特集|秋の夜長に観たい、あの映画。:『クレイマー、クレイマー』のフレンチトースト
編集スタッフ 松田
こんにちは、スタッフの松田です。
本日から4日間で、特集『秋の夜長に観たい、あの映画。』をお届けします。
すっかり肌寒くなって、食欲が増してくる秋。そんな時は、美味しそうな料理が出てくる映画を手に取って、ちょっとのんびり、少しだけ夜ふかしをして、秋の夜長を楽しんでみてはいかがでしょうか?
今回の特集は、観たあとにキッチンに足を運んで何か作りたくなる、そんな映画を集めて、大好きな食卓のシーンをイメージしながら映画の中に登場する料理をいくつか作ってみました!
レシピはスタッフが真似をして作ってみた簡単なものばかりですが、あの映画の素敵なシーンを思い出しながら、食卓を囲んで一緒におしゃべりするような気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。
映画「クレイマー、クレイマー」
クレイマー、クレイマー [DVD]
1979年/アメリカ/105分
監督:ロバート・ベントン
出演:ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ、ジャスティン・ヘンリー他
Story
舞台はニューヨーク。仕事に没頭して家庭を顧みない主人公のテッド。妻は、そんなテッドに愛想を尽かして、悩んだ末、新たな人生を探すために突然家を出て行ってしまいます。そこから幼い息子と二人きりの、慣れない共同生活がスタート。数々の失敗やケンカを乗り越えて父と子の絆が深まった頃には、切ない別れの時が訪れてしまいます。
映画の内容は知らなくても、タイトルとフレンチトーストのことは記憶にあるような気がする。そんな方も多いのではないでしょうか?
この映画は、私も大好きな映画の一つで、特に息子ビリー君のひとつひとつの表情や仕草、テッドと妻ジョアンナの裁判シーンは何度観ても切ない。心がぎゅっとなって、揺さぶられます。
世代や立場によって、登場人物に対する感じ方は少しずつ異なるかもしれません。でも、見終わった後は、自分の家族や大切な誰かを想う気持ちがより強くなるような気がします。
ニューヨークの美しい季節の移り変わりやメリル・ストリープのファッション、マンドリンの音色が軽やかなテーマ曲もとっても素敵で、見所がたくさんある映画ですよね!
大好きなフレンチトーストのシーン
記憶に残る場面が多い映画ですが、やっぱり好きなのはフレンチトーストを作るシーン。
マグカップに卵液を入れてしまいパンがはみ出したり、卵のカラが入ってしまったり、焦げ焦げになって、しまいにはフライパンを引っくり返してイラついてしまうテッド。
けれど映画の終わりには、ビリーとの連携プレーで上手にフレンチトーストを作れるようになっていて、二人の生活の積み重ねを感じとれるシーンです。
そんなシーンを観ていると、思わず自分も食べたくなって、次の日の朝一番でフレンチトーストを作りにキッチンに走る、なんてことがよくあるんです〜(笑)
Recipe
スタンダードなフレンチトースト
今回はごくスタンダードなレシピで作ってみました。
Recipe
1. 卵2個を割りほぐし、牛乳1カップ、砂糖小さじ1を加えてよく混ぜて、食パンを浸しておく。
2. 熱したフライパンにバター大さじ1を入れ、ジュージュー溶けたら食パンを焼く。
3. 両面にこんがり焼き目ができたらお気に入りのお皿に移し、お好みでメープルシロップをかけてできあがり。
※今回は小さいサイズのミニ食パンを使いました。
・プレート(18cm)/SPISA RIBB/スティグ・リンドベリ
・タンブラー(クリア)/Kartio
普段の何気ない朝食の時間が、いつの日か、忘れられない大事な思い出になる。そんなことも、予期せず訪れるのかもしれません。
映画のテッドとビリーのように、何気ない時間も大切にできたら、とっても素敵なことですね。
少しひんやりとした風がふいて、朝の時間が気持ちよいこの季節。
休日の朝にはフレンチトーストを作って、おしゃべりをしながら、のんびり朝食を楽しんでみてはいかがでしょうか。
明日は、「かもめ食堂」に登場する“おにぎり”を作りました。お楽しみに!
もくじ
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