【わが家の朝支度】はじめての育児と、仕事の両立。新米ママの試行錯誤の朝じかん(林理永さん)
商品プランナー 斉木
1日を気持ちよく始めるための朝の支度を、さまざまな方に伺う連載「わが家の朝支度」。その人らしく「朝支度」を進める工夫や、こだわりについてお聞きしています。
今回ご紹介するのは、“共同保育” でお母さんがもっと楽しく子育てできる環境づくりを目指す「88 PROJECT(ハハ プロジェクト)」を主宰する林 理永(はやし・りえ)さん。自身も10ヶ月になる娘を育てる新米母です。
娘が生まれ、朝の時間が一変したと話す林さんが意識しているのは、『できるだけ労力を使わず、最短・最大の効果を出すこと』。
はじめての育児と仕事との両立に奮闘する、林さんの朝支度の様子をのぞかせてもらいました。
最小の手間で、最大の効果を。
林さんの朝支度
6:30 ベッドの中で授乳してから、ゴロゴロ
6:50 起床、白湯を飲む、歯磨き、おむつ替え
7:00 朝ごはんと、夫のおにぎり&麦茶づくり
7:15 朝ごはん
7:30 夫の見送り
7:35 コーヒーを淹れて、自分の朝ごはんの続き
7:50 洗顔、着替え
8:00 皿洗い
8:05 集中が必要な仕事をする/本を読む
9:00 離乳食作り
9:15 娘のご飯
9:45 掃除機をかける or 洗濯機を回す
9:55 娘の着替え、メイク、出かける準備
10:20 出発
前日の残りと、具沢山お味噌汁で
効率と栄養のいいとこ取り
▲この日は、前日の残りの「蓮根人参ヒジキの煮物」と「バナナピーマンと鰹節炒め」を朝食にも
林さん:
「玄米ご飯にお味噌汁、常備菜や昨日の夕飯の残り、ウインナーに卵料理というのが定番の朝ごはん。この組み合わせが昔から一番好きなんです。
『無理のない最小の労力で、最大の効果を出す』というのがモットーなんですが、これは子どもが生まれてからその大切さに気づき、家事、仕事限らず意識していること。
前日の夕飯の時の汁物やおかずをメインに使って、時間に余裕があればウインナーと卵を焼くだけ。野菜を切って煮込むだけでおいしい煮物や、それだけで栄養満点な具沢山のお味噌汁は、働くお母さんの味方だなあと思います。お皿も時短のためにワンプレートが基本です」
娘のリズムに合わせて
仕事の集中タイムは朝に!
林さん:
「1日のなかで娘の機嫌がいいのは、断然、朝。なので、集中力が必要な仕事は朝にするようにしています。
娘が機嫌よくひとりで遊んでくれているうちに、わたしは企画書を作ったり、原稿を書いたり。娘を抱っこしながらでもできる仕事は後に回す。自然とそんなサイクルが生まれるようになりました」
無心で手を動かせる
お皿洗いは最高の思考時間
林さん:
「わが家には食洗機がないので(いま一番欲しいものです!)、朝昼晩とお皿を洗っている時間の長いこと……。でも食器洗いって程よく無心になれるので、逆に仕事の企画など、何か考え事をするにはうってつけの時間では?と思うようになったんです。
それ以来、食器を洗ったあとは、すぐにデスクに向かって仕事の “集中タイム” に入ります。それも、その時間で考えたことを書き留めたり、反映したりするため。お皿を洗っているときが一番思考が捗る時間なんです」
支度完了!そのお出かけバッグ、何が入ってる?
【バッグの中身】
<仕事用アイテム>
・財布(BALENCIAGA)
・キーケース(GUCCI)
・名刺入れ(PRADA)
・上記をすべて入れる、家紋入りサコッシュ
・iPad Pro
・読みかけの本
<娘用アイテム>
・哺乳瓶とミルク
・お茶とお菓子をスヌーピーのケースに入れて
・授乳ケープ
・着替え
・おむつセット
・手口拭き
・ハンカチ
・替えのスタイ
▲愛用のバッグは「UNDERCOVER × PORTER」。抱っこしながらでもすぐ開けられるように「bonjour records」の大きなキーホルダーをつけて。
林さん:
「ママバッグ兼仕事用として使っていて、とにかく大荷物。なのでバッグは軽くて大容量、ポケットがたくさんあって、持ちやすくて……と条件があれこれあって(笑)
荷物が迷子にならないように、サコッシュをバッグインバッグとして使って、財布などの大事なものは全部ここに入れています。これは友人が、わたしの家の家紋と、夫の家の家紋を表裏それぞれに入れてくれた手作りなんですが、すごく気に入っています」
「やること」も「やりたいこと」もたくさんある。だから生まれた朝の工夫
妊娠・出産を経験するまでは、自分の中の「理想の妻像」に追いつかなければと、ひとりプレッシャーを感じては、落ち込んだり、イライラしてしまったりすることもあったと話す林さん。
子育てをするようになり、いい意味でその気持ちが吹っ切れたといいます。
家事、育児、仕事と、次から次にすべきことがやってくる。自分のリズムだけではない、慌ただしい朝の時間になったからこそ、今すべきことは何だろう?と、試行錯誤を続けているようです。
でも、決して無理はせず、子どもも自分も、楽しくポジティブでいられるように。忙しくすぎる林さんの朝からは、そんな前向きな工夫がたくさん見えてきました。
(つづく)
【写真】林理永
林 理永(はやし りえ)
北海道出身。“共同保育” で楽しくポジティブに子育てできる社会を目指す「88 PROJECT(ハハ プロジェクト)」を主宰。また、自身のルーツでもある「アイヌ民族」や「仏教」をテーマにしたプロジェクトも立ち上げ予定。出産前はフリーランスの編集者・ライター。プライベートでは現在生後10ヶ月の娘を育てる母。instagram:88project_
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