【スタッフコラム】お喋りできれば、旅行先はどこでもいいのかもしれない。
お客様係 市原
少し前のことですが、熱海旅行に出かけました。
京都で過ごした大学時代。酸いも甘いも濃密な時間を、ゲラゲラ笑って一緒に過ごした友人たちと久しぶりに集合しました。
お互いそんなことまでさらけ出しちゃう?というくらい話ができる、数少ない気のおけない友人たちなので、当日まで指折り数えるほど楽しみにしていました。
ちょっといいホテルに泊まるという選択
「あっ、これまでとはちょっと違うな」
今回の旅行でそう思ったのは、ちょっといいホテルに泊まってみるという選択をしたことでした。
それぞれの仕事の休みや、東京・愛知・兵庫に住む3人の距離の都合から、取れた日程は一泊二日。
どこに泊まろうかと計画した際、大学卒業からちょうど10年。みんな30歳も越え、これまでと趣向を変えて、海をのぞめるホテルでゆっくり過ごすプランを選んでみました。
予定を詰め込んで観光地をまわるよりも、せっかくだからと、チェックインの時間からホテルに滞在して、のんびりする。海を眺める。お酒を飲んでお喋りする。
▲宿泊先から見た朝日。自然と早起きして静かに眺めました。
結果、もうこれだけで十分。大正解でした。
普段、お互い離れた場所に暮らしているので、滅多に会えません。年に会えて片手で数えるくらいあればいいほう。
となると、観光地に行こうと、お土産を物色しようと、しているのはもっぱら尽きないお喋り。近況報告。ノリとツッコミ。
ならば、ゆっくり会話して、ゲラゲラ笑っていればそれで十分。それがいちばんお腹の底から楽しいのです。
出会った時より10年以上の年齢を重ね、仕事を持ち、家族を持ち……と、個々に環境の変化はありました。
そんな中、会話の話題に変化はありつつも、やっぱりあの頃とな〜んにも変わらず、よく食べ、くだらないことで笑いあう時間となりました。
もはや、旅行という口実で会える機会さえあれば、旅先の場所はどこでもいいのかもしれません。
いつもと違う、旅の余韻
▲もちろん旅土産もしっかり堪能しました。
旅行から帰ると、いつもと違う感覚に気づきました。
それは「わたし、疲れていないかも」ということ。
移動も新幹線、ホテルでゆっくり過ごし、終始のんびりだったこともあるのでしょうが、普段なら遠出すると体力の無さから旅疲れしてしまうのですが、それがないのです。
それよりも「なんだか楽しい活力に溢れている!」と感じたのです。
そして「よし、明日からまた頑張ろう」という前向きな気持ちまで湧いている。
久しぶりに会う友人たちとの楽しい時間。こうした時間が、こんなにも英気を養うパワーがあるとは。
そんなことに驚くとともに、これが今回一番のお土産だったかな、と思う熱海旅行でした。
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