【新コラムがスタート】今から8年前の開店当時、なにを書き、なにを考えていたのか?
店長 佐藤
(文・店長佐藤)
お店がオープンした8年半ほど前、
最初のコラムは23人に宛てたものだった。
「北欧、暮らしの道具店のメルマガは最後のコラムが楽しみで、いつも必ず読んでます」
今日のメルマガには何を書こう、次は何を書こうかと、実はいつも頭のなかでネタ探しをしている私たちにとって、こうしたありがたいお便りは何よりの励みです。
当店のメルマガ『クラシ通信』もお店が開店した2007年9月から今日まで、あらためて調べてみたら900通以上をお届けしていました。
さらにさかのぼって調べてみたら、当時は「店主のひとりごと」というタイトルでしたが、記念すべき最初の号からメルマガの最後にミニコラムをつけるというスタイルだったことも再確認。
しかも最初のコラム付きメルマガの配信数は23件でした。
23人の方たちにお届けするところから始まったメルマガも、現在では5万人近くの方にお届けするようになっています。
この8年半という時間のなかで、数え切れないほどのコラムを書いてきたことにもなるわけですが、開店当初のコラムにはどんなことを書いていたんだろう?数年前の今日と同じ日にはどんなことを書いていた?自分たちでも、そんなことを振り返ってみたくなりました。
そして、せっかくなら、時おりそんな以前のコラムをお客さまにも読んでもらうのはどうだろう?
最近当店を知ってくださったお客さまには、何年も前のコラムが逆に新鮮に感じられたりして?
そんな好奇心から、この新しい読みものの構想が生まれました。
今日はこの新企画のスタートにふさわしく、今から8年半ほど前に綴った第1号のメルマガコラムを振り返ってみることにします。
- 2007年9月28日 配信 -
記念すべき第1号のコラムより
つい先日発売されたばかりの雑誌リンカラン(※追記 2009年に休刊)別冊「スウェーデン オーガニックで幸せな暮らし」買ってしまいました!
買いたてすぐに通勤電車でじっくり読んだのですが、会社に来てみたら兄も同じ日に同じものを買っていたようで、やはり通勤電車のなかで読んできたようでした。二人のデスクに同じ雑誌がのっかっていました(笑)
まあ、興味の対象が同じなので当たり前のことなのかもしれませんが…。兄妹ってこわいですね。同じようなことを同じときにしてたりする。
その雑誌のなかに印象的なフレーズがありました。それはスウェーデン人のあいだで昔からよく言われている言葉(ことわざ)のようで、
『天気が悪いんじゃない、服が悪いんだ』という言葉です。
服をちゃんとすれば寒くないのと同じように、なんでも前々から準備して臨んだり、良い方法を考えることで困難を避けるという考え方をあらわしているそうです。
なんと、スウェーデン人らしき考え方!価値観!と思いました。
物事がうまくいかない時、それを周りの環境や他人のせいにしてしまうというのはよくあることですが、現実としっかり向き合ってそれを一度捉えたうえで「はて、じゃあどう自分はどう備えたらいいんだろうか」と考えるということを意味しているそうです。
現実から目をそらしたり、周りのせいにしたりするのではなく、ちゃあんと向き合って、自分の責任について考える、自分は何ができるか考える。
たしかにそういう姿勢を、あちらを旅している間、肌で感じた気がします。
個人主義であるかわりに、徹底した個人責任の国でもあるのだなと。一人で納得してしまったフレーズでした。
編集後記
あの日のコラムを読んで、今日思うこと。
「そうか、通勤電車か」。8年半ほど前に自分が書いたこのコラムを読んで、最初に思ったのがコレでした。
当時のクラシコムは今の東京都国立市ではなくて、目黒区にあったんですね。だから、通勤電車。
わたしが当時兼業で勤めていたインテリアデザイン事務所に、クラシコムは間借り、ならぬ机借り(?)をしていた状態でした。
インテリアデザイン事務所のなかにある2台のデスク、それがインターネット上でお店を開いた当初のクラシコムのオフィス。
その机の上でキーボードをかたかた叩いて書いた最初のメルマガコラムがこれだったんだと、なんだかしみじみ。
そして、もうひとつ思ったのは
「記念すべき最初のメルマガに、案外お店とは関係ないこと書いてて、自分でびっくり」ということ。
それは今のメルマガのコラムと変わらないことだなあと自分でも再確認できました。
当時も今も文章は拙いけれど、メルマガやブログを通じて、開店当初からしたかったのは、たぶん、お客さまとのコミュニケーション。
読んだ雑誌のことや、そこから考えたことなんかを、おしゃべりしてシェアし合うみたいな、きっとそんなことが最初からしたかったんですね。
変わっていくこともあるけれど、変わらないこともある。
自分のなかの「変わらない」部分にもう一度出あえたような気分です。
当店のメルマガで引き続き
こつこつ楽しくコラムを綴ってます。
商品や読みものの新着情報だけでなく、メルマガ限定のコラムもお届けするのが『クラシ通信』のスタイルです。
たいていは他愛もない話題が多いですが、暮らしと仕事を行ったり来たりするなかでハッと気づいたこと、考えさせられたことなど時に「まじめか!」と突っ込みがはいりそうな内容も綴っています(汗)
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