【スタッフコラム】夢って叶うもの?
編集スタッフ 岡本
何者にもなれると信じていた、子ども時代
幼い頃、夢見がちな子どもでした。
想像して絵に描いたことはきっと現実になる!学校の先生も警察官も花嫁さんも、きっと順番になれるんだと信じていました。
物心がつくかつかないかという年齢とはいえ、我ながら欲張りだしハッピーな子ども時代だなあと思います。
順調に夢を見続けた小学校時代を終え、中学校へ。
それまでより複雑なコミュニティの中で、私自身も多感になり、夢見がち少女の意識に変化が訪れました。
自分にしかないもの
私は部活に所属せず、学校外での習い事に学生時代の大半を捧げました。(それと一応、勉強も)
とても抽象的な書き方になってしまうけれど、その習い事は “表現すること” を求められるもので、お気楽な気持ちで始めたはずなのに振り返ってみれば、その後高校・大学と10年続けることに。
社会人デビュー間近となった大学時代はともかく、10代の頃はそれはもうがむしゃらに、自分にしかないものは何かと、必死になっていました。
思春期あるあるなのかもしれませんが、この頃から自分のなんてことなさを痛いほど目の当たりにする出来事が続きます。
私が思う「努力」を、「常」だと思える人がいる。
やっと辿り着いたと思った場所に、初めから立てる才能を持つ人がいる。
なにかを掴み取ってはするりと抜け落ちていくような感覚を何度か味わううち、分かった日が来たんです。
夢は叶わない
絶望したとかそういうことではなくて、「あっ叶わないものなのか、夢って」と、分かった感じです。
もちろん、世の中には努力し続けて念願の夢を実現する人もいるはず。
でも私の場合はそうじゃなさそうだ、いや、実現すべきことは別の場所にあるのかもと、切り替えてからは割と前向きに就職活動を開始しました。
それからというもの、自然と物事を考えるときはまず現実的かどうかに重きを置くように。
いつかの欲張りハッピー思考はどこへやら、夢を見るときは安全な柵の中でだけと、知らぬうちにじぶんルールができていました。
さらには就職し新しいスタートを切ったことで、10年ものあいだ抱き続けていた夢については、まるで封をするように思い出さなくなっていきます。
夢見がちふたたび?
大人になっても変わらず、夢を抱き続けている人の方が少ないかもしれません。
とにかく自分にできる役割を全うするのが第一で、家族を守ることや生きることに一生懸命。その姿がかっこいいとも思います。
でもついこの間、「やっぱり夢は叶うかもしれない」と思う出来事がありました。
前述した抱いていた夢が、ある人へのインタビュー取材という形で叶ったんです。
今携わっている編集という職も、文章を書く・写真を撮る・記事をデザインするという表現の仕事。
この “表現の世界で憧れの人と仕事をすること” こそ、私がずっと抱いていた夢のひとつでした。
まだ公開前の特集についてこんなに熱く語ってしまうのはどうなのか、と思いつつ、
この気持ちも含めて今の私が書ける文章のような気がしています。
その特集が無事に公開され、読んでくださる皆さんの元へ届いたときが本当に夢が叶った瞬間。
そう思うと、まだまだやり切ったぞ!と言えないのが正直なところですが、「夢は叶わないんだ」と分かった気でいたあの頃の自分に言いたいことがあります。
「夢の叶え方はひとつじゃなくて、大人になったからこそできる叶え方もある、かもしれないよ」と。
あの頃、夢へたどり着くための道は一本しか見えていなかったけれど、今回の出来事でいろんな方向から道が伸びていたことに気付かされました。
大人になった今の仕事を通して、学生時代に封じ込めた夢を救い出せたような心持ちでいます。
全体的に曖昧な表現が多く、読んでいてやきもきさせてしまうコラムになってしまいました……。
いい編集者になるには、まだまだ道半ば、反省です。
でもどうか、これからお届けされる記事が私だけでなく、読んでくださる方にとっても意味のあるものとなりますように。
そう願わずにはいられません。
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