【同時発売】ハレの日フォーマルと合わせて。「野花モチーフのジャカード織りフォーマルバッグ」も登場です!
こんにちは! 商品プランナーの中居です。
本日発売を迎えた「私らしく、ハレの日を」フォーマルウェアシリーズ。
合わせて持てるセレモニー用のフォーマルバッグも揃えておけたら、当日を安心して迎えられそう。
そんな思いからハレの日に寄り添う「野花モチーフのジャカード織りフォーマルバッグ」をつくりました。
早速ご紹介させてください。
ハレの日でも、自分らしさがひとさじ欲しくて
企画を考えるにあたって、自分がこれまでに参加したハレの日を思い出してみました。
お祝いの機会だからこそ、心から気に入ったフォーマルグッズを見つけたい。でも迷っているうちに当日が近づいてきてしまい、慌てて無難なものを選んでしまったことも。
結局、どこかいつもの自分らしさとは離れた装いになってしまうことが多かった気がするんです。
また母親として式典に参加するシーンでは、息子優先で自分の装いはつい後回しに。恥ずかしながら、手持ちのものをなんとか組み合わせてやり過ごしてきました。
立ったり座ったりの動作も多く、持ち帰る大量の書類や荷物に面食らったり。終了後にはお腹が空いてものすごく不機嫌(たいてい午前中いっぱいかかる)な息子をなだめ、抱えながら帰らなければいけなかったり。
素敵な装いではいたいけれど、ストレスなく立ち回れるかどうかも大切なんだなと痛感しました。
そこで、
・晴れやかなシーンにふさわしく、主役を立てつつも、自分らしさを大切に
・当日にソワソワせず自然体で振る舞える使い心地のよさ
・ひとさじ華やかさはありつつも、限られたシーンだけでなくずっと使えるテイストに
以上のポイントを大切にデザインをつくっていくことにしました。
華やかさをプラスする、オリジナルジャカード生地ができるまで
選んだ素材は、上品な光沢感がありつつも、柔らかく身体に寄り添うジャカード生地。
ジャカード織りならではの光沢や表情により、バッグそのものがアクセサリー代わりになってくれるような、ささやかな華やかさを目指しました。
モチーフには、ささやかなお祝いの気持ちを添えたくて「野に咲く花々」を。デザイナー・波々伯部のオリジナルデザインです。
花と葉を組み合わせ、可愛らしすぎず、落ち着きのある華やかさを表現しました。
配色や装飾を施さずに、ジャカード織りの凹凸感だけで絵柄を表現しようとしたのですが、これが大苦戦……。
思うような立体感や繊細さが表現しきれず、糸を変え、柄を調整し、何度も作り直していただきようやく理想の生地が完成しました。
▲絵柄のサイズピッチやバッグの形、色合いによっても印象が異なることを検証しながら進めました
色はどんなシーンでも使える深いネイビー1色。光沢の出方、凹凸で生地に表情があるので1色づかいでも奥行きがあります。
実は使っている糸は1種類。そのうち3パターンの太さの糸を組み合わせながら織り上げ、この光沢感と立体感を表現しているんです。
当店だけの特別なジャカード生地、そのものの美しさにも注目していただけたら嬉しいです。
寄り添う使い心地を目指して
並行して、形・仕様についても検討を進めていきました。
サイズは、財布・携帯電話・ハンカチ・リップなど必要最低限のものがすっぽり収まるように。もちろんご祝儀袋や式典のしおりなども収まる高さに配慮しました。
▲膝の上にすっぽりと収まりがいいよう、マチも最小限にとどめています。
形はひとさじ優しさを感じる、底に向かってラウンドしたドロップ型に。
芯材を入れてほどよくハリをもたせ、縫製でしっかりとエッジを出すことで、ほっこりしすぎずモダンな印象に調整しました。
とくにこだわったのが持ち手の長さ。受付で記帳したり、子どもを手伝ったりするときなど、バッグを肩に掛けたいシーンがありますよね。
もたつかずにサッと綺麗な動作で肩に掛けられて、手持ちしたときにも美しく見える絶妙な長さを探りました。
落ち着いた振る舞いを邪魔しない、寄り添ってくれる仕様に仕上がりました。
嬉しいサブバッグ付き
いただいた書類だったり、履き替え用の内履きだったりもスマートに持ち歩きたい。そこでサブバッグもセットでお作りすることに。
サブとはいえ、合わせて持つシーンを想定し丁寧なつくりを心がけました。
▲フォーマルバッグと持ち手の長さを揃えることで、見た目も美しく、持ち歩きやすさも。
持ち手の取付け部分が綺麗に見える縫製方法を工夫したり、同じ裏地を使うことで統一感も出しているんです。
A4ファイルがすっぽりと収まるサイズで、マチもあるので少し厚みのある荷物もすっきり収まりますよ。
当店ロングセラーのもう一つのフォーマルバッグのサブバッグに比べると、少しだけスリム。容量はほとんど変えずに、畳んで持ち歩きやすいサイズに調整しました。
大切なハレの日。自分らしさのある装いで、心の底からお祝いの気持ちを表せたらいいですよね。このバッグがそんな大切な日に寄り添ってくれますように。
ぜひフォーマルウェアとともにお手に取っていただけたなら嬉しいです。
▼同時発売「私らしく、ハレの日を」フォーマルシリーズはこちら
– staff –
photo: 上原朋也(6枚目以外)
styling: 岡本さなみ
hair&make: 宇津木明子
model: 麻絵(MALLOW st.)
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