【スタッフコラム】ちいさなエールで、ちいさな一歩。
お客様係 今野
これまで、色々なヘアスタイルに挑戦してみるということをしてきませんでした。
数ヶ月に一度の美容院では、毛先を整えてパーマをかける流れがお決まりコース。
染めたこともなく、黒髪 ・ロングヘアがすっかり定着していました。
思えば、髪型だけじゃなくって洋服も、いつも似たような色や形のもの。
いつの間にか出来ていた自分の型に、心地よさを覚えつつも「いつも同じ」に、飽きを感じるときもあります。それでも、元の自分から飛び出してみることには消極的。
ところが、ひと月前のことです。
胸の下まであった髪を、肩につかない長さまで、すっと切りました。
ヘアスタイルを変えて、人に会うたびに反応をもらえたのは、なんだかすごく久しぶりの体験で、恥ずかしさ以上に嬉しい気持ちに。
もしかしたら、まわりからの反応を素直に喜べたのは、あのとき美容院でちいさな一歩を踏み出せたからかもしれません。
不安を包んでくれた、スタイリストさんのことば
昔から、ロングヘアだった人が髪をばっさり切った様子を見て、憧れのような感情を抱いていたかもしれません。
とはいえ、長らくロングヘアの自分が思い切り髪を短くするのは、なかなか勇気がいるし、その勇気をだしてまで切る理由は特になかった、はずでした。
今回も、いつものようにと美容院の予約を入れていたのですが、前日に急遽行った大好きなアーティストのライブの余韻で、気分が高揚していた私。
今回こそ短くしてみようかな、と足取り軽く、美容院に向かったのでした。
……それなのに「さぁ今日はどうしましょう」とスタイリストさんから聞かれると。
「肩の上まで切りたいです。ただ……やっぱりロングのほうが私には合っているのかもしれないとも思って。でも、もし似合うのであれば、どれだけ切ってもいいくらいの気持ちです〜」
なんて、“もとの私” が少しずつ出てきてしまい。なんとかそれを打ち消すように、半分笑いながらも精一杯にそう伝えたのでした。
すると、「短いヘアスタイル、似合いますよ!」とスタイリストさん。
何気なく言ってくれたその言葉が、新しい一歩を踏み出してみたいと思う私の背中を押してくれたのです。
そうしてすっかり迷いが消え、「短く切ります」と決められたことで、晴れやかな気持ちになりました。
日常に戻って、また味わえるといいな
こうしよう、変えてみようと心のなかでは決めていることも、ぐるぐる悩んだり考えこんだりすることが、私の日常のなかにはとても多い。
でも、誰かのたった一言で、迷いを手放して軽やかさを持つことができるのなら、「こうしてみようかなぁ」と悩んでいる誰かに対して、「うんうん、いいじゃない!」ともっともっとエールを送りたいと思いました。
もちろんまずは、似合わないかもと決めて、いつの間にか手に取らなくなっていた色の洋服に、もう一度チャレンジしてみたいと思っている自分自身へ。
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