【クラシコムのしごと】「リアルで正直」がモットー。編集チームのとあるコラム制作に密着しました

編集スタッフ 糸井

当店で働くスタッフの様子をお届けしている不定期連載「クラシコムのしごと」。

今回は、メディア編集グループに話をききました。

メディア編集グループは、インテリアやレシピ、仕事や生き方にまつわるインタビューなど、様々なテーマの読み物やエッセーの連載を、制作しています。

なかでも今回深掘りするのは、「アイテム紹介記事」として、季節や気分に合う、今当店がおすすめしたいアイテムを紹介しているコラムです。

そこでは、スタッフのリアルな着回しコーディネートや、まさにいま注目してほしいアイテムの魅力をたっぷりとお伝えしています。アイテム紹介記事一覧をみる

そんな「アイテム紹介記事」を手掛ける、編集チームのメンバーに密着し、制作の裏側について聞いてみました。

▲制作しているのはメディア編集チーム。今回は松田、野村、藤波の3人に集まってもらいました。

 

もっとお買い物を楽しんでほしい、そんな願いから

アイテム紹介記事では、長年愛用してきたスタッフのレビューや、お客様からの声がたくさん詰まってできています。どんなことがきっかけで、生まれたコラムだったのでしょうか。

松田
まだこのアイテムを知らなかったお客さまに、おすすめの商品に気づいてもらうきっかけがつくれたらいいよね、と話し合う機会があって。

それなら、既存の商品ページや着用レビューで書かれている情報のほかに、どんなものがあるといいだろう。実際に持っている人の声は? お客さまから届いている声は?そんな声をあつめて、改めてお伝えできる記事が用意できたら、もっと楽しんでいただけるのではないかと思ったんです

松田
そのアイテムごとにベストな形を模索しているからか、ひとくちに『アイテム紹介記事』といっても、統一感があるようでないのも特徴かもしれません。

リュックを取り上げるなら、スタッフ数名のバッグの中身をテーマにしたり。ボトムスのサイズ選びに迷うアイテムなら同じ身長でも穿き方の好みが異なるスタッフに着比べてもらったり。商品開発の裏話が面白いと感じたら、対談や開発秘話という形式にしたりと、これまでの形式にあまりとらわれずに、ベストなかたちを模索しつづけていますね

 

「社内のレビューを集める係」としての役割も

野村
「個々人のスタッフが、家で長く使うなかで見つけた習慣や発見を集めて回るのも、メンバーならではの仕事かもしれません。

記事を作る前には毎回、社内でアンケートを取るようにしているんです。そのアイテムの使用スタッフを見つけたら、詳しくヒアリングをして、リアルな声を拾って。数名からの聞き取りにより、浮かび上がった情報をまとめます。

あとは、やっぱりお客さまからの声も貴重な気付きで。お店に届いている、該当アイテムについてのお問い合わせ内容も、必ずチェックするようにしています。

僕がはじめて担当した『マルチポット』の紹介記事では、何人かのお客さまから『ガス火でも使えますか? 』という質問が届いていることがわかって。そこも改めて解決できる読み心地にしたいなということも決めていましたね」

▲とあるアイテム紹介記事の撮影現場。この日は長年の愛用スタッフに、そのバッグと、バッグの中身を実際に持ってきてもらうことに。日頃の使い方をヒアリングし、撮影にのぞみます。

野村
「正直、制作中はずっと迷いながら進めていることも多くて。でも出演スタッフと一緒に『こうかな、やっぱりこうかな』とやり取りさせてもらううちに、自分自身がそのアイテムの魅力をじわじわ吸収してくるというか。こういう良いところがあるんだなぁと素直に思えるからこそ、その気持ちを正直に伝えられるように心がけています」

 

「ときめき」のある読み心地も目指して

最近になって一層取り組んでいることも聞いてみました。

松田
記事の読みやすさはもちろん、やっぱりときめきも大切にしているところです。そのアイテム自体はもちろん、眺めているだけで心がワクっとする写真も届けられたらと、常に試行錯誤しているかもしれません

▲ある紹介記事のアイキャッチ用に作った画像。

松田
それと、新鮮さも欠かせません。既に発売されている商品を取り上げる場合、その商品をすでにご存知のお客さまもまだ知らなかったお客さまもいて。どちらの方にも楽しく読んでいただけたら嬉しいなと思いながら制作しています。

たとえば当店別注でつくっている『fog linen work』のリネントップスは、もう何年も発売しているロングセラー。この商品の魅力をを『今の気分、今年の雰囲気』でお客さまに届けたいなと思いました。

それも『今の雰囲気=流行』ではなく、当店を訪れてくださるお客さまの気分を想像しながら、お店に流れる空気をお伝えできたらと思ったんです

松田
既存の商品ページでは上品でやさしい雰囲気のコーディネートをメインでご紹介していましたが、このトップスをあえて少しマニッシュめに着こなしたり、差し色のあるボトムスと合わせたりしても素敵なんだよなと感じていて。そこでスタッフ数名に相談して、そのようなコーデを紹介するかたちにしたんです

 

リアルで正直、を大事にしたい

藤波
「商品ページの情報以上にどんな魅力を伝えられるんだろうと考えると、正直最初はすごく悩みました。でも試行錯誤するなかでいつも大切にしているのが『リアルで正直なこと』をお伝えするページにしたいなということです。

私自身ECサイトで商品を買う時に、モデルさんが着こなす商品ページのコーディネートに憧れる気持ちが芽生えたあとに、『自分だったらどう着るだろう? 』と思い、イメージが膨らみ切らないことも。だから、そこでの迷いをぬぐえるものにできたらと。『このサンダルって、平日だとこういうコーデにも合わせられて、休日のおでかけ着にはこんな風に楽しめるんだ』というように、一つ一つは小さな気付きだとしても、それが積み重なっていけたら嬉しいですね

そんな編集チームのひとこま。日々色々なコンテンツが公開されるなか、改めてこのコラムの裏話をあれこれ聞いているうちに、気がつくとバックナンバーをポチポチと読み漁りたくなっていました。

そんな今週のアイテム紹介記事ではどんなアイテムがフィーチャーされているのでしょうか。これからもぜひ楽しみにお待ちくださいませ。

アイテム紹介記事一覧をみる

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