
ふと食べたくなるカレー。とりわけ旬の夏野菜にスパイスを効かせたカレーのおいしさは格別です。
カレー粉で手軽に、軽やかに、味噌汁のように日々飽きずに食べられるカレー3種を、今回は料理研究家のヤミーさんに伺いました。今日から3話でお届けします。

1品目は、旬のなすが主役のカレー。カレー粉で作るインドカレーペーストを使った、本格的な味わいです。

カレー粉で本格派。
なすとひき肉のキーマカレー
材料(2人分)
なす…2本
合い挽き肉…150g
玉ねぎ…1/2個
トマト…1個
植物油…大さじ2
クミン(ホール)…小さじ1/2
にんにく(すりおろし)…小さじ1
しょうが(すりおろし)…小さじ1
カレー粉…小さじ2〜大さじ1(好みで調整)
塩…小さじ1/2
水…200ml
ごはん…適量
作り方
1.なすはへたをとり、1.5cm角に切る。玉ねぎは粗みじん切り、トマトはざく切りにする。

2.フライパンに油を入れて中火にかけ、温まったらクミンを加え、スパイスの香りと共にクミンの周りにしゅわしゅわと泡が立ってくるまで加熱する。

ヤミーさん:
「熱することでクミンの香りが油に移り、カレーの味に奥行きがでます」
3.玉ねぎを加え、写真のような焼き色がつくまで炒める。

にんにく、しょうがを加えて炒め、香りが立ったらトマトを加え、水分が飛ぶまで炒める。

カレー粉、塩を加えてなじませ、火を止める。

4.ひき肉を加えて火が通るまで炒めたら、なすを加え、全体にまんべんなくなじませる。

5.水を加え、煮立ってきたらふたをし、弱火で10分煮る。

なすの角がとれ、全体にとろみがついたらできあがり。味見をして好みで塩(分量外)で調え、ごはんの上にかける。

ヤミーさん:
「カレー粉はものにより辛さにばらつきがあるので、小さじ2〜を目安に入れ、最後に味を見て、辛さが物足りなければ追加してください。
インドカレーペーストは、工程3の状態で冷凍保存がききます。2〜3倍量をまとめて作り、好みの肉や野菜を入れて、忙しい日のお供にぜひ、どうぞ」

ポイントは、クミンシードを油で加熱すること。クミンの香りをまとった油で具材を炒めることで、スパイスの風味がカレー全体の下支えになり、お店のように本格的な味わいに仕上がります。
トマトはホール缶でも作れますが、今の時期はやはり、旬のトマトで作るのがおすすめ。軽やかな口当たりは、夏だけの醍醐味です。
【撮影】上原未嗣


ヤミー
世界を旅する、料理研究家。NHK「きょうの料理」や冠番組「ヤミーのレシピ帖」(長野朝日放送)など、テレビや雑誌、企業のレシピ開発で活躍。ベストセラーとなった著書も多数。最新刊に『季節の食材とスパイスでからだを整える 二十四節気スパイスカレー』(KADOKAWA)。主宰している少人数制料理教室では、「世界中の料理が自宅でも簡単に作れる!」と好評を博し、オンラインクラスも開講されている。