【インテリア特集】第4話:プチDIYの仕事場と、「ひとり時間」のためのゲストルーム
編集スタッフ 二本柳
写真 松元絵里子
イラストレーター・よしいちひろさんのお宅を訪ねました
都心から電車で約1時間。緑の多いおだやかな街に暮らす、イラストレーター・よしいちひろさんのご自宅インテリアを紹介する特集(不定期更新)をお送りしています。
よしいさんは、ご主人と1歳半の息子さん、愛犬おいも君の「3人と1匹」暮らし。
一軒家の間取りは1階が寝室とワークスペース、2階にリビングやキッチンと水回りがあり、3階はゲストルームとバルコニーになっています。
第4話では、ご自宅で仕事をすることの多いよしいさんの仕事場や、ゲストルームのインテリアをご紹介しますね。
(※登場するアイテムは、全て私物です。過去に購入したものを紹介しているので、現在手に入らないものもございます。どうぞご理解、ご了承いただけると幸いです)
第4話
仕事場とゲストルーム
よしいさんの描くイラスト
「IKEA」のパーツをDIY!手作りの仕事机。
1歳半のお子さんを育てながら、ご自宅での作業をメインにイラストレーターとして仕事をするよしいさん。
理想的なサイズ感や、イラストを描くときの使い勝手を追求するため、ご自身でデスクを手作りしたのだそうです。
絵の具が置かれた手前の机が、手作りのもの。
「『IKEA』は部品で買えるものも多いので、ちょっとしたDIYにとても便利なんです。自分の体に合った高さの脚を『IKEA』で購入し、その上にホームセンターで買った板をのせました。
板もやすりにかけるのが面倒だったので、マスキングテープで周りをぐるっと巻いて完成!
簡単ですが自分の仕事の動線を考えて作られているので、既製品よりも使い勝手がいいですよ」(よしいさん)
仕事のインスピレーションを与えてくれる本は、我慢をしないで買うというよしいさん。仕事場の本棚にはあらゆるジャンルの本が並んでいました。
可愛い包装紙は「絵」のように壁に貼り付けて。
ワークスペースの壁には、近所の小学生からもらった愛犬おいも君の似顔絵や、旅先で買った雑貨、お気に入りの作家さんの作品などがにぎやかに飾られています。
そのなかには、「包装紙を壁に貼り付けただけ」というものも。
台湾茶の包み紙や、展示会の案内状についてきた紙など、捨てるのがもったいないような可愛いものは絵を飾るように壁に貼って楽しんでいるようです。
パケ買いの箱は、積み上げるだけでオシャレ!
よしいさんが「ついつい集めちゃうんですよね〜」と話すのは、大小さまざまな「箱」。
チョコレート好きな夫が買ってくるものも含めると、とても沢山の箱がお家に保管されているのだそうです。
そんな箱が、ワークスペースの窓にトントンと積み重ねて飾られていました。
中身を食べ終わったあと、とくに使い道が分からないけれど捨てるのは勿体ない…。そんな可愛い空き箱も、こうして重ねてみるとオシャレなインテリアになりそうですね。
ポルトガルのスーパーで貰った木箱に、パケ買いの箱がたくさん収納されています。
「1人になりたいとき」の場所にもなっている、3階のゲストルーム。
よしいさんのご自宅の3階部分には、まるでホテルのように「ゲストルーム」が用意されています。
友人を招いたとき、お互い気をつかわずに寝泊まりできるように…との思いからこのスペースを設けたのだそうです。
でも、ふだん来客がない時は、ここで本を読んだり考え事をしたり。ちょっぴり「1人になりたいとき」のスペースにもなっているそう。
光がたっぷり差し込む3帖の小さなスペースは、自分の時間を過ごすのになんともピッタリな空間でした。
ゲストルームのすぐ隣には、3.5帖のバルコニー。
天気の良い日には朝ごはんを食べたり、コーヒーを飲んで過ごすのだそうです。
どこか外へ出かけずに、家の中でテラス気分を楽しめるバルコニーの空間。夏の夕方なんかも気持ちが良さそうですね。
イラストレーター・よしいちひろさんの仕事場とゲストルームをお届けしました。
仕事も家事も、家のなかで過ごすことの多いよしいさん。だからこそ、いかに仕事のしやすい環境を作ったり、リラックスできるスペースをつくるかがとても大切なのかもしれませんね。
最終回となる次回は、よしいさんが特に気に入っている器をご紹介いただきました。どうぞお楽しみに。
(つづく)
もくじ
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よしいちひろ
1979年兵庫県生まれ。おしゃれやお買い物、おとぎ話へのあこがれなど、ガーリーでロマンティックな世界観が人気なイラストレーターで、書籍や広告など幅広いジャンルで活躍している。著書に『思いを伝える!かわいいイラストBOOK』(PIEBOOKS)。
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