【BRAND NOTE】甲斐みのりさんの「ロマンチックな京都」と出会うカメラ旅

編集スタッフ 二本柳

喫茶店、看板、地元パン…… ひとつ「これ」という視点を決めるだけで、旅はぐっと面白くなる。

そう話すのは、クラシコムにも愛読者の多い文筆家・甲斐みのりさん。独自の視点で日本各地を訪ね、『地元パン手帖』(グラフィック社)や『京都おやつ旅』(監修/PHP研究所)など、乙女心くすぐるエッセイを多数執筆しています。

今回、まち歩きが気持ちいい行楽シーズンに向けて、そんな甲斐さんに「カメラ旅」をテーマに京都を旅していただきました。

使ってもらったのは、Canonのミラーレス一眼カメラ「EOS Kiss M」。京都は月に一度のペースで訪れるという甲斐さんですが、カメラを持って旅することで、新たな京都と「出会いなおした」と言います。

前編に引き続き、レンズ越しに見た甲斐さんならではの京都旅をお届けします。エッセイ内の写真はすべてEOS Kiss Mで撮りました。

(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)

 


 「ロマンチックな京都と出会う」

− 甲斐みのりのカメラ旅 −

文・写真 甲斐みのり


▲喫茶「ソワレ」は器もすてき

旅好きだった祖父は、カメラ好きでもありました。出かけるときはいつも、スーツを着て帽子をかぶり、首からカメラをさげるのが定番です。祖父にとってカメラは、旅するときの正装の一部だったのでしょう。

京都へカメラ旅へ向かう日。 “いい景色に出会えますように” という願かけと、旅好きの祖父に習い自分なりの正装のつもりで、お気に入りのワンピースに袖を通しました。それでいて、小物はいつもの日傘とバッグではなく、帽子にリュックサックというカジュアルなスタイルを選んだのは、いつでもさっとカメラを構えられるように、両手をあけておくため。

コンパクトでシンプルなデザインのEOS Kiss Mは、どんなファッションにもすんなり寄り添ってくれるすぐれもの。軽量で、朝から夜まで一日中首からさげても疲れ知らずでした。

▲どこか懐かしい京都市動物園

家の玄関を出た瞬間からずっと、大切な存在を抱えて旅しているという実感があって、電車やバスの移動中や、道を歩きながらも、ふとしたときカメラに触れている自分に気がつきました。

それは、宝物のアクセサリーを身につけることで安心感を得たり、願いごとを託してお守りを持ち歩くのにもよく似ています。宝物やお守りと一緒だと、普段はぼんやりとしがちな感覚がクリアに研ぎ澄まされて、いつもならば見過ごしてしまう見慣れた風景も特別なものとして目に映ります。

▲よく見るとハッとするような壁も多い

“この世界はなんてロマンチックなのだろう”。

十数年前に暮らしていた、そして今も年に幾度か通い続ける京都で、こんなふうに思えたのも、間違いなくカメラとともに旅したおかげ。

使ってみたいと興味を持ちながら、難しいのでは?と身構えてしまっていたところから、一歩踏み出すことができてよかった。日常に戻り、撮影した写真を見返しながら、しみじみ思ったことでした。

夢のかけらを集めたようなゼリー。二十年来通う喫茶店の深い壁の色。通りがかった店の壁に映る自分の影。まちなかに突如現れるお城のような建物。おもちゃのような観覧車。看板に刻まれた京ことば。

そのひとつひとつを、EOS Kiss Mは色鮮やかに写し、背景をドラマティックにぼかすこともできます。旅で抱いた感動そのままを切り取ってくれました。

▲京都のお菓子はディスプレイも見逃せない

これまで小説や映画や絵画、物語の世界にうっとり憧れてきたけれど、EOS Kiss Mを手にまちを巡ってみると、現実の世界こそ、きらきら輝く感動的な風景が散りばめられていると気が付かされました。

今回のカメラ旅から持ち帰った景色の中には、そのときの私が “好き” と感じたものたちが、たくさん詰まっています。

EOS Kiss Mは手ブレに強く、普段ならブレやすい夜の風景や、照明が暗い喫茶店の中でもきれいに写すことができます。

“好き” と感じるものに出会ったその瞬間、それがどんな環境でも、ちゃんと思い通りに写真を残すことができる。EOS Kiss Mならではの嬉しい体験でした。

▲喫茶室「ぎおん石」のクリームソーダ

旅先で抱いたときめきを、家族や友人と気軽にシェアできるのも、写真のいいところ。

「このお菓子の写真を見せたら、感嘆の声があがるだろうな」「この色やかたち、きっと彼女も好きだろう」 写真を見返しながら、あの人やこの人の顔が思い浮かびます。

今度は写真好き仲間と連れだって、共通のテーマを決めて旅してみるのも楽しそう。

EOS Kiss Mは、明るさや色、ぼかしの操作がかんたん。撮りたいイメージがそのままカタチになるからこそ、それぞれの感性を表現しやすいのだと思います。

同じ対象物を撮影しても、撮る人ごと違ったふうに写る。やっぱり写真はロマンチックです。

▲洋菓子店「村上開新堂」のかわいいタイル

EOS Kiss Mを持って、次はどんな旅に出かけよう。

写真は、何年後かの自分への贈りもの。「ああ、こんなふうにまちを見つめていたのだな」と見返しながら、どんな気持ちが湧きあがるでしょう。

文・写真 甲斐みのり

 

このカメラを持って、いろいろなところへ出かけたい

「今回の旅、カメラがあったから1日ずっと楽しかったんですよ〜」

京都から帰ってきた甲斐さんに会いに行くと、さっそく撮りためた写真を私たちに見せてくれました。

写真を見ながら、かわいい〜!美味しそう!と一枚一枚に歓声をあげる私たちを見て、「この楽しみがあるから旅は写真を撮るべきですよね」と、甲斐さん。

▲EOS Kiss Mで甲斐さん撮影(雑貨店「Kit」)

甲斐さん:
「初心者でもすごくきれいに撮れるから、『私でも写真を上手にとれるんだな』って嬉しくなって。ちょっと暗いかな?と思う室内でも、フラッシュなしで色鮮やかに写すことができるんです。

あまりに達成感があったから、これまで訪れた旅先を、もう一度このカメラと巡りたくなりました。

たとえば10年前に行った沖縄。ピンクやエメラルドの色とりどりな家がすごく印象的だったのに、その感動を残せてないんです。それがずっと心残りで…… EOS Kiss Mを持って、もう一度、写真の旅に出かけたいです」

▲EOS Kiss Mで甲斐さん撮影(喫茶「ソワレ」)

旅先で出会った ”好き” のかけら。

しばらくは、記憶に刻まれた新鮮な思い出に浸ることもできるけど、悲しいかな、どうしても日々は更新されていくもの。大切な記憶も、少しずつ曖昧になっていきます。

いつか時を経て、あとから旅の思い出を見返したとき、そこに残された写真は大切な存在。当時の高まる気持ちをよみがえらせてくれるくらい、美しく鮮明に写っていたら、やっぱり嬉しいです。

EOS Kiss Mで残した ”好き” のかけらは、色あせることなく、甲斐さんの思い出に刻まれるのではないでしょうか。

 

甲斐さんが訪れた、京都スポット

・洋菓子店「坂田焼菓子店」
・喫茶「ソワレ」
・喫茶「ぎおん石」
・雑貨店「kit」
・フルーツパーラー「クリケット」
・和菓子屋「鍵善良房」
・洋菓子店「村上開新堂」
・定食屋「京極スタンド」
・京都市動物園

▼EOS Kiss Mの体験レポート、購入はこちらから【写真】木村文平(エッセイ本文外)、甲斐みのり(エッセイ本文内)

 

もくじ

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甲斐みのり

1976年静岡県生まれ。旅や散歩、お菓子に手土産、クラシック建築やホテル、雑貨と暮らし。女性が憧れるモノやコトを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。「叙情あるものつくり」と「女性の永遠の憧れ」をテーマに雑貨の企画・イベントもおこなう。近著は『地元パン手帖』(グラフィック社)、『京都おやつ旅』(監修/PHP研究所)など。http://www.loule.net/

 


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