【お茶の間会議】本好きさん、集まれ!みんなの「2017上期ベストブック」を発表です。
編集スタッフ 津田
みんなの「2017上期ベストブック」を教えて!
いい大人だからこそ周りに聞きづらいテーマについて、ときに真面目にときに楽しく語り合う、クラシコムのお茶の間会議。
ですが、今回はちょっと息抜きの番外編。
当店の本好きスタッフに声をかけて、それぞれの「2017上期ベストブック」を発表してもらおうと企画しました。
私自身も、わりと読書は好きなほう。ですが、ふだんは小説やエッセイが中心で、読む本が偏ってしまう悩みもあります。だからこそ、みんなが実際に読んで「面白かった」という本を教えてほしいなと。
それでは、おすすめ本を片手に、本日もお茶の間に集合です。
生きかた・働きかた・暮らしかた
実用書コーナー
『禅が教える人生という山のくだり方』(推薦者・スタッフ上山)
お客さま係 上山:
「著者の枡野俊明さんは、お寺の住職であり、日本庭園のデザイナーとしても活躍されている方です。最近、お坊さんとかシスターとかが書いた本がマイブームで。
40代になって、人生の折り返し地点にいるような感覚が芽生えてきたので、そんなときにヒントになればと読んでみました。
印象に残っているのは『あえて曖昧にするという智慧』の章。なんでも白黒ハッキリさせたり、二者択一で考えすぎたって、上手くいくばかりではないですから」
『FLAT HOUSE LIFE 1+2』 (推薦者・デザイナー佐藤)
デザイナー 佐藤:
「東京近郊の平屋が、たくさん紹介されている本。家賃や間取りも詳しく載っていて、こんなふうに暮らしているのかなぁと、想像が膨らんで楽しかったです。
もともと間取りを見るのが好きで、引っ越す予定がなくてもつい見ちゃうタイプなんですが、もし同じような人がいたら、声を大にして薦めたいです」
『折れないリーダーの仕事』(推薦者・スタッフ筒井)
コーポレートスタッフ 筒井:
「代表・青木と店長・佐藤が読んで、2人そろっておすすめだと話していたので、私も読んでみました。
テーマは、短期的に高い成果を出すための『攻め』のリーダーシップではなく、長期的にチームが成果を出し続けていくための『守り』のリーダーシップ。そういう視点は自分になかったなぁと、目からウロコの話が多かったですね。
なかでも『休むこと』の効用について書かれた内容は、とても新鮮でした。自分自身がつい突っ走ってしまうタイプなので、セルフマネジメントという視点でも、いいことを知れた!と思えた本です」
物語の世界にショートトリップ
小説・漫画コーナー
『彼女がその名を知らない鳥たち』(推薦者・スタッフ岡本)
編集スタッフ 岡本:
「著者のことも、ストーリーも、前知識がまったくなく、なにげなく本屋で手にして、読んでみたらハマっちゃいました!
ただ、登場人物の誰にも共感はできないうえ、話全体が暗いんです……。
好き嫌いは分かれるかもしれませんが、読んでいるあいだ、現実を忘れてその世界へどっぷり浸れる感覚は、小説の醍醐味だなあ、と感じる一冊です」
『騎士団長殺し』(推薦者・デザイナー 波々伯部)
デザイナー 波々伯部(ほほかべ):
「じつは村上春樹ファンで…… この新刊は、本当に楽しみにしていました。
物語自体は、正直分かりやすい内容ではないかもしれません。でもそのぶん、ゆっくり時間をかけて、読めるのがいいですね。
あとは、発売日を楽しみに待っている間とか、本屋さんで買った帰り道のワクワク感とか、本書をテーマにした他の作家さんとの対談本とか、そういうの全部込みで、今年のマイベストです。
本を買うまえから、読み終わったあとまで、こんなに楽しませてくれるなんて!ということで」
『山と食欲と私』(推薦者・スタッフ中川)
お客さま係 中川:
「主人公は、いつも一人で山に登ってごはんを食べる女の子。
わが家は山登りが夫婦共通の趣味なのですが、私よりやる気があふれている夫から『これを読んで山へ行くモチベーションをあげてくれ!』と渡されたのがきっかけでした。
レシピや持ちものがすごく具体的に描かれていて、『これ、食べたい!今度作ってみようかな〜』という気持ちになります。まんまと夫の狙い通りになってますね(笑)」
今年入社のスタッフが選んだのは
「クラシコムに入る前」に読んだ本
『おいしいおにぎりが作れるならば。』(推薦者・スタッフ奥村)
編集スタッフ 奥村:
「私にとって、今年一番の大きな出来事はクラシコムへの転職。だから本も、そのときに読んでいたものが印象に残っています。
それが、この松浦弥太郎さんのエッセイ集。雑誌『暮らしの手帖』編集長だったころの、仕事にむかう姿勢や暮らし方などが綴られていて。
大切なひとがお腹を空かせたときに、おにぎりを握ってあげるように。転職しても、そういう姿勢で仕事ができれば、きっと大丈夫だろうと、励まされました」
『自信のない部屋へようこそ』(推薦者・スタッフ斉木)
編集スタッフ 斉木:
「もともと持っていたのですが、クラシコムに入社することが決まったときに、あらためて読み返しました。
著者の雨宮さんが、家に友人を呼べない理由をつづったエッセイなどは、そうそう!と共感するとともに、『ああ自分だけじゃないんだ』と思えて、転職前にもっていた不安が落ち着きましたね。
誰がなんといおうと、胸を張れるほど好きなものがあるって幸福だよなぁとか、インテリア的に “正解” でなくても、自分らしい部屋を作っていきたいなぁとか、前向きになれる一冊です」
本好きスタッフが気になった本は……?
エッセイ集から、ビジネス本、漫画まで、いろいろな「マイベスト・ブック」が飛び出した、今回のお茶の間会議。
撮影では、それぞれ自分のオススメ本を紹介しつつも、他のみんなが何を持ってきたのかが、とっても気になる様子でした。
そんななか人気が高かったのは、以下の2冊。
・スタッフ中川おすすめの漫画『山と食欲と私』
・デザイナー佐藤おすすめの『FLAT HOUSE LIFE 1+2』
ほかにも「これはどんな話なんですか〜?」「へえ、おもしろそう」「今度貸してください!」と、本の貸し借りがはじまりそうな盛り上がり。
まるで学校の休み時間のようでした(中高時代の漫画のまわし読みが懐かしくって)。
さて、本日のお茶の間会議はこれにて終了。次回もどうぞお楽しみに!
▼スタッフおすすめの実用本
▼スタッフおすすめの小説・漫画
▼新スタッフが転職前に読んだ本
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