【ただいま収穫中!】その野菜が、畑から食卓へ届くまで
坂ノ途中 倉田
こんにちは!坂ノ途中の倉田です。
前回、前々回のコラムでは、私が坂ノ途中に入社する前から取り続けている「旬のお野菜セット」のSサイズを使って、野菜の保存方法や5日間の使い切り献立をご紹介しました。
「旬のお野菜セット」の野菜は、提携農家さんたちがじっくりと時間をかけ、大切に育てたもの。
今回のコラムでは、そんな野菜たちを農家さんの畑からお客さまのもとへお届けする、わたしたち坂ノ途中の仕事をご紹介します。
「今週は、どんな野菜が育っていますか?」
生産者窓口チームの金井(左)と狩野(右)。イタリアンナスの一種、ゼブラナスについて、農家さんに教えてもらっています。
坂ノ途中は、提携農家さんたちと日々連絡を取り合って、畑や野菜の状況をお聞きしています。
その担当となるのが、生産者窓口チーム。どんな野菜が・いつ・どのぐらい収穫できそうかだけでなく、「次は何を育てようか」と農家さんから相談を受けたり、時には一緒に悩んだり。
「『この野菜おいしかった!』とお声をいただきましたよ!」お客さまからの感想をお伝えするのも、生産者窓口チームの仕事です。
このチームが中心となって、農家さん訪問も行っています。
鳥取県八頭町 あおぞら農園の亀井さん(左)の畑へ。坂ノ途中代表の小野(右)とのひとこま。
畑を訪ね、その農家さんがどんな思いで農業の道へ進んだのか、どんな土づくりをして野菜を育てているのか、自分たちの耳で聞き、目で見て知ることを大切にしています。
「どんな野菜セットを作ろう?」
こちらは5月下旬にお届けされた旬のお野菜セット(S)
それぞれの農家さんから「来週出荷できる野菜」の情報がそろうのが、毎週水曜日。
そこから、翌週月曜日からお届けする野菜セットの内容の組み合わせを、生産者窓口チームとお客さま窓口チームが、一緒になって考えていきます。
前回お届けしたものと違った内容になっているかな?
珍しい野菜や使いやすい野菜のバランスは?
彩りはどうだろう?
などを考えながらのセット組み。そして、何より大切にしているのは「宝箱を開けたような気持ちになるセットをつくる」ということ。
坂ノ途中の提携農家さんたちは、ちょっと珍しい野菜やカラフルな野菜にも積極的にチャレンジ!いろいろな色・形の野菜を詰め合わせることで、ワクワクするようなセット内容になるよう、だけど定番のお野菜もしっかり楽しんでいただけるよう、心がけています。
スタッフみんなで「試食」もしています!
お届けする野菜は、スタッフみんなで試食もしています。同じ野菜を蒸してみたり、焼いてみたり、炒めてみたり。できるだけシンプルな調理法で、野菜そのものの魅力をひとつひとつ確かめます。
「このナスはじっくり焼くと甘みが引き出されるね」「このミニトマトは、生食より蒸し焼きにした方がおいしい!」試した調理法やスタッフの感想も、野菜セット組みやお野菜説明書づくりに生かされているんです。
いよいよ出荷当日。朝7時から野菜を集めます!
集荷・出荷スタッフの渡邉(右)が、収穫したての野菜を集めに、提携農家さんのもとへ。左は奈良県宇陀市・陽光ファームの大東さん。
セット内容が決まったら、生産者窓口チームが「来週は、この野菜をこの日にこれだけお願いします」とそれぞれの農家さんへ発注。週4日ある、坂ノ途中からお客さまへのお野菜セット出荷日に、京都にある坂ノ途中の出荷場に野菜たちを集めます。
近隣の農家さんの野菜は、坂ノ途中スタッフが直接集荷へ。ワゴンの冷蔵車で朝7時に京都を出発し、京都・三重・奈良・大阪……とぐるっと回って1日で約150km!途中、深い山の中や細い細い道も走るんですよ。
農家さんは収穫したばかりの野菜を用意して待ってくださっています。ときには、まさしく「ただいま収穫中!」で少し待つことも。大切にお預かりして、また次の農家さんの畑へ。
集荷は、農家さんと直接顔を合わせて、最近の畑の様子やこの先の計画など、いろいろな話をする時間でもあります。時には、「こんなのできたから、食べてみて!」と野菜のお土産をもらうことも。
「野菜、持って帰ってきたで!」
約150kmの集荷の旅を終えて、夕方、集荷スタッフが京都へ戻ってきます。コンテナが車からどんどん運び出されて、出荷場は野菜でいっぱいに!
このほか、遠方の農家さんからは送ってもらったり、近くの農家さんは出荷場まで持ってきてくれたりと、各地から野菜が集まってきます。
出荷スタッフの沖野は直営店舗「坂ノ途中soil」の販売スタッフも兼任。野菜の扱いは人一倍丁寧です。
ひとつずつ検品しながら、丁寧に箱詰めをしていきます。
最後に、農家さんの紹介やお届けする野菜のおすすめ保存方法、レシピなどを書いた「お野菜説明書」と「坂ノ途中だより」を入れ、お野菜セットの完成です!翌日、お客さまのもとへお届けします。
農家さんがじっくり丁寧に育てた野菜たち。畑から、野菜セットとなってお届するまでの間には、たくさんの坂ノ途中スタッフが関わっています。
私たちの仕事は季節感たっぷり。自然とのつながりも感じられます。畑にも出荷場にもオフィスにも、夏には夏の、冬には冬の、空気感があり、においがあり、大変なことや楽しいことがあります。
土や自然から切り離された野菜「だけ」を届けるのではなく、どうかどうか、畑の息遣いや自然の手触りまで少しでも感じてもらえる状態でお野菜を楽しんでほしい!そんなことを願いながら、毎日野菜と向き合っています。
次回のコラムでは、個性豊かな坂ノ途中スタッフと、わたしたちの毎日を支えてくれている、坂ノ途中名物「まかない」をご紹介します!
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