編集スタッフ　岡本

自宅でも、おしゃれなネイルを楽しみたい。

キラリと輝く指先が目に入ると、そのたびに嬉しくなる。この感覚は女性の特権とも言えるのではないでしょうか。

ケアされたきれいな爪であることで、指先まで意識が行き渡り、自然と仕草まで美しくなる気がします。

でも自分では上手に塗れず結局あきらめてしまったり、アレンジの仕方が分からず単色ばかりになってしまったり……。

ネイルアートには、わからないこともたくさんあります。

そこで今回は、東京・青山にある人気ネイルサロン「virth+lim（バースプラスリム）」の吉兼美也子（よしかねみやこ）さんに、初めての方でも安心な、おうちネイルの始めかたについてお聞きしました。

大人が似合うネイルについて、素朴な疑問をぎゅっとつめこんだ全3話でお届けします。

 

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 自爪をケアしてきれいな指先に！

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まず始めにお聞きしたのは、自爪のケアについて。意外と正しい手順について知らないことに気がついたのです。

きれいに整えられた爪は、何も塗っていなくても美しく輝いて見えますよね。

身近なものを使って、家事やお仕事のすきま時間にできる、かんたんな自爪ケアの方法を教わりました。

必要なアイテムはこちら！

（写真左から時計回りに）
・爪やすり
・少量の水
・ネイルオイル
・爪切り
・コットン
・竹のスティック（綿棒でも可）

吉兼さん：
「ネイルオイルは保湿のため、最後の仕上げに塗ります。クリームタイプもありますが、より保湿力の高いオイルタイプがおすすめです。

普段あまり見かけない竹のスティックは、100円均一でも手に入りますよ」

 

自爪ケアの手順
【所要時間：約10分】

［1］爪切りでおおまかに形を整える。

［2］先端からやすりをかけて、好みの長さにする。

［3］両サイドはやすりを立てて使い、全体をきれいな曲線にする。

（ここまでが爪の形の整え方です。ここから、甘皮をケアします。）

［4］コットンに竹のスティックを軽く押し当てながら回転させ、繊維を絡めとる。（綿棒の場合はそのままお使いください）

［5］手のひらで繊維をスティックに巻きつける。

［6］スティックのコットンの部分に水を含ませる。

［7］甘皮を優しく押し上げる。

［8］仕上げにネイルオイルを塗って、完成。

 

形を整えるだけでなく、甘皮のケアがポイントということが分かりました！

甘皮を処理することで、爪と皮膚の境目が明確になり、マニキュアが塗りやすく、くっきりときれいに見えるんですね。

初めて自爪のケアに挑戦しましたが、約10分程で見違えるように変わり、驚きました。すきま時間を活かして続けることができそうです。

 

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 マニキュアを上手に塗りたい！

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自爪がお手入れされていることで、マニキュアも塗りやすく、剥がれにくくなるそうです。

ただ塗るだけだから簡単と思われがちですが、単色ネイルはヨレやはみ出しのごまかしがきかず、意外と難しいもの。きれいに塗るコツはあるのでしょうか？

上手にマニキュアを塗る手順
【所要時間：約10分】

［1］ベースコートを塗る。

［2］紙でハケの先端を拭き、マニキュアの量を減らす。ハケが平らになるように意識する。

［3］ハケの真ん中から先端の部分につくよう、マニキュアをとる。

［4］ベースコートが乾いたことを確認して、爪の中心→両サイドの順でマニキュアを塗る。

［5］表面を塗り終えたら、爪の先端を塗る。（ここが忘れがちなので注意！）

［6］マニキュアが乾いたことを確認して、トップコートを塗る。

 

吉兼さん：
「ポイントは、手順5のようにしっかりと爪の先まで塗ることです。マニキュアは先から剥がれてくることが多いので、このひと手間をすることで持ちが良くなりますよ。

またベースコートとトップコートは必ず塗りましょう。剥がれにくくなり、仕上がりもよりきれいになります」

シンプルな1色のマニキュアでも、きれいに塗られているだけで特別に手をかけているように輝き出しました。

今回選んだグレーは、肌なじみも良く、この季節の洋服とも相性バッチリ。

ネイルからその日のコーディネートを考えるのも楽しいかもしれませんね。

 

もしはみ出してしまったら？

多少失敗しても大丈夫！ここでも竹のスティックが活躍するそうです。

吉兼さん：
「除光液を染み込ませたスティックで、はみ出してしまった場所をなぞってみてください。

何度か繰り返すうちにきれいに落とすことができますよ。

乾ききる前に対処できればより落としやすくなるので、マニキュアを塗り始める前にあらかじめ、1本用意しておくといいかもしれません」

昨日までとは違う指先をじっと見つめ、少しの変化のおかげで気持ちが上を向いていることに気付きます。

久々の感覚に、もっとよく知ってみたい！という興味がぐんぐんと湧いてきました。

次回は不器用さんでも失敗知らずな、かんたんネイルアートについてお届けします。

ぜひお楽しみにしてくださいね。

 （つづく）

吉兼美也子（virth+lim ネイリスト）

ネイル専門学校を卒業後、東京・青山にあるネイルサロン「virth+lim」に入社。シンプルでありながら、特別感のあるデザインを得意とする。センス溢れるインスタグラム（＠y_385）も人気。https://www.lessismore.co.jp/virth

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もくじ

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