
本日、イギリスを代表するクロージングブランド『マーガレット・ハウエル』とつくった、「暮らしを愛するひとのためのロングシャツ」が発売となりました。
ブランドの創業者でありデザイナーのマーガレット・ハウエルの暮らしに憧れ、彼女のライフスタイルに影響を受けてきたという店長の佐藤。
マーガレットが80歳の誕生日を迎えた記念すべきタイミングで、この特別なコラボレーションが叶ったことは私たちにとっても大きな喜びです。
▲色はダークネイビーのみ、フリーサイズでのご用意です
本特集では、今回のプロジェクトの始まりから、アイテムに込めた想いやこだわり、そして佐藤の暮らしの中での着まわしコーデまでたっぷりとご紹介します。
商品ページはこちら*商品写真の色は、商品ページをご覧ください。天候、お使いのモニター設定、お部屋の照明等により、実際の商品と色味が異なる場合がございます。
20代の頃から、マーガレット・ハウエルの暮らしに憧れて
▲佐藤の自宅には、マーガレットも愛用するアーコールのチェアが。
佐藤:
「2006年にマーガレットの家と暮らしをまとめた本『マーガレット・ハウエルの「家」』(集英社)が発売されたときは、本屋まで買いに走りました。
20年近くにわたる住まいの変遷や、海辺のセカンドハウスでの過ごし方、ブライトカラーを効かせたインテリアなど、夢中でページをめくり、私が目指したい暮らしはこれだ!とそれはそれは憧れて。
これまで様々な人やものとの出会いがありましたが、中でもマーガレットさんは、間違いなく私の "好き" に影響を与えてくれた、源流にいる方のひとり。そのエッセンスは、今も自分の感性や暮らしに息づいていると感じます」
▲20年間、幾度もの引越しを経てもずっと持ち続けている大切な一冊。
"暮らしの道具" として愛せるシャツをつくりたい

それから約20年の時を経て、なんと当店からのラブコールで今回のコラボレーションが実現しました。「暮らしを愛するひとのためのシャツ」はどのようにして生まれたのでしょうか。
佐藤:
「私たちは、北欧ヴィンテージの販売からはじまったお店です。ここ数年、老舗テーブルウェアブランド『Noritake』とのコラボレーションや、北欧ヴィンテージの『Pomonaシリーズ』をARABIA社との共同企画で復刻販売するなど、“以前からあった価値あるものに出合いなおす” という当店のルーツとも言える取り組みに恵まれ、お店としても注力してきました。
それを雑貨に限らず、洋服でもできたらというのはずっと思っていて。
50年以上の歴史を持つマーガレット・ハウエルとコラボレーションできるならば、リスペクトを込めて、ブランドの原点とも言える ”シャツ” でご一緒してみたい。そのうえで、私たちも約20年にわたり心から暮らしを愛しプロダクトを生んできた中で、当店やお客さまの視点からはどんな新しいリクエストをできるだろうか?というのが着想源となりました」

そこで佐藤はスタッフとともにマーガレット・ハウエルのオフィスを訪れ、過去15年弱分のシャツのデザイン画を特別に閲覧させてもらうことに。会議室にこもってみっちり3時間、すべての資料に目を通し、選んだのが今回のシャツの原型となったデザインです。
佐藤:
「このプロセスを経て惹かれたのは、日常着として気負いなく着られそうなもの。
マーガレットさんが暮らしの中でシャツを愛用されている背景に改めて心を澄ませ、それを土台としたうえで、私自身もより気負いなく着られるものにしたいという想いがありました。
かっちりしすぎず、自分の一部のように身体に馴染む。日常の動作がしやすく、私らしく振る舞うことを助けてくれる。
そんな、私たちと同じように "暮らしを愛するひと" に喜んでもらえるシャツが作れたらと思ったんです」

ボタンをあけたり、袖をまくったり。
シーンによって着方は色々だから

企画が決まると、マーガレット・ハウエルのデザインチームで長年デザインをされている池田さんを中心に、細部のデザインを検討していただきました。
佐藤:
「色は、マーガレット・ハウエルのシグニチャーカラーのひとつでもあり、汚れをあまり気にせず着られる "ダークネイビー一択" でいきたいと考えていました。
またボタンを開けたり袖をまくったり、暮らしのシーンに合わせて色々な着方ができるようにしたい、ということもお伝えして。
私たちが思い描いている『暮らしを愛するひとのためのシャツ』とはどういうものか、イメージを共有し、池田さんたちがそれを深く汲み取ってデザインに起こしてくださるという濃密なやり取りを重ね、今回のシャツが完成しました」
▲当店とマーガレット・ハウエルの開発チーム。真ん中の黒いニットを着ている男性が池田さんです
佐藤:
「特にこだわったポイントの一つが、丈感です。家でリラックスする時にもソワソワしないよう、あえておしりが隠れるくらい長めにしています。
私を含め何人ものスタッフが試着し、ミリ単位で長さを調整していただきました」

佐藤:
「それから庭仕事や洗い物などで袖をまくりたいとき、落ちてこないようにベルトをつけました。
これは当店のロングセラーアイテム『3WAYワンピース』でも好評だったデザインで、暮らしの中で着ることを想像したときにどうしても実現したかったんです」

佐藤:
「池田さんは『暮らしを愛するひとのためのシャツ』というコンセプトが決まると、それはどんな暮らしをしている人なのか?と、理解を深めるために私のインスタグラムを隅々まで見てくださり、本当に細かなシルエットやボタンの位置などのデザインに活かしてくださいました。
そんなふうに、私を通して当店のお客さまを知ろうとしてくださったことがとても嬉しく、お互いをリスペクトしながら、良いチームワークでものづくりができたのもありがたいことでした」
「暮らしを愛するひとのためのロングシャツ」
店長佐藤の着まわしコーデ
身長160cm / フリーサイズ
day 01
デニムに合わせて一枚で。
袖をまくって庭仕事の日

▲後ろ姿にはのっぺりしないようタックを
佐藤:
「家事や庭の手入れをしたり、コーヒーを飲みながら読書したり。家でゆったり過ごす休日をイメージして、デニムに合わせてみました。袖は2回ほど折り返してから、きゅっとたくしあげてベルトで留めています。
今回は実際に、洗濯しながら4ヶ月ほど愛用したものを着用しています。
アイロンをかければピシッと着ることもできますが、家では洗いざらしのまま、自然なシワ感も楽しみつつラフに着ることが多いです。生地が柔らかく肌に馴染んでくれるので、肩が凝ってしまうこともありません」

佐藤:
「襟の作りもかなりこだわったポイントです。年齢とともに首元に抜けがほしいと思うようになり、ボタンを上まで留めず、1つか2つあけて着ることが多くなりました。
なので上の方のボタンを開けても、襟が倒れたり、ピンと張ったりすることなく襟元がほどよく開いて自然なVネックになるように塩梅を調整していただきました。
中にTシャツを重ねてもいいですし、肌見せしても、もちろんボタンをすべて留めても。その日のコーディネートやお好みに合わせて色々な着方を楽しんでいただけたら嬉しいです」

day 02
仕事の日はジャケットを羽織って


佐藤:
「もう少し季節が進んだら、大好きなジャケットを羽織ったコーディネートがしたいです。
愛用しているオリジナルのカーゴパンツを合わせて、出社の日をイメージしてみました」

佐藤:
「オフィスに着いたらジャケットを脱いで、いつものスタイルで。
ブラックにも近い深みのあるダークネイビーは、マーガレット・ハウエルを象徴するカラーのひとつ。カジュアルにも着られるけれど、どこか凛とした上品な雰囲気も合わせ持っていて、幅広いシーンにフィットしてくれると思います」
day 03
いつもの休日は、さっと羽織って
リラックススタイルで

佐藤:
「予定のない休日は、ピラティスの帰りに喫茶店や花屋に寄るのが定番の過ごし方。そんな日は、ボーダーカットソーにシャツをさっと羽織って着たいです。
前立てのボタンがキラッと光って、カジュアルな装いのアクセントに。マーガレット・ハウエルのボタンは、留めやすく外れにくい大きさが計算されているそう。ベーシックな中に、細部の美学が詰まっているのを感じると嬉しくなります」

§
今回、生地づくりや縫製は長年マーガレット・ハウエルの服作りを担ってきた国内の工場にお願いし、10年、20年と着るほどに育っていくような、本当にタフで質のよい一着に仕上げていただきました。
単なるファッションアイテムとしてだけでなく、手に馴染んだ暮らしの道具のように、長く皆さんの日々に寄り添えるものができたのではと思います。ぜひ手に取っていただければ嬉しいです。

photo:加藤新作(9.10枚目以外)
styling:植村美智子
hair&make:高松由佳
一枚のシャツができるまで。
『マーガレット・ハウエル』との仕事の裏側
▲織布工場の社長さん(写真右から3番目の女性)、『マーガレット・ハウエル』デザインチームの皆さん(写真右手のおふたり)とともに
マーガレット・ハウエルの皆さんと一丸となり、また生地や縫製に関わる多くの人の手を介して生み出せた「暮らしを愛するひとのためのロングシャツ」。
こちらの特集では、関わってくださった方たちとのお仕事の裏側をお伝えし、このシャツにかけたこだわりと、その想いの一端をご紹介します。ぜひ併せてご覧ください。
特集を読む