【今日のスケッチ】おそく来たお正月、お雑煮にありつけたのは松の内を過ぎてからだった。
編集スタッフ 田中
具は”もち菜”だけ!懐かしいお雑煮で、ようやく2017年スタート
お正月休みもすっかり明けましたね。そんななかで、ようやくお雑煮を味わえたのが一昨日というのですから、わたしは皆さんより遅くお正月気分になりました。
というのも、大晦日から数日間、風邪をひいてしまい寝込んでいたからで、なんだか時がとまったように感じたお休みになってしまいました。食べては眠りを繰り返して回復したはいいものの、元旦に実家で食べたお雑煮も、じつは味がよくわからず。
そしてようやく自分でお雑煮をつくって食べたのが、つい先日のこと。
皆さんのご当地お雑煮は、どんなふうなのでしょう?
わたしは愛知県出身。東海地方には、この時期だけスーパーに「もち菜」という小松菜に似た葉物が並びます。葉はシャキシャキとしていて、生で食べられるほどの柔らかさ。このもち菜とお餅だけ、あとは花かつおがパラリ…….が我が家のお雑煮です。
ちゃんとかつお昆布だしを取り、醤油と塩だけのシンプルな味付けの汁にお餅をいれて煮ます。お餅がくたくたになるほど、やわらかいのが好み。ここ数年で、いちばん自分好みのお雑煮ができて、ようやくお正月気分を味わったのでした。
風邪のおかげで、いつスタートしたのか、あやふやな幕開け。のろのろと試運転状態でした。けれど、仕事もはじまり、ハッと気づいたら、もういつものように小走りで駆けていました。
そうそう、こんな感じ。
なんだかこの相変わらずさに、笑えてきました。いつだってそう、自分なんてものはなかなかコントロールできません。だから、今年もやっぱり小走りなわたしで行くのが、いちばん自分らしいかもしれない、と思ったのでした。
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