クラシコム代表　青木

「お店の本ができるまで」の第2回目も私アニのほうが担当します。

ある程度の企画、構成が定まったところで、書籍をデザインしてくれるデザイナーさんの選定があります。

選定方法は基本的に編集者さんが良かれと思うデザイナーさんを選ばれて、そのデザイナーさんのこれまでのお仕事や、資料などをお送りいただき、僕らのチェックも経て決定という流れです。

で、今回編集者さんが「この方どうでしょう！」とお勧めいただいたのが
こんな本をデザインしたデザイナーさんでした。

なんか素敵じゃないですか！

社内で資料やら本やらを回覧したら、スタッフ一同かなり盛り上がりました！

そしてすぐに編集者さんにメールで「よろしくお願いします！」とお返事。

ここでも即断即決です。

そうして編集者さん、デザイナーさん、著者のわれわれというプロジェクトチームが出来たので、さっそく企画構成会議を開きました。

最初は台所周りに絞った本にしようという案もあったのですが、僕らの店名である「北欧、暮らしの道具店」を書名にすれば、僕らの店を知らない人でも書籍の内容が一目でわかるし、これまでにたくさん出されている北欧雑貨関連の本とも、何か違うのでは？と期待を持って手にとってもらえそうだということで、店名を前面に出してお店の世界観から北欧の雑貨をご紹介する本を作ることに決まりました。

そして北欧の人たちが作っているスタイルをそのまま輸入したような本ではなく、北欧の雑貨を使って日本で暮らす僕たちが、どうやって「自分らしい」スタイルが作れるか？そんなことを考えるヒントになるような本にしましょうと盛り上がりました。

さらに、編集者さんが僕らのWEBサイトで公開している旅日記や開店秘話にとても面白がって下さっていたので、そのあたりやスタッフのプライベートの様子なども盛り込むことに！

盛りだくさんです！

そして結構大変なことかも・・・・なんて、いろいろ決まったあとで若干恐ろしくなったり。

そして社内の役割分担もある程度決まりました。

各章にあるその章の扉に配置されるシーンの写真のスタイリングはスタッフ安田が全面的に担当することに。

しかも書籍の奥付にスタイリング担当としてクレジットされちゃうとのこと！ものすごいことですが、その分相当なるプレッシャーを感じてフワフワしたテンションになっている安田(笑）

そして各商品へのキャプションの執筆、まえがき、あとがき、途中途中のコラムなどそれぞれの文章を各担当なども決めました。

まったく未経験のことなので、それぞれみんなどこかしら緊張で笑顔が固まってました。

ただ僕らは執筆のプロでもなければ、有名人でもないので、せっかくオファーを下さった編集者さんや、一緒に本を作ってくださるデザイナーさん、カメラマンさんなどに対して納期必達、期待以上の成果物をお返しすることでしか報いることが出来ないので、スタッフ一同改めて気合を入れていくぞと心に誓いました（笑）

いよいよ企画も固まり、固まった企画に基づいて構成もリライトされて、あとは素材である写真や文章を用意するという僕らの仕事が始まります！

次回は素材集めや撮影の様子などをご案内します。

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