店長　佐藤

外は毎日しみるように寒いけれど、花屋に行くのはこの季節が一番好きです。

なぜって、色とりどりのチューリップがずらりと並ぶから！

チューリップは旅の思い出ともあいまって、大好きなお花です。

初めて真冬のスウェーデンに旅行に行ったとき、ストックホルム市内の屋外市場には束にまとめられたカラフルなチューリップが沢山売られていて大興奮でした。

ストックホルムの友人のアパートに招かれたときもダイニングにはワサーッとチューリップが飾ってあったし、泊まったホテルのロビーにも、ホテルで食べる朝食のテーブルにも、どこに行ってもチューリップと目が合ったことを思い出します。

つい最近、花屋でオレンジ色をした魅力的なチューリップを見つけたときも、そんな旅の記憶がよみがえって吸い込まれそうに。

この日の花屋にはチューリップの近くに菜の花が並んでいたので、気が早すぎるかもしれないけれど、あたたかな春を待つようなアレンジにしてみようかなと思い立ちました。

菜の花の黄色と、チューリップのオレンジ色のグラデーションがなかなかグッド！

家のなかにだけひと足早く春が訪れたような晴れやかな気分を味わえました。

そうそう、最近、念願だった花ばさみを手に入れたので、その使い心地を試すのも楽しい時間。

はさみを変えたら、花保ち（はなもち）が少し良くなったような気がしないでも！？
（はさみは藩州刃物のものです）

ずっと自己流で楽しんでいるお花ですが、念願だった花ばさみを手に入れたら、なんだか背筋がシャンとするような感じがして、子どもが成長してもう少し自分の時間がとれるようになったら、ちゃんと先生についてお花を習ってみたいなと思い始めました。

自由に楽しんだ後は、きちんとした制約が知りたくなる。

わたしの場合、いつもこの順番だなあ。
いいのだか、悪いのだか。

時間をとってルールを学んだら、今よりもずっと存分にお花を楽しめるようになるかもしれない。

年齢を重ねていった先にそんな景色があったらいいなあと思います。

そんなことまで考えさせてくれる道具の効果ってすごい！はさみ片手に、ただいま実感中です。

 

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