【新番組|北欧をひとさじ】ノルウェーの透き通るような青空を思い出す。桒原さんちの夏の習慣
編集スタッフ 岡本
どうして北欧に惹かれ続けるんだろう
インテリアの雰囲気やチャーミングなテキスタイル、フィーカの習慣。好きなところを挙げるとキリがないけれど、ずっと好きでいる理由は考えたことがありませんでした。
思い返せば、北欧を好きになったきっかけは一枚のお皿。アラビア社トゥオキオのプレートが自分の食器棚に加わってから、料理を盛るときの気分や食べるときの心持ちが変わったのを覚えています。
日常の小さなところに目を向けて、自分なりの楽しみを見つけていく。そんなところに惹かれたから、暮らしを続けていく以上これからもずっと「やっぱり北欧が好き」と思い続けるのだろうなと感じています。
「フィットする暮らしつくろう」私たちが大切にしているその想いの根底にある、北欧にまつわる新番組が今日からスタートします。
その名も『北欧をひとさじ』。
日本と同じように季節柄を大切にしている北欧にちなんで、その時々の季節にまつわる習慣をご紹介する動画番組です。
お話をお聞きするのは、日本に住む北欧に縁のある方々。自分の暮らしに北欧のエッセンスをひとさじ(それ以上の方も!)加えて暮らしている方にお話を聞いていきます。
桒原さやかさんの夏の習慣
「ルバーブのクランブルパイ作り」
第1回目に登場するのは、ライター・エッセイストの桒原さやか(くわはらさやか)さん。
当店のお客さま係として6年間勤めたのち、スウェーデン人の夫ともに1年半ノルウェーで暮らしていました。
帰国後は、長野県松本市に移住。今回の取材では、6歳と4歳の子どもたちとともに暮らすご自宅を伺って、北欧と日本のいいとこどりな日常を垣間見させていただきました。
桒原さん:
「北欧の夏は、透き通るような青空が広がる本当に気持ちのいい季節。北欧は天気がわるい日が多いので、晴れた夏の日は本当に貴重です。
そんな夏の訪れを感じさせてくれるのが、ルバーブ。6月くらいになると、スーパーに並んだりお庭で育てている家を見かけるようになります。
今回作るルバーブのクランブルパイを初めて食べたのは、夫の実家を訪れたときでした。お義母さんが作ってくれたクランブルパイにアイスを添えて食べたのが、すごく美味しかったんです」
桒原さん:
「北欧の人はみんな、おしゃべり好き。家族でおやつを囲みながら話す時間が日々当たり前にあるから、北欧の人はお互いのことをよく知っているなって思います。
自分自身や家族のことをよく知ること、それは今日本で暮らしていても大切にしていることのひとつです」
取材を終えて、さっそくクランブルパイを作ってみました。(ルバーブが見つからなかったので、りんごで代用)
今まで味わったことのないおやつが並ぶ食卓に、気持ちが上がった週末。たったひとさじでも、自分の好きが新たに加わる嬉しさを感じることができました。
香ばしい香りが漂ってきそうな焼きたてクランブルパイの様子や、気持ちのいい風が通り抜ける桒原さん宅の様子はぜひ動画でご覧くださいね。
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桒原さやか
ライター・エッセイスト。岐阜県出身。『北欧、暮らしの道具店』で、お客さま係として6年間働いていたスタッフ。退職後、ノルウェーにある北極圏の街、トロムソに住んでいた。現在は長野県松本市でスウェーデン人の夫と2歳と4歳の子どもの4人暮らし。
著書は2023年4月に発売の「北欧の日常、自分の暮らし- 居心地のいい場所は自分でつくる -」(ワニブックス)。その他、「北欧で見つけた気持ちが軽くなる暮らし」(ワニブックス)、「家族が笑顔になる北欧流の暮らし方」(オレンジページ)がある。
instagram:@kuwabarasayaka
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