【スタッフコラム】“一人前” には、いつなれる?

編集スタッフ 二本柳 編集スタッフ 二本柳

「ずっと置いてあるけど、捨てていいの?」
あやうく夫にポイされるところを慌てて奪い返した、赤い箱。

4年前、クラシコムへ転職するときにお世話になった方からいただいたペンでした。

「編集者になりたい」と言う私に、「出版社の友達に聞いてみたんだけど、編集者はペンが命らしいよ」と贈ってくださったのですが、まだ私には上等すぎて。

これはいつか、いつか、一人前の編集者になってから使おう。そうやって、そっとしまっておいたのでした。

でも、です。編集の仕事について4年。私は一体、いつになったら “一人前” になるのだろう?

こうしてこのまま、ペンは眠ったまま、あっという間に10年も20年もたってしまうのでは……

 

恥をかくのが嫌なだけなら、何を守っているの?

そんな先日、クラシコムのスタッフと2人で飲みに行ったとき、嬉しいことを言われました。「にほちゃんは、恥をかくことを怖がらないね」

プライドが高くて、自意識も高めで、それゆえに恥ずかしがりや。
そんな私が、仕事をするときは、恥をかけるようになっていたとな……?

クラシコムの編集チームは、その道をいくプロフェッショナルと一緒に、ひとつのものを創り上げることも多いです。

カメラマン、ライター、スタイリスト、料理家、整理収納アドバイザー……etc.

そんな人相手に、恥をかきたくないと思っていたら、私たちは何も意見ができません。

このお店と、お店を訪れてくださるお客様を一番知っているのは自分たち。そう信じているからこそ、できる限りの提案はする。

そして時々、それは誤った提案だったりもして、そういうときは「ごめんなさい!」ということになるのですが。

「恥をかく」ができるのは、自分のプライドより守りたいものがあるから、ということになるのかもしれません。

 

一人前に「なれる」日はこないかも。

私は編集者です。
そう言うことに、いつも迷いがありました。

それは、そう言ってしまうことでジャッジされるのが恥ずかしかったからなんだと思います。

映画が好きなのに、「好きと言うのは憚られる程度に、映画観ます」とか言ってしまうし。

でも、それで守れるものといったら、プライドくらい。自分がどう生きたいか隠していたら、「そんな仕事は編集とは言えないよ」「編集ってのはね……」なんて指摘されるチャンスすら失ってしまうかもしれない。

大人ってややこしいものですね。20代前半までは、もうちょっと堂々といられたものですが。

“一人前” は、いつになったらなれるのでしょう?

きっと、あと5年続けても10年続けても、一人前に「なれる」日はこない。だから少なくとも、一人前である、という責任を負うところから一歩踏み出すべきなのかもしれません。

(映画も好き、って言ってみようかな。)

そんなことを書きながら、まだ赤い箱からペンを取り出す勇気を持てずにいる、なんとも情けない私です。

 


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