【シュワッと、夏のシロップ】材料はミントとメロンだけ。気分上がる大人の「メロンソーダ」
編集スタッフ 糸井
困ってしまうほど暑い夏を乗り切るためのアイテムは、いくらでも知っておきたい気がしています。
そこで、朝も昼も夜にでも、手軽に元気をチャージできるレシピを、料理家の中川たまさんに教えていただきました。
2つ目は、ミントをたっぷり入れてつくる、大人のメロンソーダシロップ。このシロップでつくる「クリームソーダ」はイチオシです。ソーダだけでなく、杏仁豆腐やブランマンジェなどにかけたり、白ワインで割ってサングリア風にしても格別でした。
優しい甘さと、清涼感が絶妙!
メロンとミントのシロップ
材料(2〜3杯分)
メロン…1/4ケ
ペパーミント…2g
(A)
ペパーミント…8g
グラニュー糖…20g(仕上がりのグリーン色を際立たせるために、砂糖は白いものがおすすめです)
水…80cc
作り方
①鍋に(A)の材料を入れて中火にかける。沸いたら弱火にして10分ほど煮込む。火をとめ、あら熱をとっておく。
②メロンは皮を剥いて一口大にする。タネ周りは取り除き、果汁を濾す。
③保存袋に、切った実と、濾した果汁を入れる。
袋の封をとじ、手で揉んで粗めの果肉になるようにつぶす。
▲果肉の角がなくなるくらい潰すのが目安。メロンは、最初から細かくカットしすぎずにここで潰す方がゴロゴロとした食感が残り、デザート感がより楽しめます。
④袋に残りのペパーミントを入れ、
1も加えて、よく混ぜ合わせる(1で煮詰めたミントは濾して取りのぞいておく)。
中川さん:
「メロンは、乳製品ととても相性がいいフルーツ。市販の杏仁豆腐やブランマンジェにかけるだけで、いつものデザートもワンランクアップの味になります。
あとは、白ワインで割ってサングリア風にしても。もちろん炭酸で割ってもおいしいです。シロップは、冷蔵庫で3、4日ほど保存可能ですから、いろんな方法で楽しんでみてください。
今回はミントのなかでも、香りが強めのペパーミントを使いましたが、より柔らかな香りのスペアミントを使っても。ブレンドしてもいいですね。
メロンはある程度熟れている方が手で揉むときに潰しやすいですよ」
教わったアレンジのなかでもイチオシだったのが、シロップを炭酸で「1:1」ほどに割り、そこにバニラアイスを乗せた「クリームソーダ」。
優しい甘さのメロンに、バニラアイスがなんともマッチ。そこへたまに訪れる、ミントのさっぱりタイムがたまりませんでした。
食べ終わると、口もお腹もスーッと爽快!見た目も涼しいメロンソーダ、この夏にとってもおすすめですよ。
【写真】上原朋也
もくじ
中川 たま
料理家。神奈川・逗子に夫と娘と暮らす。季節の食材や果実を生かした、家庭でも作りやすいシンプルな料理を手掛ける。近著に『つるんとのどごしのいいおやつ』(文化出版局)、『ふわふわカステラの本』(主婦と生活社)、『器は自由に おおらかに おいしく見える器の選び方、使い方』(家の光協会)、『少ない材料で、簡単に作れる たまさんちのおおらかなおやつ』(家の光協会)。Instagram:@tamanakagawa
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