【店長コラム】ファッションまわりの冬じたく。まずは、小さなアイテムから。
店長 佐藤
シーズンのはじまりに買うものは「ちいさなアイテム」から
季節の変わり目、寒暖の差に若干やられながらも気になってしまうのは「さて、今年の秋冬どんな格好しようかな」というファッションにまつわること。
毎年いろんな流行りがあるし、もともと持っている洋服や自分の好みとの調和も考えなくてはいけないし…… わたしにとって新しい季節にオシャレを楽しもうとするのは、楽しみというよりどこか義務感が強いのも正直なところ。
「あぁ、そろそろ冬服買わなきゃな」みたいなテンションだったりします。
例えば、今年の自分の冬服の全体像を考えようとしても、なかなかイメージがクリアに湧いてこない……。
でも、冬が近づくにつれ「こんな小物が欲しいな」というイメージだったら、ワクワクしながら詰めていけるという不思議があるんですね。
小さなところから始めて、大きめなイメージを膨らませていくという段取りです。
そんなわけで今年はまずこんなモノたちから揃えてみました。
▲左のショールから時計まわりに
・ショール(工房織座)
・リネンの靴下(ネストローブ)
・柄もの靴下(ボンヌメゾン)
・ブレスレット(fog linen work)
▲日頃からよく履いているハイカットのスニーカー。今年の冬はコンバースのブラックを新調しました。
「ちいさなアイテム」が整うと安心して洋服を買える
こうしたこまごましたアイテムを揃えているうちに、徐々に徐々に、冬服の全体像をもっと固めていきたいというモチベーションが湧いてきます。
そして、自然にワードローブの全体像に近づくイメージが湧いてきます。
「この靴下を買ったから、持っているあのボトムに合わせて、あ、でも、靴だけはブラウン系の革靴を新調したいな。白いアラン編みニットなんかも欲しいな」
「ストールで差し色を挑戦したから、アウターは抑えめのカラーが欲しいな。今年よく見るモコモコ系もいいかも」
「手首に何重にもこのブレスレットを巻いたら、薄手のベージュのニットにホワイトパンツを合わせたりしてみたいな」
そんなふうに。
ちいさな、こまごまとしたアイテム、万歳!
ファッションでも、仕事の進め方でも、人によって色んな思考プロセスがあるんじゃないかと思います。
物事の全体感をいきなり考えられたり定義できたり、俯瞰で見られる人にいつも憧れがあるけれど、わたしのパーソナリティーからはなかなかそれが見出せないことが時間をかけて分かってきたし、自分でも認められるようになってきました。
そんな自分に似合ったスタートの切り方は、小さな範囲に目線を絞って、その範囲のなかでまず「動機」や「方向性」を見つけてみること。
いきなり全体像なんて言われてもなかなか難しいけれど「小さな範囲でいいから、どうしてみたいか考えてみて」と言われたら、急に頭も心もワクワクし始める。
どんなスタートだとしても、ワクワクに一度火がついてしまえば、そのあとの思考を粘れるので、最終的に良き全体像に辿り着けることもある(もちろん、たどり着けないで終わることもあるけれど)。
年齢を重ねるごとに、自分に似合ったやり方・答えの見つけ方・イメージの膨らませ方に出会える(認められる)のは面白い体験です。
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