【クラシコムのしごと】「意思を持った素直さ」をたずさえて。2024年新卒入社式に密着しました

広報担当 白方

春のはじまりは、いつもの駅も街並みも新鮮な景色にうつり、胸が小さく高鳴ります。2024年4月1日、クラシコムでは、新卒入社のスタッフを3名迎えました。

新卒3名も、先輩たちも、みんながそわそわと浮き立つ気持ちで迎えた1日の様子を、レポートでお届けします。

新しいオフィスで、準備がはじまります

朝9時。この春に引っ越したばかりの新オフィスで、入社式の準備がはじまりました。

▲ドキドキした面持ちで、開始時刻を待つ新卒スタッフ3人。

入社までの約半年間にわたるインターンシップで、配属先の先輩たちとはオンラインでやりとりを重ねてきましたが、たくさんのスタッフと対面するのははじめてのこと。遠くからも、3人の緊張が伝わってきます。

いよいよ入社式がスタート

朝10時。配属先の先輩たちが30人ほど集まったところで、入社式のはじまりです。

▲「この日を楽しみにしていました!」と司会を務める人事の筒井。

まずは店長佐藤から、3人へメッセージが贈られます。

「みなさん入社おめでとうございます。せっかくの初日なので、クラシコムで働くうえで大切にしてもらえたら嬉しいことを、ひとつだけお伝えします。

それは『意思をもった素直さ』です。仕事でうまくいかないときに、どうしてできるようにならないのだろう、最初から考えられなかったのだろうと自分に矢印を向けて落ち込むのではなく、大切にすべきことは他のポイントにあったのかな、自分の外側にあったのかもしれないと、学ぶべき事柄に焦点を合わせてみる。

そのためには、意思の力が必要です。そしてこの素直さを、私たちはずっと大切にしてきました。経営にたずさわる私自身も、学ぶべき事象に直面したとき、素直に向き合うための努力が必要です」

▲お手紙を読むように、メッセージを贈ります。

「必死な時間はあっという間に過ぎていくように感じるかもしれません。でも素直に目の前の仕事に向き合うことで得られる経験値は、日記に書き留めていなくても、決して流れていきません。自分という容れ物の中にちゃんと蓄積されていくので大丈夫です。日々やってくるお題を受け取り、自分なりに考えてトライして、生じる結果からまた素直に学び、トライをする。このサイクルに安心して身を投じてみてください。」

新卒スタッフだけでなく、その場にいたみんなの心にじんわりと響く佐藤のメッセージ。続いて、代表青木からもメッセージが贈られます。

「僕からは、意思をもって素直であるために役立ちそうな考え方について話します。ひとつは『時間の捉え方』です。未来のことは、未来にしかわからない。僕たちは、現在と過去をみつめて、えいっ!と一歩を踏み出すことしかできません。

いま目の前に何があるか、まわりにどんな人がいるか、自分が持っているもので役に立てることは何かにフォーカスしてみる。そして、まわりの人ではなく過去の自分と比べてみる。未来のことはきっと未来にわかるから大丈夫という気持ちで、現在や過去をみつめる姿勢は、素直さを保つためにすごく大切だと思います。

そしてもうひとつは『受け入れる』ことです。みなさんと同じくらいの年齢から30年の時間を歩んでみて、確実に言えることは、ずっと大変だということ。歳を重ねても悩みや葛藤がある。でもそれは自分だけではないし、どこまでいってもそういうものなんだと思えると、ふっと楽になります。これから問題に直面したとき、一度受け入れてみる努力をしてみてください。そうしたらきっと前に進めるはずです。あのとき新卒でクラシコムを選んでよかったなと思えるようがんばってほしいですし、いつまでも一緒に働きたいと思えるよう、僕たちもがんばります。」

佐藤と青木からのメッセージを受け止め、一同、背筋がぴんと伸びます。

新卒スタッフが、いま感じていること

続いて3人からも、いまの気持ちを先輩たちへ伝えます。

就職活動で悩んでいたときのこと、クラシコムに出会って入社を決めるまでのこと。インターンシップを通じて感じたクラシコムのこと、そしてこれから配属先で、どんなふうに仕事に向き合っていきたいか。

それぞれが自分の言葉で紡いだ素直なメッセージに、大きな拍手が贈られます。

最後は各グループのマネージャーから、お祝いの花束と言葉が贈られました。まっすぐな思いを受け止め、これから一緒に仕事ができることへの感謝を伝えます。

うまくいくことも、そうでないことも、一緒に味わいながら、いつかの未来で今日のことを希望をもってふりかえれるよう歩んでいけたら。

▲店長佐藤と代表青木と新卒スタッフで記念撮影。

そんな願いを一人ひとりがたずさえながら、入社式を終えました。

入社式のあとも、1日は続きます

入社式のあと、先輩社員からのオリエンテーションを受けた3人。これからの仕事において大切な情報の取り扱いや、ツールの使い方を、じっくりと習得していきます。

オリエンのあとは、おまちかねのランチタイムです。

▲桜の塩漬け、ふきのとうの天ぷら、山椒ごはん。春の香りがぎゅっとつまったお弁当。黒ごまでクラシコムのロゴマークをあしらったつくねも入れていただきました。

今日だけの特別なお弁当に、手に取るスタッフたちも、思わず頬がゆるみます。

配属先のグループに分かれて座り、みんなで「いただきます」。

新卒の3人にとって、たくさんの先輩スタッフに囲まれてランチをするのは、はじめてのこと。あちこちで、おしゃべりに花が咲きます。

なごやかなランチを終え、一息ついたあとは、オフィス内を巡るツアーの時間。新しいオフィスのコンセプトや見どころを、広報スタッフが解説しながら案内します。

▲会議室の電気をぱちり。ここで打ち合わせをする日も近いのかな?と想像がふくらみます。

ツアーのあとも、法務や人事のオリエンテーションが続きました。

そして18時。1日に行ったことの復習と日報を記録して、新卒スタッフにとっての長い長い1日が終わりました。

4月1日、意思をもった素直さで目の前の仕事に向き合うことを心に刻み、新年度のはじめの一歩を踏み出しました。新しいオフィスで、新しい仲間を迎えたクラシコム。これからも、どうかあたたかく見守ってくださると嬉しいです。

【写真】鍵岡龍門

「クラシコムのしごと」
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