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【スタッフコラム】ふとした会話の中に見つけた、心に残る言葉。
お客様係 中川
ふとした会話の中で出てきた言葉が、ずっと心に残ることがあります。
映画や本を見ているときや読んでいるときは「もしかしたら良い言葉に出会うかも」というちょっとした心の準備があるのですが、ふとした会話の場合はそういう準備がないからでしょうか、後からだんだん沁みてきたりします。
最近、父との会話の中でそんなことがありました。
じんわり心に残ることば。
先日、両親と姉家族(姉・義兄・姪っ子(1歳))と一緒に近場へ旅行に出かけた時のこと。
ご飯を食べながら談笑していたとき、姉夫婦が「この旅行のこと、まだ1歳だからこの子は忘れちゃうよね~」と言って笑いました。
すると、父の口からこんな言葉がでました。
「親が覚えているからいいんだよ。1歳の娘と一緒に旅行をしたこと、きっと忘れないよ。」
小さいころから、姉と私をいろいろな所に連れて行ってくれた父と母。
大人になってから一緒に出かけた時、「ここ初めてきたね!」というと「2歳の時に来たことあるよ~!覚えてないの?あそこでご飯食べたよ!」と言われることがしばしばありました。
いつも心の中で「全然覚えていない……ごめんね」と思っていましたが、小さい私たち娘との記憶は父と母の中にちゃんと残っていたんですね。
知っていたようで知らなかった視点に気づいた、じんわり心に残っている言葉なのでした。
姪っ子も幼少期の記憶は自然と忘れていくと思うけれど、私たち家族は小さい頃の姿をいつまでも覚えていて、大きくなった時に「あなたが小さかった時ね」とついつい思い出話をしたくなるんだろうな。
何かと理由をつけて…
▲姪っ子と手をつないで散歩する父と私。
最近、家族でご飯に行ったり遊びに行って家に帰った後、「今日はありがとうね」とメールすると父から決まってこんな返事がかえってきます。
「何かと理由をこじつけて、また行きましょう。」
誕生日だから、父の日だから、予定が合ったから、夏だから。これからも何かと理由をつけて家族との時間を作っていきたいです。
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