【エアプランツを楽しむ】初めてでも育てやすい「エアプランツ」って?

エアプランツの種類は大きく分けて2つ。花が咲く姿を楽しみやすいおすすめも。チランジア、コットンキャンディー、ウスネオイデス、キセログラフィカ、フックシーなど種類が豊富で迷ってしまいそうですが、大きくは2種類なのでエアプランツを選ぶコツを知っておきましょう。通販や100円均一でも手に入るからこそ、プロのアイデアを聞いて、自分の好みのものを探してみてくださいね。

編集スタッフ 糸井

 

育てやすくてかわいい。手軽に楽しめるエアプランツ

小柄で愛らしく、豊富な種類に加え、とっても育てやすいと言われる「エアプランツ」は、お家にあると嬉しいグリーンアイテムの一つです。

そうはいっても、植物は生き物。エアプランツを長く元気に楽しむために、基本の育て方や飾り方のコツについて、フラワーショップ『back to nature』を姉妹で営む大川さんにお聞きしました。

土を必要としないエアプランツ

エアプランツは、他の樹木などに着生して、雨や空気中の水分を吸収しながら育つ着生植物です。水分は「トリコーム」と呼ばれる、葉の表面にある白い産毛から吸収します。

一般的な植物よりも乾燥に強く、水やりの回数も少なくて済むので、初めての方でも育てやすいとのこと。

土を必要としないので、そのままハンギングしたり、器やカゴに入れて置いたりと、自由に飾って楽しめるのも魅力のようですよ。

 

エアプランツの大まかな種類

原種で600種類以上あり、まだまだ知られていない種もあるとのこと。自分の好みの種類を探すのも、楽しむポイントのようです。エアプランツは大きく「銀葉種」「緑葉種」のふたつに分けられるとのこと。

 

白銀のような色味の「銀葉種」

▲左上から時計回り:ウスネオイデス、フンキアナ、フックシー、コットンプラネット。その他にコットンキャンディ、キセログラフィカなどが人気。

葉の表面のトリコームが発達した種類で、白銀のような柔らかい色味が魅力。乾燥に強く、明るい環境を好みます。長時間水分が滞ってしまうと、蒸れて腐れやすくなることも。

風が通りやすく、光が当たりやすい高い場所に吊るしてあげるのがおすすめです。

 

鮮明な色合いの「緑葉種」

▲トリコロール。その他にブルボーサ、ブッツィーなどが人気。

トリコームが少なく、みずみずしく鮮明な色合いが特徴。銀葉種に比べて、強い日差しや乾燥に弱く、水分を好む傾向にあり。地面の近くなど、やや暗めの場所に置くといいそうです。

 

育て続ければ、美しい花が咲くことも!

株が成熟すると色鮮やかな花が咲き、その色や形は種類によって様々。普段の見た目からは想像もできないほどエキゾチックな花は、一度はお目にかかりたいもの。イオナンタ、ブルボーサなどは比較的花を咲かせやすい種類のようですよ。

 

元気なエアプランツってどんなもの?

エアプランツを選ぶポイントは、葉につやがあり、水々しいものかどうか。カラカラに乾いてしまって重みがないものや、葉っぱにシワが出ているものなどは避けましょう。

最近では、園芸店の他に、最近では通販や、100円ショップ、雑貨店などでも取り扱いが増えていますよ。

エアプランツといっても、色や形、花の姿まで様々。その多様さに今回改めて驚かされました。どんな風に飾りたいか、成長した姿はどうなるのかなど、考えを巡らせながら、自分だけのエアプランツを探す旅を楽しみたいと思います。

次回は、置き場所のポイントについてお届けします。エアプランツにとって最も大切なのは、風通しにあるようですよ。

 

👉次の記事はこちら
成長の鍵は、「日当たりと風通し」にアリ

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【写真】川村恵理

大川智子

多摩川沿いの自然豊かな場所に佇むフラワーショップ『back to nature(バックトゥネイチャー)』の店主。マーガレット ハウエル神南店のガーデンショップを手掛けた後、自身の店を構える。姉妹のオオカワジュンコさんと共に営む店内では、季節の花に加え、素敵な雑貨も販売されている。Instagram:@backtonature3641backtonature


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