【BRAND NOTE】睡眠で肩のコリを改善?正しい「枕」の選びかた・使いかた。

ライター 長谷川賢人

その肩のコリ、もしかすると枕が原因かも。

「眠り」の時間は、毎日のおよそ3分の1を占めるもの。今回のBRAND NOTEは、創業452年の寝具メーカー「東京西川」編をお届けしています。

昨日の読み物では、スタッフ3人のお悩みを、東京西川の眠りのプロフェッショナルである「スリープマスター」杉原桃菜さんに答えてもらいました。続く今回は、杉原さんのアドバイスをもとに、スタッフ津田が初めての「オーダーメイド枕」にトライします。

スタッフからも悩みの声が多かった肩のコリや首の張り。枕を変えることが、改善の第一歩となるようです。

(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)

 

パソコンに向かう前傾姿勢、首には知らずのダメージが……

編集チームのマネージャーであるスタッフ津田。仕事中の姿をのぞいてみると……パソコンに向かって、真剣に何かをチェックしている様子。でも、見ての通り、前傾姿勢が多いせいで、肩や首には疲れが溜まりやすいのです。

寝起きにその疲れを実感するものの、寝具選びは何から手をつけ、何を基準に選べばよいのかが分からないままでした。そんな時に、杉原さんのアドバイスを聞き、まずは枕から変えてみようと決心したそう。

それでは早速、お店へ行ってみましょう!

 

頭を乗せればOK……じゃない!? 枕の正しい使い方。

▲昨日の読み物に引き続き、スリープマスターの杉原さんが案内してくださいました。

やってきたのは「&Free ねむりの相談所 有楽町マルイ店」。ここは、眠りの環境を整える東京西川の商品が手に取れるだけでなく、店舗にいるスリープマスターの方から、より良い眠りのためのアドバイスも受けられます。

 ▲店内には快眠のためのミストやアロマオイルのほか、各種のカバーやピロータオルも。まさに「眠り」のためのお店です。

そして、お目当てのオーダーメイド枕も、スリープマスターが寝心地を確かめながら調整してくれるのです。

肩や首に違和感のあるスタッフ津田、スリープマスター(今回は店舗担当者に代わって、杉原さんが担当してくださっています)に悩みを訴えると、ここで杉原さんから一言。

「津田さん、そもそも枕の正しい使い方って、ご存知ですか?」

実は、好みの枕を選ぶときにも関係してくる話なのです。たとえば、こんなふうに寝ていませんか?

一見、ふつうのようですが、ここで注目したいのは「枕の位置」です。このまま、横から見てみると……。

▲頭はだいたい体重の10%くらいほどの重さ。ざっくりとボウリングで投げる球と同じくらいあるんです!

首の後ろにすき間があり、首が浮いた状態になっています。つまり、体と後頭部を首だけで支えているような状態です。たしかに首が疲れそう……そう、これも、寝起きのときの体の不調につながっているのです。

正しい枕の当て方は、こんなふう。

枕のふちに肩をちゃんと当てることで、首と後頭部を枕全体でしっかり支えましょう。

ちなみに寝返りを打つ時は、肩を軸にして、枕の端まで頭を持っていくようにするといいそう。通常、枕は中央部がくぼんでいます。くぼんだところで横向きになると、またしても首の下にすき間ができてしまいます。

そこで、高めに設定されている枕の端側を使うことで、自然な寝姿勢を保ち、首の支えを維持できるそう。寝返りを打つことは快眠に欠かせないことですが、横向きの姿勢は盲点でした。

つまり、枕を新調するときに試すべきは、「枕の中央で仰向け」だけでなく「枕の端で横向き」ということになりますね。肩はぴたりと枕に付けて、横向きの寝心地こそ要注意、です。

 


自分にぴったりフィットする
オーダーメイド枕を作ってみました!


 


枕の「中身」で硬さを選ぶ

一口に枕といっても、硬さや柔らかさはもちろん、枕の中に詰める素材もさまざまです。

ここは自分の好み次第なので、ふだんの枕はどんな素材が詰まっているか、これまで眠った枕の好みだった硬さはどんなものか……など、振り返っておくと良いでしょう。

「&Free ねむりの相談所」でも、古くから愛されてきた硬めの「そば殻」から、じわっ〜と沈み込むようなやわらかさが魅力の「エンジェルフロート®」まで、6種類を用意していいます。

(ちなみに、津田はエンジェルフロート®を選んでいました)

 

首のカーブを測定する

津田が当てられているのは、首(頸椎)のカーブを計測するための道具。無数の棒が動くようになっていて、実際に首に押し当てることで、その程度がわかるのです。

寝ている間に首へダメージが溜まらないように、しっかりカーブに合わせた枕を選ぶ必要があるのだそうです

▲ちなみにこのカーブを計る道具も、東京西川の発明品なんだとか!

杉原さんが指さしているのが、津田の首のアーチ。ここを隙間なくしっかり支えるような枕が望ましいわけですね。

そして、後頭部にかけてもカーブが続くのがわかるように、後頭部のてっぺんあたりも首と同じくらいの深さまで計測器が進んでいます。つまり、後頭部もしっかりと枕で支えてあげなくてはなりません。

後頭部を支えられず、いわゆる「あごが上がっている」ようになると、口が開きやすくなって、喉が乾燥したり、いびきの原因になったりもするそう。

 


スリープマスターとフィット感を調整する

枕の中身の材質が決まり、首のカーブが計測できたら、いよいよマットレスに寝て、枕のフィッティングです。

東京西川のオーダーメイド枕は、体型に合わせ、素材の詰め具合を変えて高さを細かく調整できます。寝ているところに高さ1cmのウレタンシートを挟んでみて、どれくらいの調整が必要なのか、スリープマスターさんと相談しながら決めていきます。

一見、枕はすべて左右対称のようですが、肩幅や肩の入り方が左右で違うため、人によって変わります。津田は右側にシートを2枚、左側は3枚入れることに。

スタッフ津田:
「寝具に対しての好みを伝えるのが、すごく難しかったです!ふだん、あまり意識していないせいかも……。自分は合ってるかもと思っていても、スリープマスターさんから見ると違ったりして。

そんなとき、厚みの調整をしながら『高さを増やしましたけど喉苦しくないですか?』後頭部は落ちていませんか?』といったように、選択肢をしぼって聞いてくれるので答えやすかったです。

枕がどんどん好みになっていく感じがして、うれしかったですね」

 


オーダーメイド枕の出来上がり!

▲枕はしっかりとした重み。たしかに首も頭も支えてくれそうです。

すべての計測が終われば、調整にそって中身を詰め、30分から1時間(※)ほどで「&Free ねむりの相談所」のオーダーメイド枕が出来上がり!

スタッフ津田:
このオーダーメイド枕は2.5万円します。枕の買い替えの目安は3年ということなので、そう考えると1日20円くらい。私は疲れがひどいとヘッドマッサージに行くので、金額的にはすぐに並んでしまいそうだし、何より睡眠で元から改善できるなら、すごくアリな道具だと感じました。

1年間の無料メンテナンスも付いていて、購入後に高さの調整もしてもらえるから、寝はじめてからの相談ができるのもいいなぁ、と。

受け取ったそばから、早く帰って寝たいなぁ、いう気持ちでいっぱいです。わたし、今夜が、人生で一番寝るのが楽しみな日になったかもしれません!(笑)」

※店舗によって異なります。

 

ぐっすり寝て、朝から元気に。まずは枕から見直してみよう。

さて、意気揚々と帰宅した津田。寝心地はどうだったのかを聞いてみると……。

スタッフ津田:
「すっごくスッキリ目が覚めました!いつもは頭が重かったり首が痛かったりするのに、それが全然なくて。

肩もしっかり付いたままでした。これまではずっと、朝起きると枕が放り出されていて、ずっと寝相が悪いのかなと思ってたけれど、何よりも枕が合ってなかったのが原因だったんですね」

その生き生きとした顔を見て、とっさに思ったのは「うらやましい!」でした。でも……はたしてそれは本当に「うらやましい!」なのでしょうか?

もしかしたら、いつの間にやら、心地よい眠りを諦めてしまっていた自分がいたのかも。

「眠り」のことを知り、自分にあった寝具を選び、たとえ時間は短くなってしまっても、できる限りの良い睡眠をとること。それは、私が私にできる、むしろ私にしかできない、明日へのエールなんだと思います

起きている間の時間を充実させるためにも、それがすごく必要なこと。津田の笑顔は、まさにその体験を、物語っているかのようでした。

▼東京西川のオーダーメイド枕の販売店情報は、こちらからご覧いただけます。

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【写真】木村文平


もくじ

 

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ライター 長谷川賢人

1986年生まれの編集者、ライター、スピーカー。日本大学芸術学部文芸学科卒。紙の専門商社やビジネスメディアを経て、「北欧、暮らしの道具店」元スタッフ。2016年よりフリーランスで活動。ウェブメディアを中心に、インタビューや対談構成などを手がける。趣味はサウナと銭湯と料理。インターネットとラジオを愛する。影響を受けた作家は吉行淳之介と江國香織。


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