第4回 味と機能のバランスに悩みつつ・・・
クラシコム代表 青木
さて前回から少し間が空いてしまいましたが、買付け旅行に出かける直前でありながら、事務所探しは継続してました。
しかしだんだん不動産やさん的にも、ネタ切れな感じになってきてるようで、出て来る物件も、普通のワンルームアパートという感じのものが増えてきました。
そして逆に味がある物件になると、味がありすぎて、仕事場としては使いにくいとか、味というよりはただボロイだけでは・・・なんてものも多く、中々思う広さ、日当たり、場所の気持ちよさ、交通の便等の希望をかなえるのは難しいのかなーと、少し弱気になっていました。
そんな中で、先日内見した物件の中で2件をご紹介します。
■「味がある」を通り越して・・・
家賃3万五千円。礼金なし。光熱費込み・・・・等々
お得な条件てんこ盛りのわりには6畳和室2間と押入れたっぷり等広さは十分な物件とのこと。
ただ味はかなりありますよ・・・と不気味に微笑みながら話す不動産屋さん。
不動産屋さんの車から降りて、ここですよーと案内されたアパートの外観がコレ。
古そうだけど、中がイイ感じだったら許容できる感じ。
中に入ると、確かに広いのだが。。。。。。味というか。。。単にガッツリ古いのでは。。。
物入れかなーと思って開いた扉の中には、いきなり和式トイレ。窓無し。ウウ、ここでは僕ムリです。
キッチンはこんな感じです。
確かにすごく安いし、モノを置くスペースは十分なんですが。。。やっぱりここまで来ると無理です。スイマセン軟弱で。
というわけで次に物件へ
■普通に良い部屋
この部屋は取り立てて、特徴があるわけではないのですが、下のグラフのような中々良い条件
コレなら当分ここでがんばれるし、仕事も集中して効率よく出来そうな感じ。特に味があるわけじゃないんだけど、普通におトクで使い勝手がよさそうな部屋。
それでいて居心地もよい。
なんか、変わった物件に・・・とばかり思っていたのだけれど、イロイロ見ていくと、まずは必要な機能がキチンとそろっていて、効率よく仕事できる環境を作れるかが一番大事なことで、そういう要件を備えていて、それでいて個性のある物件というのは中々予算内では難しいなーと思うようになりました。
で、不動産屋さんといったん別れて、国立駅前のエクセルシオールカフェにて、佐藤と30分ミーティング。
最初に見た「元下宿」物件VS「普通によい部屋」のどちらかに決めてしまおうということになる。
二人でそれぞれの物件のプラス面とマイナス面を挙げていく。
コスト的には「元下宿」に軍配が上がるが、集中して効率よく仕事が出来るか?という基準で言うとやっぱり「普通によい部屋」が望ましい。
かなり悩んだが、最後は僕が独断と偏見で、「普通によい部屋」にすることに決定!
決め手はそこで自分が長時間篭って仕事をした時に、気持ちよく集中できそうな場所である事でした。またこの値段でこの広さという物件も早々無い事がわかったのも大きいです。
というわけで、わりとあっさり場所が決まってしまいました。
そして3月3日に取り合えず、最低限の荷物だけを運び込みました。
まだ家具は全然買ってないので、本格的には買い付けから帰ってきてからです。
友人が使わなくなったエスプレッソマシーンをくれました。
買い付けから帰ってきてから、少しづつ備品を買い揃えたり、自分達で誂えたりして居心地のよい事務所に変身させて行きますー
次回以降は少しづつ出来ていく事務所の中をお見せしたいと思います。
という事でまだまだ次回に続きます。
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