【BRAND NOTE】京都の魅力を再発見。甲斐みのりさんがカメラ旅で見つけた、好きなもの

編集スタッフ 二本柳

▲洋菓子店「坂田焼菓子店」

甲斐みのりさんと行く、京都カメラ旅

「旅は、テーマをひとつ決めると楽しいです」そう教えてくれたのは、文筆家の甲斐みのりさん。

喫茶店、看板、地元パン…… ひとつ「これ」という視点を決めるだけで、旅はとたんに濃いものになるのだとか。なんだか分かる気がします。

今回で3回目を迎えるBRAND NOTE EOS Kiss M編、行楽シーズンを目前に、甲斐みのりさんと「カメラ旅」をテーマに京都へ出かけました。

独自の視点で日本各地を訪ね、『地元パン手帖』(グラフィック社)や『京都おでかけ帖』(祥伝社)などエッセイを多数執筆する、甲斐さん。

旅のお菓子や手土産、クラシック建築、雑貨…… そこに綴られるひとつひとつが、私たちの心をとらえて離しません。クラシコムにも甲斐さんのセンスが大好き!というスタッフは多く、わたしもその一人。

彼女の視点は、潜在的に秘めていた “乙女心” みたいなものを刺激するようです。

甲斐さん:
「写真を撮る、というのも旅を面白くするひとつのテーマになりますね。

カメラ旅というと難しく感じるかもしれませんが、あまり身構えず、自分の『好き』に一歩踏み出すことに素直になりたいと思います。

京都はお店のディスプレイやタクシーの行灯(あんどん)など、心くすぐるものが盛りだくさん。カメラ旅にぴったりです」

 

ファッションから気分を高めて

▲ワンピース:nesessaire、リュック:無印良品、帽子:マキシン、靴:プレゼントされたもの

甲斐さん:
「ファッションも旅の楽しみ。私は旅する街と映画を組み合わせてコーディネートを考えることが多いです。

たとえば『シェルブールの雨傘』を意識してワンピースを着よう、とか『なまいきシャルロット』のボーダーが可愛かったから真似しよう、とか。そして頭のなかで映画のサントラを流しながら散歩する。自分だけのひそかな楽しみです。

今回はカメラ旅がテーマですね。やっぱりこれもカタチから入りましょう。いつでも瞬時にシャッターを押せるように、首からカメラをさげて、両手があけられるリュックスタイルにしました。

ワンピースは京都をイメージしてクラシックな黒。EOS Kiss Mはデザインがおしゃれなので、コーディネートのしがいがあります」

さて、ここからはカメラを手にした甲斐さんの京都旅エッセイをお届けします。

エッセイ内の写真はすべて、甲斐さんがEOS Kiss Mで撮りました。

(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)

 


 「わたしが好きな京都のものこと」
− 甲斐みのりのカメラ旅 −

文・写真 甲斐みのり


旅の醍醐味は、知らなかったことを知ったり、新たな自分に出会えたり、行く先々やその時々で好奇心が無限に広がること。

「自分はこんなことに感動するんだ」とか、「まだまだ “好き” なものは増やせるんだな」と、毎回発見の連続です。一期一会に身を委ねたり。未経験のことに挑戦してみたり。いつもの自分なら遠ざけてしまうことも、旅先では興味の赴くまま素直になれることがたくさんあります。

今回EOS Kiss Mを携え、カメラ旅のため京都を目指したのは、私にとってささやかな試み。昔から写真を撮ることが好きだったので、いつか一眼カメラを使ってみたいと思っていたのですが、「難しいかな?」「技術がともなわないだろう」と身構えて諦めていました。

けれども旅を重ねるほど、もっとカメラを通して “好き” を集めたいという気持ちは募るばかり。定期的に、これまで撮影してきた写真を見返すことがあるのですが、そこにあるのは、愛おしいと感じたものやこと。子どもの頃に大事なものを詰め込んでいた、宝箱を開いたような気持ちになります。

▲喫茶「ソワレ」のゼリーポンチ

いつでも見返すことができる宝ものを、さらに積み重ねていけるように。旅慣れた京都ならば気負いなく存分に、一眼カメラの旅で “好き” を集めることができるのではと思い、一歩踏み出してみることにしました。

難しいのではという思い込みを捨てること。好奇心に任せること。オートモードに堂々と頼って、まずは何よりカメラと一緒に過ごす時間を楽しむこと。そうすればきっと、技術はあとからついてくると信じて。

EOS Kiss Mはオートモードが優秀で、イメージ通りに撮れるので、一歩踏み出すのにぴったりだと思います。

日頃、旅の本を書いていると、「旅のコツは?」とよく聞かれます。そんなとき一番に答えるのが、「加点法でものを見る」ということ。

あそこが不満、あれのここがダメと、マイナスなポイントを並べるより、せっかく費やした大事な時間と予算を活かすためにも、ここがよかった、あれはおもしろいと、プラスの視点を増やす方が、楽しく快く過ごせます。そうすることで視野も広がり、普段の生活でも“好き”と思えるものやことを、引き寄せられるようになるはずです。

▲雑貨店「kit」の凛とした店内

旅先はもちろん、日常でも応用できますが、加点法でものを見る練習には、カメラが大活躍。

自分で旅のテーマを決めて、プラスのポイントを集めるような感覚で、それに沿った写真を撮影します。すると、シャッターを押した数だけ、自分の中に “好き” が蓄積していく実感を得られるので、またまちに出てあたりを見回すことに、喜びを感じるようになるのです。

京都を旅するたびに目を凝らして探す、好きなあれこれ。この旅ではEOS Kiss Mを持って、真新しい気持ちで京都を歩き、テーマに準じた風景を撮影しました。

そのいくつかを、ここでご紹介します。

 

よく見ると愉快なタクシー行灯

観光客が多い京都には、たくさんのタクシーが走っています。そのタクシーの行灯(あんどん)に注目してみると、クローバー、星、ぞう、ハートなど、愛らしいデザインがさまざまあります。道ゆくタクシーに気持ちを傾け、新たなデザインを見つけたら、素早くカメラを構えて撮影。妙に機敏な自分の動きが、なんだか愉快に思えてきます。

 

デザインが秀逸なお店の看板

▲定食屋「京極スタンド」

菓子店や喫茶店の、看板やロゴマークを眺めるのが昔から好きでした。その店の歴史や雰囲気がにじむ文字や絵を見たくて、入店せずとも店の前まで行ってみます。お腹が膨れあがってしまうので、一日に入ることができる飲食店は限りがあるけれど、看板を写真に撮ることは何軒でもできるので、好きなお店をハシゴしました。

 

先斗町を象徴する、ちどり模様

ふっくら愛らしいちどりは、京都の五花街の一つ、先斗町のマークです。鴨川に平行した先斗町を歩きながら、提灯、看板、のれん、お菓子など、ちどり模様を探して、あちらこちらキョロキョロと。

 

季節ならではの美味しいもの

▲フルーツパーラー「クリケット」

今回のカメラ旅は、夏の京都。盆地の京都は蒸し暑いけれど、その分、目からも涼がとれるように、透明感のあるみずみずしいお菓子がさまざまあります。カメラ旅の休憩がてら喫茶店や菓寮に立ち寄り、暑さも吹き飛ぶ涼し気な食べものを味わい撮影。EOS Kiss Mはシャッター音を消すことができるので、周りを気にせず写真に没頭できました。

 

まちなかに転がる「色とりどり」

▲雑貨店「kit」

伝統工芸品、看板、お菓子、おみやげ、建物。京都のまちなかには、独特な色が散りばめられています。美しい、可愛らしいと、感覚に響く色を見つけたら、しばし見つめて、そのあと写真におさめます。記憶に残したい鮮やかな色合いも、そのまま写すことができました。

 

好奇心を刺激する、京都の建築

なんだか不思議なかたちだなあ。きっと意味があるのだろうな。かたちに心を奪われて、ふと立ち止まることがしばしあります。古都・京都は、好奇心が刺激される、ユニークなかたちで溢れたまち。同じ建物でも、真下から見上げるか、少し離れて眺めるかで、見え方が違ったり。

 

自宅撮影も欠かせないおみやげ

▲和菓子屋「鍵善良房」

包み紙や箱の柄。お菓子や工芸品の色やかたち。京都のおみやげは、なんとも愛らしいものばかり。旅から帰ったあとは、京都から持ち帰ってきたものを集めて自宅撮影会。豊かな旅の時間と日常が溶け合う、至福のひとときです。EOS Kiss Mで撮った写真は、お菓子の繊細な質感をクリアに表現してくれます。

他にも、「おみくじ」「絵馬」「喫茶店のコーヒーカップ」「まちのパン屋のパン」「和の文房具」「猫」などをテーマに、カメラで京都の景色を収集してみたかったけれど、それはまた、次回の旅のお楽しみ。

朝から夕方まで京都のまちを歩き回り、夢中でシャッターを押した一日。途中でちょこちょこ買いものや、食事やお茶をしましたが、景色探しに夢中でいると、思いの外お金をかけずに過ごすことができるのも、カメラ旅の魅力です。

文・写真 甲斐みのり

 

甲斐さんが訪れた、京都スポット

・洋菓子店「坂田焼菓子店」
・喫茶「ソワレ」
・雑貨店「kit」
・定食屋「京極スタンド」
・フルーツパーラー「クリケット」
・和菓子屋「鍵善良房」

 

▼EOS Kiss Mの体験レポート、購入はこちらから

【写真】2、4枚目:木村文平、1枚目、エッセイ本文内:甲斐みのり

もくじ


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甲斐みのり

1976年静岡県生まれ。旅や散歩、お菓子に手土産、クラシック建築やホテル、雑貨と暮らし。女性が憧れるモノやコトを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。「叙情あるものつくり」と「女性の永遠の憧れ」をテーマに雑貨の企画・イベントもおこなう。近著は『地元パン手帖』(グラフィック社)、『京都おやつ旅』(監修/PHP研究所)など。http://www.loule.net/

 


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