【おかげさまで1周年】KURASHI&Tripsこの1年のこぼれ話
お客様係 上山
(撮影:松浦摩耶)
はじめて「KURASHI&Trips」というブランドが立ち上がり、はじめてオリジナルの販売がスタートしたのがちょうど1年前、2014年3月初旬。
早いものであれから1年、これまでにおおよそ39種類のオリジナルジャムを製造し、お客さまの元へと送り出してきました。
商品ページには今まで送り出してきたあのジャム、このジャム。
ずらーっと勢揃いしていて、こんなにもいろんな種類のジャムが世に送り出されていたこと、いまさらながらしみじみながめてみたり。
オリジナルジャムにまつわるこの1年のこぼれ話や裏話を私ウエヤマがすこーし綴ってみようと思います。
味と季節にこだわりをもって作るフルタヨウコのジャム
39種類のジャムとその掛け合わせ
販売の数か月前にいつも真っ先に考えるのは、季節の果物が市場にでまわる時季とジャム工房での製造行程スケジュール。そしてココが大事、料理家フルタヨウコならではのミックス手法。
ジャム工房や社食の用意でオフィスにフルタさんがいるとき、いつものおしゃべりの流れで「こんなジャム、食べたいね!」「こういう組み合わせってありかな?」と、あれこれ話題にしていくうちに販売するジャムが決まること、多いんです。
やっぱり旬の果物ならではの美味しさとスパイスやお酒の絶妙なかけあわせが、KURASHI&Tripsの得意とするところ。
果物そのものの素材の良さを最大限に活かした美味しさを追求するために、みんなで試作や試食を何度も繰り返しながら、お客様に「また食べたい!」と思ってもらえる魅惑のジャムを探究し続けたこの1年。
1年の月日の中でつくり上げられてきたのがこの39種類のジャムたちなんです。
オリジナルジャムの定番となった「りんごのジャム」
この1年で定番人気となった「りんごのジャム」。りんごも種類や旬の時季によって使う品種を変えたり、りんごそれぞれの特徴を考えて掛け合わせも変えています。
品種は、おもに紅玉、サンふじ、王林を使うことが多いのですが、それぞれに美味しくいただける「旬」の時季は決まって冬から春にかけて。そのシーズンを考慮しながらジャムは作っています。
夏場にりんご系のジャムが顔をみせなくなるのは、こんな風に季節にそって作っているからなんです。
りんごの品種、それぞれの特徴を活かして、他の果物を組み合わせるときがあったり、スパイスやお酒をセレクトするのもKURASHI&Tripsのこだわりです。
あまおうやドライフルーツと組み合わせてみたり、シナモン風味、バニラ風味、ラム酒仕立てのようにスパイスやお酒とあわせてみたり。掛け合わせ方によってりんごって本当に違う表情をみせてくれます。そして、毎回素材の奥深さを感じさせてくれます。
雪で果物が届かない!そんなときでも
電車がストップ、道路に交通規制がかかり車が思うように動かない、2014年はとにかく大雪で東京近郊の交通機関がマヒすることが多かった年。
そんな状況下でも、KURASHI&Tripsのジャム作りは発売に向けて毎日行っています。
この雪のおかげで、フルタさんをはじめとするスタッフがジャム工房へ到着するのにも時間がかかるありさま。さらにはその日到着予定だった果物がこの雪だと届かない!という事態も発生。
スタッフがきても製造するための果物が届かない、作れないっていうことは、ジャムの発売にも影響がでてくるかも!とあわてる店長佐藤と上山。
物流が止まっているためどうしようもない。それでも一か八か果物の卸元へ相談「困ってます、どうしたらいいでしょう」。すると、雪で道路状況も悪い中、いつもの担当の方がわざわざ車を飛ばして大急ぎで果物を運んできてくれたんです。
そのおかげで、スケジュールどおりにジャムの販売スタートができた、なんてこともありました。
こんな急なお願い事がたまに生じてしまうこともある製造現場ですが、卸元や生産者の方々のご協力のおかげで、ピンチも切り抜けてきたな~という実感もあるんですよ。
柿ジャムって美味しいんだ
KURASHI&Tripsにかかわるようになったこの1年でずいぶん自分の食生活も変わったものです。
なぜならば、自分で作る食事が和食中心だったりするもので、実はあまりジャムを主食とする朝食に縁がなかったんです、私(汗)
ジャムと言えばいちご、ブルーベリー、オレンジママレードの定番を思い浮かべる程度。
それがジャムの製造にかかわることになってからは、朝食や休日のブランチには率先してパンとジャムの食事を提案するようになったんです!それもこれも「柿ジャム」との出会いかなと思っています。
フルタさんのジャムって今までのジャムの概念をいい意味で裏切ってくれるところがありまして、「どんな味かわからないから食べてみたい!」という私の新しいものへの探求心をめちゃくちゃくすぐってくれるジャムが次々に登場するんです。
柿とシナモンの組み合わせ、未知の味は魅惑の味だったようで、その後、私のジャムランキングの中でベスト3にいつも入っております。今年もその季節が近づくのが今からとっても楽しみ。
味わったことのないジャムをどんな風に食べると「ココロ踊るくらい」美味しくいただけるのかな?と考えながら、ジャムの朝食を楽しむようになったこの1年でもあります。
1歳になったKURASHI&Tripsのジャム、これからもよろしくお願いします!
私自身色んなハプニングや日々の気づきを与えられながら、ジャムとともにここまできたのかなと思っています。
まだまだ書ききれない思いはいくつもあるのですが、長くなりましたのでまたの機会に。
KURASHI&Tripsブランドとオリジナルジャム、おかげさまで1歳の誕生日を迎えました。このひとさじのジャムが日々の生活にちょっとした楽しみや豊かさをもたらしてくれるエッセンスになっていると、本当に嬉しく思います。
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