【店長コラム】続・子どもが寝た後の「わたし時間」。最近少し変化がありました。
店長 佐藤
たっぷり、長ければいいというものでもない。
これは私が「自分の時間」の量について、ここ最近になって感じ始めていることです。
というのも、数ヶ月前と比べて、こんな変化を経験しています。
息子が保育園に通っていた頃は、息子が寝静まる時刻はだいたい21時半〜22時くらいが常でした。
早く布団に入れても、保育園でたっぷりお昼寝してきているのでなかなか寝ない。結果、やっと寝てくれたと思うと22時半を回ってるなんてことも日常茶飯事でした。
それがです。
噂には聞いていましたが、小学校に通いはじめた途端に、いわゆる「寝かしつけ」というものがほぼなくなりました。(ちょっと寂しい……)
布団に入って数分(?)経つか経たないうちに、コテッと寝入ってしまうのです。はじめは「ええ?ま、さ、か?」と思いました。でも、噂は本当だったのです。
寝室からリビングに戻り、時計を見ると「おっと、まだ21時じゃないか!」とある意味で拍子抜け。自分の就寝まで、おおよそ3時間ほどあるわけです。
これまで通り、この時間に夜洗濯をしたり、明日のお弁当の準備をしたり、学校から配られたプリントの整理をしたりとやらなければいけないことはあるものの、明らかに以前よりは「自分の時間」が増えたように思えてしまいます。
積ん読していた本も読めるぞ。雑誌もゆっくりめくれるぞ。なんだったら残っていた仕事だってできてしまうぞ。映画も一本見切ってしまえるかもしれないぞ。
当初はそんなワクワクにとり憑かれました。
なのに……
今まで、たった一時間くらいしか「自分の時間」がなかったときのほうが、よほど有意義に時間を使えていたような気がしていてならない現実に気づかされるようになりました。
30分と決めて観た海外ドラマで涙したり、パラパラ〜っとめくった雑誌の素敵な一ページにうっとりと魅せられたり。植物の世話をして回って、満足できたり。
「時間があるなぁ」と思うと、いつも以上にダラダラとしてしまって、以前よりずっと早く眠くなってしまってソファーでウトウトみたいなことが続いています(汗)
まあ、そういうダラダラもいいものなのですが、「たった一時間・されど一時間」と思って夜の自分時間を大事に大事に切り盛りしていた頃の充実感もあったなぁと、早くも懐かしく思い出したりしています。
勝手なものですが、「自分の時間」はたっぷり、長ければいいというものでもないのかもしれません。
たとえ分単位でも、一時間に満たなくとも、好きなことや癒しのために使える時間はほんとうに貴重です。
今思えば、わたしにとっては夜一時間程度の「自分の時間」というパッケージがもっとも性に合っていたのかもしれません。
とはいえ、せっかく得たプラスの時間。時間の使い方を更新したい気持ちでいっぱいです。
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