【インテリア特集】第2話:ベッドルーム兼子ども部屋は、生活感を隠してリラックス感を演出
ライター 嶌陽子
サリュコワ・マリアさんの親子で楽しむインテリア
インテリア連載Vol.10は、パリ発の子ども服&雑貨ブランド「ボントン」のプレスを務めるサリュコワ・マリアさん(@salyukovamaria)のご自宅。
ご主人と2歳の娘、小夏ちゃんと3人で暮らすマンションは、子どもも大人も快適に過ごすための、さまざまなアイデアにあふれていました。
今回は、すっきりとしていながらも、楽しさいっぱいのベッドルームをお届けします!
また、間接照明を使った、夜の素敵な過ごし方も教えてもらいましたよ。
(※登場するアイテムは、全て私物です。過去に購入したものを紹介しているので、現在手に入らないものもございます。どうぞご理解、ご了承いただけると幸いです)
第2話
ベッドルーム
ベッドルームは、リビングダイニングとつながっている8畳ほどの部屋。日中は引き戸を開けて、ひと続きにしています。
昼間は、ベビーベッドのまわりで小夏ちゃんが遊ぶこともあるそうです。
大きなダブルベッドは、イケアのもの。そこへ業務用のランプを吊るして、サイドランプ代わりにしていました。
業務用ランプは三宿の「デモデアール」で購入。
部屋のテーマは「サーカス」。
ベッドルームの窓の上には、ご主人が設置した棚板が。ここにも、夫婦で集めた古いオブジェや、写真が飾ってあります。
この部屋全体のテーマは、ずばり「サーカス」。
天井に吊るされたガーランドは、マリアさんの手づくり。キャンバス地を切って作ったそうです。
あえてモノクロのガーランドにすることで、子どもっぽすぎない、シックな雰囲気に。
小夏ちゃんのベビーベッドはというと、夫婦のベッド横にありました。ここも、まさにサーカスの世界!
鮮やかなグリーンのベッドバンパーは、ボントンのオリジナル。小夏ちゃんのお気に入り。
壁にかかった象は、「ボントン」オリジナルの壁掛け。その隣には、マリアさんが好きなフランスの映画監督、ジャック・タチの古いサーカスのモノクロ写真が飾られています。
写真は、アート写真が買える丸の内の『イエローコーナー』というお店で購入。
遊び心たっぷりのデコレーションの中、ペンダントライトやガーランド、アート写真など、随所にモノクロのものを取り入れているので、落ち着いた雰囲気。
子どもが楽しめると同時に、大人もくつろいで過ごせるベッドルームです。
生活感のあるものは、しまいこむ。
ベビーベッドの下には、小夏ちゃんの洋服をクリアケースに入れて収納しています。
また、右側の柵にはS字フックを吊るして、オムツを入れた袋などをひっかけているそう。
古い木馬は恵比寿の雑貨店で購入。壊れていたしっぽは、ご主人が余った木材を継いで修理。
マリアさん:
「右側の柵は、リビングからも見えにくいので、色々な生活用品をひっかけています」
部屋の隅には、ご主人が買ったというヴィンテージのスチール棚が。ガラス扉の向こうには、夫婦で集めた、愛嬌たっぷりのオブジェや小物が並んでいました。
下の戸棚には、保育園の書類や家電品の取扱説明書などを収納しています。
作りつけのクローゼットの前に置いてある、イデーのカゴ付きハンガーラックには、すぐ着る服をかけて。カゴは、帽子を入れたり、帰宅時にバッグを置く場所として使っています。
マリアさん:
「日中はリビングとひと続きにしていることもあって、ここもすっきりさせておきたいんです。だから、こまごまとした日用品はなるべく見えないように、しまいこんでいます」
ベッドの上には、「オルネドフォイユ」で購入したブルーグリーンと花柄のブランケットが。マリアさんの冬のお気に入りです。
マリアさん:
「朝、このブランケットにくるまりながら、ソファでコーヒーを飲むのが最高に幸せなんです(笑)」
小夏ちゃんも、この通り。気持ち良さそう!
間接照明で、眠りにつく準備を
ここからは、おまけ。マリアさん一家の毎晩の習慣を教えてもらいました。
小夏ちゃんが寝る時間が近づくと、リビングは間接照明だけにして過ごし、眠りにつきやすくするのだそうです。
点けるのは、カーテンに吊るしたイルミネーションライトと、フロアランプのみ。
イルミネーションライトは、ネットで買ったものを、結束バンドでカーテンリングに留めただけです。
インテリアとしても、とてもきれい。手軽にできる素敵なアイデア。
やさしい光の中、子どもだけでなく、大人も寝る前のひとときを心静かに過ごせそうです。
世界観のある、ロマンチックなベッドルーム、そして素敵な夜の過ごし方をお届けしました。
次回は、気になる子どものおもちゃの収納法をご紹介します。お楽しみに!
(つづく)
【写真】木村文平
もくじ
こちらも合わせてご覧ください
▽築40年のマンションをリフォーム。岩﨑朋子さんのインテリア
サリュコワ・マリア
フランス発の子ども服&生活雑貨ブランド『ボントン』、ライフスタイル提案型コンセプトストア 『PLAIN PEOPLE』 のプレスを務めるマリアさんは、ロシアの生まれ。現在は2歳の長女・小夏ちゃんと、デザイナーのご主人の3人で都内に暮らす。10畳ほどのLDKにはセンスの良いヴィンテージ家具が並び、大人も子どもも楽しく快適に過ごせるインテリアに仕上げている。
・マリアさんのインスタグラム:@salyukovamaria
ライター 嶌陽子(しま ようこ)
編集者、ライター。大学卒業後、フリーランスでの映像翻訳や国際NGO職員を経た後、2007年から出版社での編集業務に携わる。2013年からフリーランスで活動を始め、現在は暮らしまわりの記事や人物インタビューなどを手がける。執筆媒体は『クロワッサン』(マガジンハウス)、『天然生活』(地球丸)など。プライベートでは1児の母として奮闘中。
感想を送る
本日の編集部recommends!
秋冬のファッションアイテムが入荷中!
ふんわり透ける起毛ニットや、人気のコートやカーディガンなど、秋冬ものが続々入荷しています
お買い物をしてくださった方全員に「クラシ手帳2025」をプレゼント!
今年のデザインは、鮮やかなグリーンカラー。ささやかに元気をくれるカモミールを描きました。
【発売記念の送料無料・お得なセットも】当店初の基礎スキンケアシリーズが誕生です!
肌も心も暮らしも「ゆらいでいい」と思えるように。私たちが自信を持ってお届けする、化粧水と美容乳液
【動画】北欧をひとさじ|秋
北欧インテリアは1枚の布から。森百合子さんの、秋らしいテキスタイルの楽しみ方