【あの人が着てみたら】いくつになっても好きな服を着ていたい。長塚のり子さんの「ミドル丈ニット」着回しコーデ
編集スタッフ 寿山
「冬コーデに迷わない」をコンセプトに、どんな色や形のボトムスとも合わせやすい、あったかウールのミドル丈ニットが発売となりました。
この特別コンテンツでは、私たちの憧れの女性のひとり、長塚のり子さんを訪ねました。ミドル丈ニットを実際にご着用いただき、長塚さんならどんなふうに着たいか、私服と合わせたコーディネートを見せていただきます。
このニットは、贅沢にウールをたっぷりと使った、ゆったりシルエットが一番の特徴。オーバーサイズでありながら、パンツを合わせても、スカートを合わせてもすっきり見えるシルエットで、コーデの主役にもなってくれます。
いつものデニムに合わせるだけで、ちゃんとおしゃれに見えるように。そんな想いを込めて開発しました。
▲当店の「冬コーデに迷わない」あったかウールのミドル丈ニット。グレー(写真左)とブラック(写真右)の2色展開
さっそく長塚さんにニットを着用されてみての感想を伺ってみましょう。
年齢を重ねたいま欲しいのは、まさにこんな定番服
長塚さんは、アートや食、アパレルなどさまざまな仕事を経て、28年前に東京・青山から静岡県へ移住。いまは庭の草花をいかしたリース作りでワークショップを開催するなど、ガーデナーとして活動されています。
いつも白や紺、グレーにブラックなどのベーシックな色を組み合わせた、シンプルなコーディネートを楽しんでいる長塚さん。定番服のデニムやスカートに合わせてみて、どんなことを感じられたのでしょうか?
長塚さん:
「大袈裟じゃなく、持っている服なんにでも合うんですよ。デニムやチノパンはもちろん、私がよくはく長めのスカートにも似合うので、コーディネートに困らない、というのが第一印象でした」
長塚さん:
「いろいろな着こなしができるのも嬉しいですね。年齢を重ねたいま欲しいのは、まさにこういうもの。ベーシックな服を、長年愛用している服や小物と合わせて、自分好みに着こなすのが楽しいですから」
そう笑顔で話してくれた長塚さんの定番服と合わせたコーディネートを、さっそく見せてもらいましょう。
ミドル丈の服、こんな風に着てみたい
長塚のり子さんの着回しコーデ
大好きなロングスカートとも
好相性でした
長塚さん:
「身長が149cmなので、このニットは大きすぎないかなとやや不安もあったのですが、ミドル丈のニットは新鮮でもあって、どう着ると自分好みになるかなと、あれこれ試すのが楽しかったです。
ロングスカートが好きでいろいろ持っているのですが、このゆったりとしたニットにもよく合うなと思いました。スカートがコットン素材なので、中にシルクのレギンスを合わせています」
長塚さん:
「スカートの下にレギンスなんて昔だったら考えられませんでしたけど。ほんの少しチラッと見えるのが今らしいかもと思って。
定番服にその時々のエッセンスを少し取り入れてみると、新しい風が吹いて楽しいんです」
▲手首もすっぽり覆う長めの袖であたたかい
長塚さん:
「ふだん色のある服はあまり着ないのですが、真っ赤だけは例外。子どもの頃に近所に住む白髪のマダムが、ある日真っ赤なリバーシブルのコートを着ていて、裏はモノクロのギンガムチェックで、すごくおしゃれだなと憧れました。
私もいつか白髪になったら真っ赤なコートを着ようって。まだ彼女ほどきれいな白髪ではないけれど、モノトーンに赤を組み合わせるのがお気に入りです」
▲スニーカーはコンバースを長年愛用。スーパースターも好きで白や紺、赤など服に合わせて楽しんでいる
デニム×スカーフで
品よくカジュアルに
長塚さん:
「ニットの裾を内側に折ると、少し丈が短くなって印象が変わりますね。デニムに合わせるなら、このバランスも良さそうです。そのままでも素敵だし、アクセントにシルクのスカーフを巻いてもいいですね。
足元はモカシンブーツを合わせて、カジュアルな着こなしとも相性が良いなと思いました」
長塚さん:
「天然素材の服が好きなので、冬はウールやカシミアのセーターをよく着ます。このニットもウールなので着心地がよくて、私はそんなにチクチクする感じはしませんでした。家事をするときは、袖をぐっとまくると良さそうですね」
長塚さん:
「ネイビーのチェスターコートを羽織ったら、ニットのグレーが映える気がして。
アクセントに添えたシロクマのブローチは、孫娘からのプレゼント。本当は夫にと買ってきてくれものだけど、彼がつけないから私が使っています(笑)」
▲パリに住む孫娘がオルセー美術館で買ってきてくれたブローチ
▲カゴが大好きで季節とわずよく合わせるそう
黒にタータンチェックを合わせて
あえて一枚で着るのも楽しい
長塚さん:
「黒は大好きなタータンチェックと組み合わせて着てみたいと思いました。革のバッグをこうして肩掛けにするのもアクセントになりますね。
厚手なので、あえて一枚で着るのもいいかもしれません。一枚で着るなら、下にもう1枚カシミアかウールのセーターを重ねます。お洗濯で縮んでしまったり、もう着なくなった色のものとか家にあったりしますでしょ? そういうセーターの袖を短くカットして、インナーがわりに素肌に着ると、肌ざわりもよくて一日あたたかく、気持ちよく過ごせますよ」
長塚さん:
「タータンチェックのスカートは、もう30年近く愛用しているもの。ひと目で気に入って買いました。ずっと手元に残るのは、なんとなく買ったものではなくて、やっぱりすごく好きで買ったものが多い気がします。
真冬になったら中綿入りのアウターを羽織れば、あたたかく過ごせそうです」
▲ショート丈のアウターから、少し裾がのぞく感じもかわいい
長塚さん:
「このニットは袖がゆったりとしている分、アウターも袖まわりがたっぷりとしたデザインでないと窮屈になってしまいそうだったので、上着のかわりに厚手のストールを羽織るのもいいかもしれません。
外を長時間歩くとき以外は、こんなスタイルも楽しいですね」
当店のニットに合わせてくださったどのお洋服も、20年、30年、40年と長く愛用されてきたものばかり。「80代になったから、この服は着られない。この色は似合わない。そんな風に思ったことはありませんでした」という一言が心に響きました。
いくつになっても、好きな服を変わらず楽しめることを目の前で見せてもらえた気がして。歳を重ねる楽しみがまたひとつ、増えたような気持ちです。
もうすぐ12月、いよいよ冬本番を迎えます。「あったかウールのミドル丈ニット」は、おしゃれしたい気持ちと、冬もあたたかく過ごしたい気持ち、どちらも満たしてくれるニットです。
もしご興味持っていただけましたら、冬に頼れる定番服として迎えていただけたら嬉しいです。
【写真】鍵岡龍門、山根悠太郎(3枚目のみ)
長塚のり子
1941年生まれ。神奈川県出身。アートや食、アパレルにプレスなどさまざまな仕事を経て、28年前に青山から静岡県へ移住。いまは庭の草花をいかしたリース作りのワークショップを開催するほか、自宅の多目的ルームを開放した音楽会やイベントも主催している
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