】小さなおむすびや、ストーブの前でのコーヒータイム。菓子職人の朝時間をのぞいてみました
編集スタッフ 藤波
時間のゆるす限り布団にくるまっていたい、冬の朝。
明日こそはしゃきっと起きて一日をはじめるぞ、と思い毎晩眠りにつくのですが……結局起きられず、朝はバタバタと過ごしてしまっています。
今回は、山付きの一戸建てで家族と暮らす、菓子職人の鰤岡和子(ぶりおか かずこ)さんの朝時間に密着。朝4時からはじまる、なんとも気持ちのいい習慣を教えていただきました。
朝一番、薪ストーブに火をつける
朝4時。家族より先に目覚めた鰤岡さんは、リビングの中央にある大きな薪ストーブに火を点けます。
薪だけでなく、近所で拾ってきた松ぼっくりや枝も使って着火。
小さなマッチの火が少しずつ大きく、パチパチと燃え広がり、だんだん部屋が暖まっていきます。
その次に、お気に入りの保温ボトルにたっぷりとほうじ茶を淹れます。
仕事中や家事の合間、ふとした瞬間にほっと一息。温かいドリンクと一緒に、1日を心地よく過ごすことができそうです。
菓子職人の鰤岡さん。家のことを始める前に、隣接している工房でお菓子作りの仕込みをします。
めん棒で丁寧に伸ばしているのはタルト生地。朝一に作って、しばらく冷蔵庫で寝かせておくのだとか。
朝一番に少しだけ仕事のことを進めておくと、心に余裕を持って1日をスタートできます。
朝ごはんの干物は、「物々交換」で
朝ごはんは、できる限り家族と囲みます。土鍋で炊いたごはんに、具材たっぷりのお味噌汁、梅干し、干物、そしてフルーツ入りのヨーグルト。
お味噌に使う味噌は、自家製のものが定番です。
立派なアジの干物は、伊豆に住んでいる友人から届いたもの。
なんでも、自作のお菓子と干物を物々交換しているのだとか。
お菓子が干物になって返ってくるとは、想像しただけで楽しい気持ちになります。
朝あまりたくさん食べられない娘さんには、好物である塩おむすびを握ります。
小さめに2つ並んでいるのが、なんとも可愛らしいです。
ほっと一息。朝のコーヒー時間
▲お湯を入れたらほったらかしでOKの「クレバーコーヒードリッパー」は、時短にもなるので朝のコーヒータイムにぴったりです
朝食を作り、家族を見送り、バタバタと過ぎていく朝に大切なのはほっと一息着く時間。
ストーブの前でコーヒーを飲みながら、仕事モードに気持ちを切り替えるそう。
一分一秒も惜しい朝時間だからこそ、思い切って小休止してみるのもいいですね。
家族を想い、食と向き合って過ごしているような鰤岡さんの朝時間。見ていると、不思議とすっきりした気持ちになりました。
それは、何気ない一つひとつの習慣に、朝、そして1日を気持ちよく過ごすための意味が込められているからかもしれません。
布団にくるまっているのも幸せだけれど……晴れやかな心持ちで1日を始めるために、どんな朝習慣があったらよさそうか。自分の朝も見つめ直してみたいです。
***
鰤岡さんの朝時間に密着した様子は、YouTubeの番組「モーニングルーティン / わたしの朝習慣」で公開中です。
番組では、今回ご紹介していない朝習慣や、山の隣にある築70年の一戸建てをリノベーションしたご自宅の様子、かばんの中身もご覧いただけます。
ぜひ動画でもお楽しみくださいね。
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