【バイヤーのコラム】年に一度だからこそ!

バイヤー 郡

先日、美容院にて。美容師さんと「地元のお祭り」トークで盛り上がりました。

私の地元は「阿波踊り」の徳島県。一方、美容師さんの地元はあの「だんじり祭り」で有名な岸和田。

「祭りの空気や匂いを感じると、血が騒ぐよね!」

終始そんな内容で盛り上がったのですが、テンションが上がるというより、まさに「血が騒ぐ」という言葉が一番しっくり来るのでした。

 

街全体の一体感がたまりません

幼い頃から阿波踊りのお囃子の音色が体に染み込んでいるので、東京に暮らす今も、テレビでたまにお囃子を耳にすると、プチホームシックになることがあります(笑)

子供の頃は、街のいたるところで阿波踊りの練習が行われていたし、日常の中に当たり前にあるものでした。小学校の運動会では毎年児童たちが阿波踊りを披露しますし、私も子供のころ一生懸命練習した記憶があります。

阿波踊りは、「連」というグループが沢山あり、その連ごとに踊りを披露します。阿波踊り協会に所属する有名連から、企業や大学サークルなど、様々です。

阿波踊りは毎年お盆の4日間に開催されます。多くの連は、この4日間に向けて練習を重ね、当日は流れる汗も気にせずとにかく踊る。連によって、踊り方やお囃子に個性が出るので、それもまた面白いところなのです。

一年に一度、一つの目標のために地域全体が活気をもって向かっていくことって、そう滅多にないですし、大規模なお祭りがある地域は特有だと思います。

あまりにも身近な存在だったため、上京するまで気がつきませんでしたが、これは誇るべきことですよね。

阿波踊りの当日は、街全体が渋谷のスクランブル交差点のような状態に。

けれども、東京のそれとは違う、一体感のあるカオスだなぁと感じます。

私は人混みが苦手なタイプなのですが、いたるところでカンカン鳴り響く鳴り物の音や、「やっとさ〜!」という掛け声が聞こえてくると、否が応でも心が弾んでくるのです。片手にビールがあれば、それはもう最高です。

 

一年に一度、そこでしか出会えない味も


もう一つ、阿波踊りの魅力を語らせてください!

徳島の名産といえば、すだち。このすだちシロップのかき氷が、とっても美味なのです!

こちらの写真は行列の出来るお店で、やっとの思いでありついたかき氷です。並んででも食べたくなる、絶妙な甘酸っぱさ。

夏の4日間しか味わえない、特別なかき氷。これも醍醐味の一つなんですよね。

いろいろ思い出しながら書いていたら、夏休みが待ち遠しくてうずうずしてきました。

踊ったり、お酒を飲んだり、同級生と再会したり。お祭りの楽しみ方はそれぞれですが、私は今年も、好きな連を追っかけて写真を撮るという少し通な楽しみ方をしたいと思っています(笑)


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