【あのひとが着てみたら】ピンクを自分らしく着こなすコツって? カフェ店主・高橋美賀さんの私服コーデ
編集スタッフ 松田
当店の特集やYouTube番組にもたびたび登場いただいている、東京・四谷のカフェ「MOON mica takahashi COFFEE SALON」の店主・高橋美賀(たかはし みか)さん。
高橋さんといえば、まわりまでパッと明るく導いてくれるようなチャーミングな笑顔と、ピンク色のお洋服をとっても上手に着こなしている姿が印象的です。
「ときめく色だけど、オシャレに取り入れるのはなんとなく難しい?」、そう感じてしまうピンクという色をかろやかに楽しんでいる姿に、私たちスタッフもずっと憧れていました。
ピンク色を自分らしく着こなせたら、もっと装いも楽しくなるはず。そんな想いから、高橋さんと当店で一緒に考えた、「私らしく、ピンクをまとう」シリーズというコラボ企画が生まれました。
▲大人のチャーミングさをまとえるような、ピンクのプルオーバーとテーパードパンツの2アイテム展開です
この特別コンテンツでは、高橋さんに「おしゃれ」にまつわるお話を伺いながら、今回のコラボアイテムでこだわったポイントや、実際にどんな風に着たいか、ふだんの私服と合わせたコーディネートをご紹介いただきます。
40代になってから、ピンクを身にまとうようになって
ピンクをかろやかに着こなしている高橋さんですが、ファッションにピンクを取り入れるようになったのは40代になってからだったのだそう。
高橋さん:
「30代までは、白や黒やネイビーのようなベーシックな色の服しか着ていなくて。そのほうが絶対かっこいい!と思っていたんです。
ピンクはもともと好きな色だったので、雑貨や小物は持っていたのですが、40代を過ぎた頃、洋服を買いに行ったときに、友人や店員さんに『ピンクが似合うね』と言われて。それで着てみたら、不思議とそれだけで気持ちが上がったんですよね。
それがきっかけで、靴やコート、ボトムス、トップス……とだんだんと増えていって、今ではすっかり自分のテーマカラーです」
▲高橋さんのピンク色のコレクションの一部を集めてもらいました。「まずは靴などの小物から取り入れるのもおすすめです」と高橋さん
「ピンクっていい意味で目立つし、鏡をみたときの顔写りもよくて嬉しくなるし。明るく元気にしてくれる色だなぁと感じます」
好きな要素を全部詰め込んだ、スペシャルな服ができました
これまで「好き」を大切に、さまざまな仕事に挑戦して感性を磨いてきた高橋さん。30代では、服と生活用品のセレクトショップ『アーツ&サイエンス』でアパレルの仕事に携わったご経験も。
今回のコラボアイテムは、そんな高橋さんと半年以上かけて、当店のプランナーが一緒に試行錯誤しながら開発しました。
セットアップとして上下揃えて着ても素敵ですし、お手持ちのワードローブにも合わせやすい色合いなので、それぞれ単独でも着回しやすいアイテムです。
高橋さん:
「今回開発に携わらせていただいたシリーズは、自分がこれまで愛用してきたお洋服の好きだなと思う部分を全部取り入れた、スペシャルなアイテム。まさにいいとこどりです。
プルオーバーは、光沢がある鮮やかなフレッシュピンクのリネン生地でできていて。びっくりするぐらい、顔色も映える色合いなんです。ボトムスは、普段からよく愛用しているテーパードのシルエットを選びました」
「プルオーバーもボトムスも、ゆるっとラクな着心地でありながら、ラフになりすぎないデザインと質感に仕上がっていてすごく嬉しい。
オシャレ着としても、仕事着としても、家で過ごすときにも、旅先にも。いろいろ使える二着だと思います!」
今回はこのプルオーバーとテーパードパンツを使って、高橋さんが私服とコーディネート。ピンク色をより自分らしくコーディネートに取り入れるための、ちょっとしたコツも教えていただきました。
プルオーバーとテーパードパンツの
着回しコーディネート
– 高橋美賀さん 164cm –
高橋さん:
「まずは定番のブルーデニムに、プルオーバーを合わせてみました。フランスの蚤の市でみつけた、がま口のかたちをしたシルバーネックレスと、黒のレザーバッグでピリッと引き締めて。
このフレッシュピンクは、デニムなどのブルーにもすごく合わせやすい色。ぜひお手持ちのデニムと合わせてみていただけたら嬉しいです。
この色は、開発途中に染色してもらったたくさんの種類のピンクの中から、一番肌を綺麗にみせてくれる色を選びました。一見鮮やかにみえますが、思いのほか馴染みやすくて、びっくりするくらい顔を明るく見せてくれるんです!」
「こういう、ゆったりしていて身体のラインを拾わない、ドレープが出るトップスがすごく好きで。今回もそんなデザインを取り入れてもらいました。
生地の揺れる感じが、大人っぽくて美しいなと思います」
高橋さん:
「今度はテーパードパンツに、ベージュのブラウスを合わせました。少しカラフルなスカーフをさらっと肩にかけて、初夏をイメージしたコーディネートです。
ベージュ色も以前から好きでよく着る色なのですが、この淡いグレイッシュピンクのボトムスとすごく合うんです。ベージュ×ピンクは試しやすい組み合わせでオススメです」
高橋さん:
「ボトムスは、ちょっと丈が短めで足首がみえるシルエットが定番。このボトムスもそんなテーパードのパンツに仕上げてもらいました。
なにより動きやすいですし、靴下を見せても可愛いし、夏は素足がみえて抜け感が出るのと、暑いときに涼しくてすごく楽なんです。ぴたっとせず、ゆとりのあるシルエットなので、気になる部分もぜんぶ隠せちゃいます。
シワになっても全然気にならない生地で、気楽にはけるのも大事なポイントです。洗ってもすぐ乾くし、旅先に持っていくのもいいんじゃないかな」
高橋さん:
「それと、すごく細かいポイントなのですが、ポケットのカンヌキと呼ばれる糸を上下で、色を変えているんです。トップスをインしたりアウトしたときに見え方に変化があって、楽しいかなって」
高橋さん:
「今度はお店での仕事着をイメージして、上下をセットアップとして揃えて、白エプロンを重ねてみました。ピンク×ホワイトも好きな色の組み合わせ。今回はエプロンを合わせましたが、白のコートやジャケットなんかを羽織ってもいいと思います。
プルオーバーは落ち感のある生地だからか、エプロンを重ねてももたつかないのがいいなと思いました。それでいて着心地もすごく軽いです。
あと水仕事などがしやすいように、袖のリブがしっかり留まるような仕様にしてもらいました。これは、こだわったポイント。肘まであげられて下がりにくいので、暑い時も便利です」
高橋さん:
「パンプスはもちろん、しっかりしたスニーカーも似合います。好みでロールアップしても素敵ですよ」
高橋さん:
「最後に、シンプルにセットアップで着用したピンクコーデです。
シルエットも肌触りも気持ちよくてストレスがないので、お出かけ着としてはもちろん、休日に思いっきりリラックスして過ごしたい日にも寄り添ってくれる洋服に仕上がっていると思います。
肩が落ちているデザインなので、首もとから肩にかけての流れがすごく綺麗にみえるんです。首の開き具合も、ほんの少し鎖骨がみえるくらいにして、細めのネックレスが似合うように調整してもらいました」
高橋さん:
「もちろんこのままお出かけ着にも。深いグリーンのベロアのパンプスやバッグと合わせてもいいなと思います。ピンク色って、意外と何色と合わせても受け止めてくれますよ」
***
高橋さん:
「デザインや生地など、いろいろお伝えしたいことがいっぱいでしたが、やっぱり一番気に入っているのは、この色です。
ピンクをまとうと、なんだか守られている感覚になるというか、幸せな気持ちにさせてくれるというか。自分が幸せだとひとにも優しくできますしね。まずは自分自身を優しく守るという気持ちが持てたらいいなと思います。
ちょうど桜が咲く時期、みなさんとピンクを楽しんで、幸せな気持ちを共有できたらすごく嬉しいです」
今回つくったトップスとボトムスは、どちらもフリーのワンサイズ。
着用レビューでは、身長の違う6名のスタッフが着ています。
着丈やサイズ感のほか、このピンク何と合わせる?セットアップで着るとどんな感じ?など、気になる試着の様子はこちらをご覧ください。
【写真】滝沢育絵
高橋 美賀
東京・四谷にあるコーヒーとお菓子のお店「MOON mica takahashi COFFEE SALON」店主。月の満ち欠けに合わせてオープンしている。月を眺めながらいただく、メニューの開運フードはカフェオレとプリン。オリジナルプロダクトの通信販売や、まるでお店に居るかのような雰囲気が味わえるYouTubeチャンネルをスタートし、noteで秘密のお茶会などオンラインサロンも開催。 Instagram:@micatakahashi
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